来年も,こういう天気であってほしいな~!
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
富士ヒル参戦記の最終回は,自分の走りと大会運営の反省会にしてみようと思います。
まぁ,毎年同じようなことを書いているのですが・・・(^^;)
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 今年は,序盤~中盤をさぼりすぎたみたい
- そのぶん,終盤は余裕でスパートできて,それなりに楽しかった(^^)
- 極端に準備不足な方の参加はちょっと気の毒・・・
- 下りでかっ飛ばすおバカさんは勘弁
- ゴミは拾いましょう(っていうか,背中に戻しましょう)
- 大会事務局さん,ご苦労さまです!(^^)
FHC2016の走りはどうだったのか?
すでに速報などでお伝えしているように,今回のタイムは,全7回の挑戦中で5位という,数字上はいまいちな成績でした。
参加年 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2009 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バイク | LOOK595 | RHC | |||||
天候 | 超快晴 | 曇り | 超快晴 | 快晴 | 雨 | 曇り | 快晴 |
歴代順位 | 5位 | 4位 | 6位 | 3位 | ベスト | 2位 | 7位 |
タイム | 1時間 24分 |
1時間 23分 |
1時間 28分 |
1時間 23分 |
1時間 21分 |
1時間 22分 |
1時間 29分 |
平均心拍 (bpm) |
173 | 175 | 177 | 176 | 176 | 181 | 180 |
最大心拍 (bpm) |
189 | 187 | 189 | 196 | 196 | 190 | 190 |
平均ケイデンス (rpm) |
82 | 81 | 86 | 78 | 82 | 77 | 74 |
極楽浄土速度 (km/h) |
40.9 | 40.3 | 39.9 | 35.5 | 38.2 | 44.1 | 35.8 |
消費エネルギー (kcal) |
867 | 1004 | 952 | 1866 | 1487 | 1451 | 1446 |
表彰区分 | ザ・ブロンズ | ||||||
アイス購入 (個) |
ゼロ! | 1 | 2 | 2(※1) | 0 | 1 | 1 |
(※1)最初の一つは落とした・・・
去年(FHC2015)との簡易パワー比較
2012年(自己ベスト)と比較した簡易パワー計算は紹介済みですが,今度は,去年(2015年)との比較を掲載してみます。
去年(FHC2015)との比較。ほぼ似たようなパワー分布ですが,これで1分差になってます。
去年のタイムは1時間23分で,今年より1分だけ速いのですが,逆に言うとそれしか違いないので,パワーの分布もほぼ似たようなもので,「序盤に200Wくらい出ているけど,徐々にパワーダウンしていって,終盤にドンとスパート」というものです。
強いて言えば,以下の2点くらいが差かと思われます。
- 5~6,13~15km区間でパワーダウンしていて,ここで遅れが拡大している
- 終盤の21~24kmは今年の方がずっと上回っている
パワーのグラフ上,そんなに大きな差はないし,むしろ終盤は今年の方が相当高いパワーなのに,それでも去年より1分も遅いんですねぇ。
中盤をいかにサボらないで乗り切るかが課題かなぁ。
ヤビツも同じなんですよねぇ・・・(^^;
FYR(Fujisan YabitsuRate)を求めてみる
話がヤビツに及んだので,フォトポタ研究所オリジナル指数のFYR値を求めてみましょう。
FYRを知らない人はいないと思いますが(?),富士ヒルクライムとヤビツの走行距離・標高差ともに約2倍であることに着目し,フォトポタ研究所が世界に先駆けて2014年に開発した指数です。
さて,今回も含めた過去7回のFYRを求めてみると以下のようになります。
参加年 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 |
---|---|---|---|---|---|---|
①ヤビツベスト | 40分36秒 | 42分40秒 | 42分47秒 | 41分51秒 | 40分12秒 | 40分20秒 |
②富士ヒル本番 | 84分40秒 | 83分56秒 | 88分54秒 | 83分56秒 | 81分21秒 | 82分33秒 |
③FYR(=②÷①) | 2.09 | 1.97 | 2.08 | 2.01 | 2.02 | 2.05 |
赤棒がヤビツ,青棒がFHC。両者の比率が黒い折れ線で,ほぼ2.0付近ですが,今年はイマイチ・・・。
今年前半のヤビツベストは40分36秒,FHCは84分40秒ですから,FYR(2016) = 2.09となります。
過去6回と比較してみると,「2.09」は一番大きな値であり,すなわち,「その年のヤビツの成績に比べて,FHCの成績が一番悪かった年」ということになります・・・(なんてこった!)
