腕がものすごく細いので,こんな位置で使っています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
GARMINの光学式心拍計を使ったアクティビティトラッカー,vivosmart HRを使い始めてから3ヵ月になります。
購入直後にいろいろ紹介していますが,今年前半のヒルクライムシーズンも終わった(真夏は暑くてやらないんです)ことから,それなりに使い倒した結果を追加報告します。
初めてのアクティビティトラッカー,初めての光学式心拍計でしたが,いずれも,今ではおいらの自転車生活では無くてはならないものになっています(^^)
気に入った点
- 心拍ベルトを装着しない自由は何物にも代えがたい
- スマホ通知機能は意外と便利
イマイチな点
- ボディデザインが「スマート」とは真逆
- 階段上昇数カウントが超いい加減
気に入っている点 (^^)
心拍ベルトが無い世界の素晴らしさ
vivosmart HRを使って一番うれしいのは,もちろん,心拍ベルトをしなくてもよくなったこと。
購入直後にも書きましたが,心拍ベルトの5つの不満(冷たい・ずり落ち・痛い・断線・装着忘れ)が完全に解消されるので,これだけでも購入する価値は十分すぎるくらいあります。
この3ヶ月で一度だけ,充電をし忘れてカラになってしまい,昔ながらの心拍ベルトを使ったことがあるのですが,その面倒くささと言ったらなかったです。
カップラーメンを作ろうとしたけど,買い置きが無いことに気が付いて,やむなく,小麦粉の段階からラーメンを作り始めるくらいの面倒くささでした(←多少誇張アリ)
つい先日,TVで新城選手の特集をやっていたのですが,その左腕を見てびっくり!
ん? 左手首に何か黒いものが・・・?
おぉ~,世界のユキヤもvivosmart HR! おいらと同じじゃん~(逆だよ)
なんと,新城選手までvivosmart HRを使っていることが判明!
おいらのようなヘボライダーが云々言うより,世界のユキヤが使っていることの方が雄弁に語りそうです(^^)
電気式(ベルト式)と比べて遜色ない性能
4月の購入から3ヶ月,ヤビツ10回,スバルライン2回を走っていますので,そういう,180bpmを超えるような激しい運動についてこれるか,についてメモしておきたいと思います。
結論から言えば,実用上,何の問題もありません。ちゃんと計測できます。
試しに,今年のヤビツ(vivosmart HR)と去年のヤビツ(心拍ベルト)の心拍データを比較してみましょう。
上が去年(心拍ベルト),下が今年(vivosmart HR)のヤビツ。どちらもあまり変わらないですね(進歩無し?)
グラフを見れば明らかですが,心拍180bpmを超える激しい運動でも,vivosmart HRでもちゃんと計測できていることが分かります。
今年のグラフの序盤の立ち上がりが遅いように見えますが,実際に序盤を抑えて走っているからです(^^)
たまに,「光学式心拍計は反応が遅延する」ような感想が聞かれますが,おいらレベルのしょぼい走りをしている限りでは,その差は全く感じられませんでした。
まぁ,これについても,おいらが云々言うより,世界のユキヤが使っているんだから,問題ないでしょう(^^)
バッテリーの持ちは十分
一日中装着しているデバイスですからバッテリーの持ちが気になります。
vivosmart HRの公称スペックでは「5日間」となっていますが,Edgeとリンクする心拍計モードを使わなければ,だいたい合っている感じです。
土日はEdgeと使って,日曜日の夜にフル充電すれば,次の土曜日までは持ちます。
心拍計モードを使うと,だいたい1日で半分くらいまで消費してしまうので,夜間にローラー台練習を頻繁に行っていた4~6月は,ほぼ毎日充電していました。
具体的には,風呂に入っている間だけ外して充電していましたが,これだけでフル充電に戻っていました。
毎日外すのが面倒と言えばそうですが,ここら辺は個人の使い方にでもよるでしょう。
ちなみに,ヒルクライム熱が冷めた今は全くローラー台をやらないので,1週間,無充電で全く問題なしです(それでいいのか・・・?)
