一眼レフカメラには様々なレンズやアクセサリーがあり,それらが全部合わさって,一つのシステムを形成しています。そして,カメラ単体の性能もさることながら,その周辺機器もカメラを評価する上でとても大切なのです(だそうです)。
おいらも,いくつかアクセサリー類を持っていますが,最もお役に立ちながらも,一般の人から見て最も「ヘンテコ度」が高いのが「アングルファインダー」。
いまだに人前で使う時はちょっと恥ずかしさがあります・・・。
話は脇道にそれますが,今使っているNikon D70の前は,CanonのPowerShot G5という機種を使っていました。
コンパクトではないんだけど,一眼でもないデジカメで,「レンズ一体型」とか呼ばれていた種族です。
この機種の特徴は,なんといっても,自由に回転する液晶モニター。ちょうど,ディジタルビデオカメラと同じ作りです。このおかげで,チビ達をローアングルで撮ったり,横から撮ったり,人混みの上から撮ったりと,非常に自由度が高い撮影ができて重宝しました。
ところが,一般的な(もうOlympus E-330で液晶モニター回転ができるようになりましたから,それ以外のネ)デジ一眼は,液晶モニターは固定式で,というかそもそも光学ファインダーでしか撮影できませんから,当然,真横から覗いて撮るしかありません。
そこで,登場するのが「アングルファインダー」。一眼レフメーカーはどこも同じような物を作っていて,D70の場合はDR-6という製品になります。
アングルファインダーは,中にミラーが入っていて,光の道筋を90度曲げることができます。ですので,ファインダーに装着すると,写真のように真上から覗くことができるようになります。
これで,道ばたに咲く花や,転がっているチビ達をローアングルで撮影することが簡単にできるようになります。
また,このアングルファインダーには「倍率切替スイッチ」が付いていて,「通常」と「2倍」が選べるようなっています。
「2倍」では文字通り,ファインダーに写る像の大きさが2倍になり,ファインダー倍率の低いD70では「2倍」にしたとたん,世界も2倍に広がります・・・(うれし涙)
このように,非常に便利なアングルファインダーですが,ただ一つ,難点があります。
それは,使っている姿が,どう見てもアヤシイという点です。電車内で持っていたら,おそらくそれだけで,迷惑防止条例によりつかまるのでは?という気がします。
もちろん,おいらは電車内ではなく,野原や幼稚園,リビングなどで使っているのですが,付近に人がいる時はイマイチ恥ずかしいものがあります。
まっすぐではなく,真下を向いてゴニョゴニョしている姿はどうもアヤシイ。また,アングルファインダー自体はさらに360度回転できるので,縦位置・横位置関係なく使えるのですが,縦位置ではシャッターが押しづらくなるため,さらにゴニョゴニョぶりが増します。
しかし,無理な低姿勢が腰にひびく30代後半にもなりましたので,今後も人目を気にしつつも,末永く使っていきましょう。
■以下,アングルファインダーを使ってみた作例(?)です
なんか,カズボンを撮るために買ったような気がしてきた・・・
大当たりです!
以前,幼稚園の園庭で,うちのチビがアリと戯れているところを撮っていたら,よそのお子さま達が,「面白そう~! みせて,みせて~」たくさん集まってきてしまい大変でした(笑)
我が家では,昔,ハッセルブラッドもどきの「ゼンザブロニカ」という機種がメインカメラでした。ウェストレベルファインダーは,相手に威圧感を与えないし,McCOCKさんの言うように,なんかお辞儀してて奥ゆかしいですよね。
昔の,Nikon Fシリーズのように,スクリーンどころかペンタ部ごと交換できるガンデジは登場しないのかなぁ。
おいらも,いつも小さなポシェットにアングルファインダーを入れています。散歩とかしてて「おっ?」と思ったときには,さっとローアングルで撮ったりします。そして,アイカップを紛失します・・・。
もう,3つも無くしました。
去年の沖縄旅行では,旅行中に2コもなくし,後半はアイカップ無しでした(泣)