近藤史恵 『スティグマータ』

スティグマータ

全ロードバイク乗り必読の書、近藤史恵の「サクリファイス」シリーズの5作目の最新刊。

ロードレースという、究極の肉体競技でありながら、小さな社会を維持しながら走る、人間臭い不思議なスポーツを、毎回、良く表しています。

2016年6月発売なのに今頃読み始めています(^^;

例によって、「あれ?もう読んだっけ?読んでないんだっけ?」が分からず、2年もたってしまいました。

スタートはだいぶ出遅れてしまいましたがは、相変わらずとても面白い。

過去にツールで輝かしい戦歴を築きながらも、ドーピングによってすべてを失った選手(どう考えても、あの人ですが)がツールに戻ってくるところから話が始まります。

まだ1/3くらいしか読んでいないので、きっとなにか裏切ってくれることでしょう。

作者は、実際にレースをやっている人ではないのに、「ほとんどの選手が負ける」「来年はどうなっているか分からない」という、ロードレース競技、ロードレース選手だけが抱える哀切、負けていこうとする者たちの儚さをうまく表現しています。

レースの細かいことを言いだしたらキリが無いのですが、過去4作とも、とにかく人を引き込む文章がうまいなぁと思います。

一つだけ難点があるとしたら、面白すぎてあっという間に読み終わってしまいなところ。

残念です(^^;

(つづく)

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