富士ヒルのゴールタイムを予想してみる(やらない方が・・・)

昨年からのPMC。強さ(fitness)をあらわす帯グラフは徐々に向上はしていますが・・・。

昨年9月からのPMC。強さ(fitness)をあらわす面グラフは徐々に向上していますが・・・。

いよいよ、今週末に迫った10回目の富士ヒルクライム挑戦。

去年は直前に「ヤビツ40分切り」を達成して気合が入りまくっていましたが、今年は直前のヤビツではベストより4分くらい遅いタイムしか出せていませんし、スバルラインの試走も、過去10回中6位と平凡なものでした。

このままだと、イマイチやる気が出ないので、様々な方法で当日の富士ヒルタイムを予想してみることにしました。

これで、やる気が出てくれるといいんだけど・・・?



FYR(FHC / Yabitsu Rate)による推定

FYR値とは、2014年にフォトポタ研究所が発見して世界を驚かせた(いや、みんな知ってるって・・・)、「富士ヒルって、だいたいヤビツの2倍じゃない?」を数値化した法則です。

FHC2014参戦記3(ヘタレ分析編)
富士ヒルクライム参戦記の3回目。 例年なら,下山の様子を報告するところですが,イベント(アクシデント?)盛りだくさんだった去年と違い,幸い,今年は特筆すべき出来事はありませんでした。 今回は,イマイチ不発に終わったFHC2014の走り分析を行ってみます。

原理は超複雑ですが(うそ)、計算は超簡単です。

FYR値=富士本番ヒルタイム ÷ 直前ヤビツタイム

実際に、過去9回の富士ヒルでのFYR値を計算してみると、最も小さい(=速い)のが2015年の1.97倍、最も大きい(=遅い)のが2017年の2.11倍、平均では2.04倍でした。

改めて計算してみると、「富士ヒルって、ヤビツの2倍じゃない?」の正確さに驚かされます。

一方、今年の直前ヤビツタイムは、先週土曜日の挑戦で42分59秒です(昨年より4分も遅い・・・涙)

直前(先週土曜日)のヤビツタイム。去年より3分も遅いのである・・・。

直前(先週土曜日)のヤビツタイム。去年より3分も遅いのである・・・。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

これにFYR値をかければ、以下のように、FYR値に基づく予想タイムが出てきます。

想定ケース FYR値 予想タイム
楽観 1.97
(2015年)
1時間24分43秒
平均 2.04
(過去9回)
1時間27分43秒
悲観 2.11
(2017年)
1時間30分44秒

最速で1時間24分ですが、最も遅ければ1時間30分を超えてしまい、ブロンズ賞(1時間30分未満)すらゲットできないという、悲しい結果でした。

IFTR(Improve From Test-run Rate)による推定

FYRと同じ2014年に、フォトポタ研究所はもう一つの重要なIFTRという発見をして世界を驚かせました(誰も・・・)

IFTR値はスバルライン試走タイムに比べて、富士ヒル本番タイムがどれだけ早くなったかの比率です。

富士ヒル本番は、以下のような好条件により、試走より必ずタイムが向上します。

  • 下山荷物を背負わなくてよい(だいたい2kg)
  • 大会特有の雰囲気で頑張れる(俗にいう本番効果)
  • 沢山の人が走るので闘争心が沸くし,列車にも乗れる

これも、過去9回を計算してみると、最大で15.5%(2014年)、最小で5.2%(2017年)、平均ではちょうど10%、試走→本番でタイムが向上(短縮)していました。

今年のスバルライン試走は、1時間34分51秒という平凡タイムを叩き出しています。

ザ、平凡タイム。

ザ、平凡タイム。

SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9

この平凡タイムを当てはめると、IFTR値による予想タイムは以下のようになります。

想定ケース IFTR値 予想タイム
楽観 15.5%
(2014年)
1時間20分09秒
平均 10.0%
(過去9回)
1時間25分22]秒
悲観 5.2%
(2017年)
1時間29分55秒

先ほどの、FYRよりかなり数字がよくなり、最速で1時間20分、遅くとも1時間29分でギリギリ、ブロンズは確保できそうです。

マージン5秒ですから、本当にギリギリですが(^^;

普通にFTP (W/kg)で比較

まぁ、普通はこっちの計算でしょう(笑)

ヒルクライムの場合、超上位選手以外は、体重あたり出力でほぼ決まりそうですから、去年と今年のFTPを比べれば、だいたい予想が付きそうなもんです。

月間練習量とFTPのトレンド。去年に比べて、ZWIFTより実走が多めで、FTPは伸び悩み中・・・。

月間練習量とFTPのトレンド。去年に比べて、ZWIFTより実走が多めで、FTPは伸び悩み中・・・。

去年の富士ヒル直前が240W÷57.7kg = 4.16W/kgだったのに対して、今年は222W÷60.5kg = 3.67W/kgですので、その比率は1.13

つまり、去年より13%ほど遅くなると推定され、去年のタイムが1時間20分ですから、FTPから予想される今年のタイムは・・・

ずばり、1時間30分41秒

どび~ん! まさかのブロンズ賞ロスト!

計算するんじゃなかったよ・・・(涙)

これから1週間でバイクを5kgも軽量化するのは無理だろうし、FTPが急に上がるわけもなく、頼みの綱は、強力な追い風が吹くことくらいかな・・・

最後は「神風」だよりという悲しい結果でしたが、まぁ、こんな机上計算なんてあてになるもんじゃありません(言っちゃったよ)。

あとは、本人の頑張りしだいです(^^)

さてどうなることやら・・?

去年の試走。晴れてくれると嬉しいけど、実は天候不良の方がタイムはいいので、悩ましい・・・。

去年の試走。晴れてくれると嬉しいけど、実は天候不良の方がタイムはいいので、悩ましい・・・。

SONY α7II + TAMRON 70-300mm

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
 
記事下用336×280
記事下用336×280
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

パーツ紹介記事(一覧比較)

おかいもの情報


コメント

  1. 名前:yoshimotoya120 投稿日:2019/06/06(木) 23:23:58 ID:daa77fc4f 返信

    いよいよ今度の日曜ですか。
    Shiroさんらしい緻密なシミュレーションでしたが、どんな結果となるかこちらもワクワクしてきました^ ^
    安全にお楽しみください!Y(^.^)

    • 名前:Shiro 投稿日:2019/06/07(金) 00:33:49 ID:288863ddc 返信

      いつも、こんなしょーもない計算してます。
      (私事も仕事も・・・)

      残念ながら、過去の参加では、「本番で予想以上に速かった!」というのは一度もないんですよね。

      長距離ゆっくりレースなので、致命的なミスもおきないし、まぁ、だいたい練習通りなんですよね(^^;

      ま、今年は「参加することに意義あり」で、のんびり楽しんできます~。

  2. 名前:_toshi 投稿日:2019/06/06(木) 09:49:00 ID:508ccd196 返信

    Shiroさん:

    いよいよですね。

    次の更新は、例年通りならば「無事生還」でしょうかね。

    今年はどんな事で笑わせてくれるのか今から楽しみです。

    ではGOOD LUCK!

    • 名前:Shiro 投稿日:2019/06/07(金) 00:30:54 ID:288863ddc 返信

      ところがどっこい、書きかけのネタがあったので、もう1件載せておきました(^^;

      今年は、何もポカしないことを祈りましょう!
      あとは天気かなぁ・・・。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


Warning: file_get_contents(index.php): failed to open stream: No such file or directory in /home/garneau/www/wp/wp-includes/plugin.php on line 423