2011年11月の読書記録

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先月まで,「乗る」カテゴリに掲載していた毎月の走行記録&読書記録。

今月から,読書記録の方は「本」カテゴリに移すことにしました。当たり前と言えば当たり前ですが・・・(笑)

毎月,多くても4~5冊しか読めていませんが,それでも読んだ本を忘れてしまう健忘症おじさんなので,自分へのメモとしても毎月まとめて掲載することにしました。

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11月の読書記録

11月に読んだ本は以下の3冊でした(雑誌除く)。『悪の経典』が上下巻で分厚いせいもあり,あまり読めない月になってしまいました。


『IDEA HACKS』
原尻 淳一
タイトル・著者プチ感想
悪の教典 上
『悪の経典(上下)』
貴志 祐介
「このミス」1位ということで期待もありましたが,はっきり言ってダメダメでした。おいらのお金と時間を返してくれ~。
ずばぬけて頭脳明晰な高校教師が連続殺人鬼だった,という話なのですが,こいつがぜんぜん頭脳明晰じゃないのです。行き当たりばったりで,特に理由も無くいろんな人を殺し(何十人とか),そのつど,行き当たりばったりの言い訳でごまかすという話。トリックも,心理描写もなんもなく,全部が「行き当たりばったり」。これに尽きます・・・。
街場のメディア論 (光文社新書)
『街場のメディア論』
内田 樹
これは,ものすごく面白かった。おいらも,マスメディアの衰退ブリには呆れていますが,とてもはっきりとした構図で見せてくれます。一番共感できたのは,メディアの「演技的無垢」という言葉です(後述)。中盤の著作権の話もかなり興味深いものがあります。後半は,ちょっとダレてくる感じがしますが,それを差し引いても十分価値のある本だと思います。
バイシクルトレーニングブック
『バイシクルトレーニングブック』
竹谷 賢二
3大(?)自転車雑誌では,いろんなトレーニング記事が載っているのですが,どれも単発的なものになっているので,一度,体系的に勉強してみようかな?と思って購入。かなり多くのページが,代謝メカニズムやトレーニングによって強化される原理などの説明に費やされており,とても勉強になります。反面,肝心の「何をやったら強くなれる?」の部分が画一的で,情報量が少ない感じがします。読者層の多くを占めると思われる,「やりたいんだけどあんまり時間が・・・」というサラリーマンライダーには,もうちょっと,実現可能なトレーニング方法も示してほしかったなぁ。
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣またも買ってしまった,HACKSシリーズ。今回は「読書術」のHACKS。主にビジネス系の本の選び方,読み方が書かれていて,「アウトプット」を意識して読むことを繰り返し説いています。おいらみたいに,本を読んだだけで「頭良くなったなぁ」「仕事に役立ちそうだなぁ」と思うだけではダメであり(笑),結果に結びつけるための読書の仕方を説いています。また,自分の読書記録をつけることや,著者の背景を調べることなど,おいらが好きでやっていることも紹介されいて,「あ,合っていたんだ♪」とうれしくなりました。



『悪の経典』はどうしようもなく,ダメでした。

人によるのかもしれませんが,同じ著者の『新世界より』が猛烈に面白かったため,かなり期待して読み始めてしまったので,その落差が大きすぎました。

登場人物たちの人間描写がちゃんとしていない小説は苦手なのですが,本作の登場人物たちは,どれもとても薄っぺらくて,ダメでした。

100歩譲って1冊なら許せたのですが,上下2巻もかけて延々と,「行き当たりばったりな殺人」ばかりが続くと,ちょっとげんなりでした。う~む,残念。

また『新世界より』みたいな,新たな世界観を見せてくれるような物語を期待しています~

それにしても,「このミス」はアテにならないなぁ・・・。




『街場のメディア論」は本当に面白かったです。

久しぶりに,読んで納得,スカッとする本でした。

最近,特にひどくなってきた日本のメディア(報道)。

どのチャンネルも新聞も,同じ出来事を同じ角度で紹介するだけ。この衰退ぶりをどう表現していいのか分からなかったのですが,同書を読んですっきりしました。

今のメディアは,基本的に被害者サイドに立った報道をしています。これ自体,弱者の味方をする,ということで当面は悪いことではありません。

しかし,その「弱者」の中に自分たちまで入れてしまっているところが,今のメディアがダメなところなのだということです。

それを端的にあらわしたのが「演技的無垢」という筆者の造語です。

メディアの本来の役割は,世の中の人たちが知らないことをいち早く伝える,世界のありようを伝える,というところにあります。

そのために,高い情報収集能力や,普通の人では入っていけないところまで立ち入ることができる特権が与えられていたりします。

それにもかかわらず,「誰がこんな酷いことがおきるなんて予想できたでしょうか。ゆるせません」的な報道スタイルが横行してしまっています。

誰がって,あなたたちが真っ先に調べて見抜いて,警鐘を鳴らす役なんでしょう,と。

サッカーでゴールを決められたキーパーが「敵意むき出しの人たちが襲ってきてボールを蹴って私のゴールに入れてしまうなんて,誰が予想できたでしょうか。ゆるせません」なんて発言しているようなものです(^^)