このことからも,ローラー台やヤビツなどで練習を積んで走力を積んだ割には,FHC本番で手を抜いてしまった様子がうかがえます(^^;)
FHC2016の走りのまとめ
まぁ,超適当な検証ですが,FHC2016の走りを一言でいえば,「序盤~中盤は手を抜き,終盤だけ飛ばした」走りでした。
このことは,数字やグラフだけでなく,レース中にも薄々と,体や気持ちで気が付いていました。
しかし,結果(タイム)こそイマイチでしたが,最後までヘタレることなく余裕を持って走れたことは,ヒルクライムの新たな楽しさに気が付けたのかもしれません。
・・・と,言い訳してみました(^^;
大会運営上で気が付いたこと
昨年から,参加枠8500人という巨大レースになった富士ヒルクライム。
大会運営上,気が付いた点をいくつか挙げてみます。
あまりに準備不足な参加者が・・・
今年は「もしかして,山を登ったことが無いのでは?」な参加者が多数みられました。
ホームセンターで売っているような,1万円くらいの折りたたみ自転車,スカート,カーゴパンツ,超アップライトポジションなど,普段の通勤・通学・サイクリングのままの姿で参加している人を何人も見ました。
これだけたくさんの参加者がいると,いろんな人がいますが・・・(^^;
XPERIA Z4
カブリ物や変わり種バイクなどの人は,それなりの覚悟(?)を持って参加されていると思うのですが,普段着姿の方々は,ひょっとすると「簡単に登れる」と思って参加されているのではないかと思います。
そして,こういう人に限ってではないと思いますが,おいらたちが下山しているときに,回収バスに追いつかれてリタイヤとなっている姿も見かけました。
大会事務局が「完走率99%の超簡単なレース!」という趣旨のPRをしているのは確かですが,いくらなんでも,初めて山を登るのに,富士山はデカすぎる気がします。
宿泊費や交通費を含めて数万円がかかりますので,せめて,ご近所の山や坂を登ってみてからの方がいいのでは,と他人のお財布ながら心配になってしまいました(^^;
ヒルクライム大会のダウンヒルでかっ飛ばすおバカさん
これは初期のころからずっといますが・・・。
下山は,基本的に左側の車線を,車列を組んでゆっくりと下山していくのですが,右側から,時に対向車線にまでハミ出して,60km/h以上の高速でダウンヒルしていくおバカさん達がいます。
不安定な荷物(大会のビニール袋をそのまま背負っている),走行技術が未熟(下りなのにアップバー,前乗りとか)にもかかわらず,右カーブで,自分の右側を抜かれていくのは恐怖です。
その人が転んだり,アウトに膨らんだら,巻き添えを食らうのはおいらたちです。
抜くなら,登りで抜いてくれ~。
試走時の下りで単独転倒,ドクターヘリで搬送という事故も起きましたし(この方がかっ飛ばしていたのかどうかはわかりませんが),大会の存続のためにも,ゆっくり楽しみながら下ってほしいですなぁ・・・。
ごみ問題はどうなんだろう・・・?
ネット上では,コース上に捨てられたジェル飲料のゴミが話題になっているようです。
「世界遺産にゴミを捨てるとは何事だ!」と憤慨しているコメントも多いようです。
おいらは自分がポイ捨てをするのが大嫌いですが,他人の行為についてはあまり気にならない方です。
それでも,ジェル飲料のゴミは,飲み終わったら背中ポッケに戻せばいいだけですし,後続車に危険でもありますから,やはり,捨てないほうが良いでしょうね。
ツールのように,沿道にファンがたくさんいて,捨てたゴミも記念に持って行ってくれる,というわけではないですし(^^)
まとめ
これだけバカでかい大会を無事に運営するのは,並大抵のことではないと思いますが,毎年のことながら,事務局はよくやっていると思います。
せまい,富士山の5合目に8000人を超す人間が集まり,そして,(かっ飛ばすおバカさんも含めて)無事に全員が下山できるように配慮する。
ゴール,5合目の様子。8000人分の荷物を仕分けて,滞りなく渡していく。すごいもんです・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
たぶん,8000食以上あるんでしょう。おいしい,吉田うどん(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
でも,現在の「8500人」くらいが上限のような気もしますので,商売っ気を出して「20000人」とかならないことを祈ります(多過ぎ,笑)
いずれにせよ,今年も楽しいイベントをありがとうございました。
あとは,何かの手違いで,「シルバーリング」が届くのを待つばかりです。
おしまい(^^)
来年も,このバイクで,まったく同じ装備で来る予定です(^^)
SONY α7II + SONY FE 28-70mm F3.5-5.6
Shiro様
お返事ありがとうございます
FHC最終レポートまで読ませていただきました
人数増えすぎ問題はほんとそろそろ限界ですよね
日本一人数にこだわらず快適な大会になるように方向転換してくれれば
とか思ったりしますが、まあ色々難しいのでしょう
イベント会場での安いTUタイヤは他のヒルクラ会場でも見ますね
在庫限りですがサイズ合えばお得な処分品も色々出てますし
輪行じゃなければ買って帰りたいといつも思っております・・w
ヒルクラは自分へのチャレンジ的なところがありますから
来年の目標が達成できればいいのですが、、来年3年目なので
3年目くらいまではタイム更新がんばりたいところです
ヤビツスコアも自分だとどうなのか、まだ試せてないので
寒くならないうちに秦野行って試してきます!