そのほかの諸機能
正直言って,光学心拍計&Edgeへの転送機能だけで十分なのですが,vivosmart HRにはいろんなオマケ機能があるので,3か月たった現在での評価もまとめておきます。
機能 | 役立ち度 | 感想 |
---|---|---|
心拍計モード | ★×10 | おいらを,心拍ベルトの無い世界へいざなう,魔法の機能です。 |
万歩計 | ★★★ | とても楽しい(^^) 腕に付けているのに意外と正確で,毎日,10000歩を目指して歩いています。ただ,風呂で頭を激しく洗ったりすると歩数カウントされています(笑) |
スマホ通知 | ★★★ | かなり便利。メールやSNSの着信,表題の確認くらいですが,見逃しが激減しました。 |
時計 | ★★ | 普通に便利。目覚ましが1つしか設定できないのと,せっかくの腕バイブが弱いのが難点。 |
階段上昇数 | ★★ | 面白いんだけど,計測精度がかなり低いのが難点。 |
天気予報 | ★ | 全く使っていません。どこの天気を表示しているのかも分からないし・・・。 |
音楽コントロール | ★ | Bluetoothレシーバーを使っているので出番はなし。 |
カロリー表示 | ★ | 正しいのかどうかよく分からないので,使わなくなりました。 |
moveアラート | ★ | デスクワークをしていて「動け!」と言われても困る。 |
スマホ探索 | ? | 残念ながら(?)今のところ,スマホを紛失していないので不明。 |
イマイチな点 (T_T)
やっぱりボディデザインが・・・
ボディデザインは購入前からイマイチだと感じていましたが,3か月たった今も,その思いは変わらりません。
というか,強まってきています(笑)
ライバルであるPOLARのA360や,同じGARMINのvivoactive,はたまたAppleのiWatchのように,やはり,腕時計というものは「薄い&広い形状」が普通だと思うのです。
手持ちのSwatch。やっぱり時計は幅広デザインの方が・・・。
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
それに対して,Vivosmart HRは「分厚い&細い」という対極のデザインをしています。
腕が太い人(=相対的に時計が小さく見える)なら問題ないと思うのですが,おいらのように,14個のストラップ穴の4番目を使うほど,腕の細い人にはかなり違和感があります。
腕が細いので,内側から4ないし5番目の穴を使っています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
また,見た目の問題以上に,この分厚さのせいで,日常生活で実によくあちこちにぶつけています。
予防的に液晶部分には保護フィルムを貼ってみましたが,これが無ければ画面にかなりの傷がついたと思われます。
vivosmart HRを使うなら画面保護フィルムは必須です(おいらは100円均一で購入)。
こんな風にぶつけています(再現写真,笑)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
階段上昇数が超いい加減
おいらの平日はデスクワークで,昼も自席で弁当なので,階段昇降はとても少ない方です。
左ひざにガングリオンが同居していて,階段昇降は痛みが伴うため,とてもありがたい職場環境です(こんなので,よくヒルクライムなんてやってるな…笑)
しかし,vivosmart HRにある階段上昇回数カウント機能だと,午前中だけで60階とか,とんでもない階数が出ることがあります。
うちの会社はエレベーターの無いサンシャイン60なんでしょうか?(笑) もしそうなら,おいらの左膝はとっくに破壊されています・・・
ファームのバージョンアップ(2.9→3.1)によってかなり改善されましたが,それでも,20階くらいは出ています・・・(--;)
まとめ
初回レビューの時にも書いたのですが,とても尖った製品(?)のように思えます。
別に,分厚くて角が出っ張っているという意味ではなく(それも正しいけど),「とにかく,光学式心拍計とANT+通信を製品化する」ことが目標であり,それ以外のデザインや使い勝手は,まだまだ粗削りという印象を強くうけます。
自転車に乗っちゃえば,違和感はかなり緩和。その意味では適正デザインなのかも・・・?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
致命的な不満は今のところありませんが,最近,バカみたいに製品ラインナップを拡充しているGARMINですから,半年もすれば「2」が出てきたりするのかもしれませんね。
そうしたら・・・,さすがに買わないか。
だって,「ちょっと値が張る心拍ベルト代用品」だけで十分満足していますから。
What a wonderful HR Beltless World!!(^^)
おしまい。