さらに,氏はこのメディアの報道姿勢は,そのまま,「そんなの知らなかった。どうしてくれる!」「そんなところに書いてあるなんて知らなかった。金払え!」というクレーマーの思考方法にそっくりであることを指摘しています。

本来,知るべきことを知らないことは恥じるべきことなのですが,日本という国ではそれが罪を許してもらい,さらには被害者として振舞うことまで可能になる,万能な免罪符になっています。

個人レベルでは知識も技術も限界がありますからやむをえないことかもしれませんが,それが,メディアという,知ること・伝えることを職業にしている組織が,「知りませんでした」を前面に押し出してくる姿勢に問題があると,おいらもそう思います。

いくら優秀な身体能力を持ったゴールキーパーでも,前述のように「まさかボールが飛んでくるとは・・・」という言い訳をしている限り,成長はないでしょう。

久しぶりに,読んですっきり,目からうろこの新書でした。



来月(12月)の読書予定

さぁ~て,来月の未読本さんは~?(サザエさん風に)

家の中には大量の未読本が堆積していますが,ようやく読む気になってきたのは以下の3冊。

タイトル・著者期待感(?)
桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 』
奥泉 光
ダメダメ准教授が主人公の,(一応)ミステリ。『謎解きはディナー・・・』シリーズみたいな感じですが,もう少し毒があって面白そう(^^)
旅するカメラ 4 (えい文庫 197)
『旅するカメラ 4』
渡部 さとる
写真も文章も好きな渡部さんのシリーズ4作目が登場。寒くなってきたので,趣味が自転車からカメラにシフトしつつあり,読む本もだんだんカメラ本・写真本になっていくかも。
仏果を得ず
『仏果を得ず』
三浦しをん
いったい,いつから我が家で眠っているんだ?というくらい長くほったらかしていました。三浦しをんは,次の『舟を編む』がすごく読みたいので,早くこの本を読みきってしまおう。

ま,どうせ,またBOOKOFFで新たな未読本を溜め込んだりしてしまうので,決してゼロにならない未読本。

来月になっても「来月の読書予定」にこれら3冊がエントリーしている可能性は十分にあります(笑)

それでは,また来月~!



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■「本」カテゴリー内の前後記事
2011年12月04日 | カテゴリ:  | ID: 10204

コメント: 2

>keteruさん

おいらの,今月のマンガは,「ドラえもん」のみです(笑)
子どもが図書館で借りてきたやつ。

小学校の高学年になっても,ドラえもんは絶大な人気があるようです。

それにしても,「となりの関くん」というのは,すごい漫画ですね。
授業中の二人分の席だけで展開するとは,なかなか。

インフルエンザは,今年はあんまり騒いでいませんが,どうなんでしょうね・・・?

あんまりにも強毒だと,実はあんまりパンデミックにならないとか。
感染者が広める前に死んでしまうので。

それでも,「空気感染」だと怖いですね。
通常のインフルエンザウィルスは「飛まつ感染」が主体ですから,
遠く離れた人にうつることはあんまり無いです。

超猛毒を持った生き物も,意外と生存率が低いようです。
知らずに攻撃してしまった敵もろとも死んでしまい,
「あいつは毒を持っているらしい」ということが伝わらないそうです。

なかなか,難しいもんですねぇ(^^)

  •   Shiro
  • 2011年12月 4日 23:51

『おいしい手作り生活』
 ベーコン、ラー油、ポン酢、ピクルス、アンチョビ、ナンプラー、コンビーフ等々。 とにかく何でも作ってみようって本です。 113種もレシピが載ってて、しかもホントに作れそう、アンチョビとナンプラーは、同時に作れるんですよ。

『となりの関くん 2巻』
 高校生の関くんが、授業中にひっそりと(?)1人遊びしているのを、隣の席の横井さんが『勉強しなくちゃ』と思いつつ、関くんの1人遊びが気になって一喜一憂するという話です。 ”授業中””二人分の席”ほぼこれのみで展開する奇跡のギャグマンガです。 いやもう、関くんの1人遊びは半端ないっすよ。 あ、恋愛系は皆無です。
  いつものように、マンガばっかり読んでました。

 オランダのウィルス学者が、強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)からの変異種で、全人類の半分が死ぬ可能性のある空気感染するウィルス株を作ってしまったんだとか。 「H5N1の伝染力が強くなってパンデミックを起こし得るかどうか、調べてくれないか」と依頼したのは、アメリカ国立衛生研究所(NIH)なんだそうですよ。 ちなみに、この研究で使われた動物はフェレット。 フェレットは人と類似の様式でウイルス感染を起こすんだそうです。
 同じくウィルスの話しとして、イスラエルの軍事組織の中の生物兵器機関があり、そこでは「アジア人、すなわち、東洋人だけに感染するインフルエンザウィルスが完成している」んだそうです。 怖いですね~、3.11のとき、イスラエルの医療支援チームが来てますけど・・・・。

  •   keteru
  • 2011年12月 4日 20:40
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