ユウキチの誕生日は暖かい5月。カズボンの誕生日は寒~い12月。そして,カズボンは12月の誕生日に,名古屋のじーじ&ばーばからデカレンジャーロボを貰いました。当時(今もだけど)二人の小さな脳みその80%はデカレンジャー(残り15%はムシキング)が占めていましたから,どれほどカズボンが浮かれ狂ったかは,以前,このblogでも紹介しました(こちら)。
でも,これはあくまでも「カズボンの物」なのです。カズボンは「僕の物は僕の物。祐ちゃんの物も僕の物」という,ジャイアン型思考をしているのですが,ユウキチは,ちゃんと誰の持ち物なのかという分別がつきます。
自分もさわりたくてしょうがないのですが,黙って奪うとケンカになって怒られてしまうので,下手に「貸して……」と小さな声でカズボン(ごとき)にお願いするユウキチ。すると,カズボンも図に乗って「声が小さい!」とふんぞり返ります。
ここで,普通の兄貴なら問答無用で召し上げてしまうところですが,ユウキチは穏やかな性格なので,しょうがなく「貸して!」と大きな声で頼み込むと,カズボンが「いいよ~ 10秒だけ~」とかほざいていました。
そんな,不遇なロボ無し時代を過ごしてきたユウキチ。毎日のように,せっせとサンタさん(や,じーじ&ばーば,ママ,パパ)宛に,デカなんとかロボ(なんとか,の部分は色々あるらしい)を願う手紙を書き続けていました。
そんな,けなげ(?)なユウキチの願いが叶う日がやってきました。