【宣伝？】Logicool MX Keys用のキーボードスタンド

一見すると、なんのパーツかわからないと思いますが、意外と大好評です。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

3Dプリンタを使い始めて３年。

最初は3D CADの使い方が全く分からず、サンプルを印刷するしかできませんでしたが、３年もたつといろんなモノが作れるようになってきました。

ほとんどがデスクやキッチン周りの小物や電子工作用ケースなどですが、ごく一部、多くの人のお役に立てるものができたりします。

キーボードスタンドとは？

突然ですが、パソコンのキーボードってどう置いてますか？

使用時は水平なところに広げているかと思います（最近は斜めで打つ人も多いですが）が、使用しないときはどう置いてますでしょうか？

使ってないのに机上のとても広い面積を専有していて、上に少しでもモノを乗せると文字が打たれてしまったり、欲しくないものをAmazonで誤発注してしまう事故すら起きかねません。

そこで、3Dプリンタを手に入れて２番か３番目に作ったのが、「不使用時にキーボードを立てて置ける足」でした。

最初に作った、ELECOMキーボード用のスタンド

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

キーボードの後方にムギュっと嵌め込んでおいて、キーボードを使わないときは、ヒョイッと立たせることができるアイテムで、「キーボードスタンド®」と名付けて愛用していました。

現在、我が家にはPC用キーボードは10個くらいありますが、メインで使っているのはLogicool社の「MX Keys Mini」というキーボード。

とてもコンパクトなキーボードですが、キートップの形状が工夫されていて（わずかに凹んでいる）非常に打ちやすく、通信方法もBluetooth×3のほか、専用ドングルでもつながる多機能ぶりで、世間でもかなり人気があるようです。

コンパクトですが、さらに机を広く使おうと、いつものようにキーボードスタンドを作ってみました。

せっかくなので、今までのノウハウ（？）をつぎ込んで、試作品を20個くらい作って、こんなものになりました。

こんな感じで、キーボードの奥に嵌めます

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

立てると、95度くらいで埃避けにもなります

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

これだけでも十分だったのですが、なぜか改良魂に着火してしまい（笑）、さらに２機種を追加で作って計３モデルになりました。

11mmバージョンでは、3Dプリンタで初めて可動部を作りました。

市販品キーボードに付いている脚のように「パチン！」と小気味よく動く構造を思いつくのに、膨大な量の試作をしてしまいました（これだけで数十個試作しました・・・）

折り畳み式の脚。予想以上に大変でした・・・。

脚を出すとここまで傾けられます（＾＾）

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

また、キーボードへの装着を、両面テープや接着剤、ネジなどを使うのであればそんなに難しくはないのですが、あくまでも「手で嵌めるだけ」にこだわった結果、0.05mmくらいの精度で微調整を繰り返すことになり、多数の試作品の山になってしまいました・・・。

ネジを使わずに固定するため、微妙～なサイズを探り続けていました。

膨大な時間を浪費した上に、傾斜無し・4mm傾斜・折り畳み脚の３バージョンのラインナップが完成です！

といっても、家には「MX Keys Mini」は１個しかないので使い道もなく、せっかくなので、メルカリで販売してみることにしました。

ただ、人様にお売りするとなると、自分で楽しんでいるモノとはわけが違います。

安全性、耐久性、互換性、いろいろと考えなくてはならず、ここからまた試作の山が・・・。

安全性: 角張っている部分は、すべて丸み（フィレット加工）を持たせ、万一にでも怪我をすることのないようにしました。
また、使い方に関する簡単な説明書も作ってみました。
耐久性: プラスチックの充填率（内部がどれだけスカスカか）の適正な値を模索して、長期にわたって使用し続けても変形しにくい強度を持たせました。
互換性: 家には「MX Keys Mini」は１個しかないので、兄弟モデル（miniじゃない奴）に適合できるか分かりません。また、Miniも手持ちの個体に合うだけで、ひょっとしたら個体差でＮＧなこともあるかもしれません。なので、家電量販店で嵌めさせてもらって、どの個体にも無事に着脱できることを確かめたりしてました

企業が「本物」を作るならこんな程度では済まないでしょうけど、まぁ、素人ではこの辺が限界ではないかと・・・（＾＾；