苦手克服! バーテープ巻き終りに3Mのプラスチックテープ

本日の主役,3Mのプラスチックテープ。

本日の主役,3Mのプラスチックテープ。

Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D

最近,カメラ・写真ネタばかりのフォトポタ日記ですが,久しぶりに,自転車ネタを(^^)

おいらは,ロードバイクをやり始めて5年になりますが,ず~~っと,苦手にしているメンテナンス作業があります。

それは,「バーテープの巻き直し」です。

今回は,苦手なバーテープ巻き作業の改善についてご紹介します。

要するにこんなお話です(^^)

  • バーテープの端末処理に変なコダワリを持っている
  • 巻き終わりが段差にならず,滑らかにハンドルバーとつながっているようにしたい
  • 飾りテープでは強い力をかけられない
  • 3Mのプラスチックテープが便利


どこが苦手なのか?

ロードバイクの多くのパーツは,カチッとした造りをしていて,それを所定の場所に当てはめて,ボルトで固定すればOKです。

もちろん,締め付けトルク管理やグリス塗布,取り付け順序など,真面目にやらないといけないのですが,基本的に手順さえ守っていれば大きな失敗は無いと思います(だから,いい加減なおいらでも出来るのです。笑)。

が,バーテープは,ハンドルバーはバラバラな太さ・形状の棒だし,バーテープの方もフニャフニャだし,自由に伸び縮みするし,人によって巻き方は異なるし,これだという「正解」が無くて人によって異なるものです。

そして,おいらが最も苦手としているのは,バーテープを巻き巻きしていった後,最後にトップバーできれいにまとめる皇帝(いや,工程)です。
(どんな変換だよ>MS-IMEさん・・・)

具体的には,巻き終わりの部分でこんな風に失敗してしまいます。

  1. 飾りテープにテンションを掛けすぎて細くなってしまう
  2. テンションをかけないと,バーテープの端の部分が分厚くなってしまう
  3. 飾りテープが夏場に緩くなってズレ,ベトベトしてしまいう

特に3.は深刻(ってほどではないですが)で,大抵のバーテープについてくる飾りテープは粘着力が弱いみたいで,夏になると緩みだして左右にずれてしまい,その部分に粘着物が残っていて,ベトベトになってしまいます。

どうしたもんだか・・・。

いつもの3Mから救世主,「プラスチックテープ」登場!

今まで,いろんなメーカーのバーテープを使ってきましたが,唯一,EASTONのバーテープは付属の飾りテープが頑丈で,引っ張っても変形しないし,夏場にメロメロになることもありませんでした。

それ以外の,OGKやLOOKやFizi:k,チネリのバーテープに付属していた飾りテープは,どれもフニャフニャなビニールテープでした(特にOGKは超フニャフニャでした)。

何かいいテープはないももか探していたのですが,以前,こんな大ヒット工作をしたときに購入していた3Mの「プラスチックテープ」を思い出しました。

3Mのプラスチックテープは,普通のビニールテープと違って,カチッとした固さを持つテープで,以前使ったEASTONの飾りテープにそっくりでした。

お安い(@200円)ので,白黒2本持っています(^^)

お安い(@200円)ので,白黒2本持っています(^^)

SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

2年前に購入して,いまやなくてはならない存在の「表面保護テープ」に続き,またも3Mのテープを自転車用に使用です。

作業結果

人によって巻き終わりの処理は違うと思いますが,おいらは,巻き終わり部分とハンドルバーが滑らかにつながるように処理したい人です。

文字と分かりにくいですが,こんな感じです。

強引にパワポで描いてみましたが伝わりますでしょうか・・・?

強引にパワポで描いてみましたが伝わりますでしょうか・・・?

なるべくテープの段差を少なくして,また,横から見てもテープの断面が見えないのが(おいらの)理想です。

ネオモルフェにした時から使っていたLOOKの赤いバーテープが汚れてきていたので,新たにチネリのバーテープに巻きなおしたのですが,終端部のまとめ方はこんな手順でやってみました。

  1. バーテープの終端部を斜めにカット(これは普通ですね)
  2. プラスチックテープでがっちりと,かなりきつめに固定する
  3. 飾りテープ(チネリ)を緩く巻きつけて完成

巻き終わりの部分は,上の図2のようにするため,プラスチックテープをかなりきつく巻きつけて,ハンドルバーとバーテープの段差を小さく,滑らかにします。

今まではこれを飾りテープでやろうとしていたのですが,飾りテープは緩いビニールテープなのでビヨ~ンと伸びてしまっていました。

今回使った,3Mのプラスチックテープは,強く引っ張っても変形量は少ないので(一定量伸びた後はそれ以上伸びず,無理に引っ張ると破断する),かなりきつく巻きつけることができます。

こうして,でき上がったのはこんな感じです。

まず,プラスチックテープできつ~く締め付けます。

まず,プラスチックテープできつ~く締め付けます。

SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

次に,飾りテープを緩~く巻きつけます。先端は少し細くしておいたほうがはみ出なくていい感じになります。

次に,飾りテープを緩~く巻きつけます。先端は少し細くしておいたほうがはみ出なくていい感じになります。

SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

お~,(ほぼ)シームレス!(^^)

お~,(ほぼ)シームレス!(^^)

SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

横から見ても,チラ見えなし!(^^)

横から見ても,チラ見えなし!(^^)

SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA

バーテープの終端部は見えず,また,ハンドルバーとの段差が滑らかになっている,おいら的には理想の巻き終わり処理。

もともと,ネオモルフェのバーテープ巻き作業はかなり面倒(有機的なデザインのせいです)ですが,伸び縮みしやすいバーテープと,伸びにくい終端処理用の「プラスチックテープ」のおかげで,比較的楽に,またきれいに巻くことができました。

あとは,真夏の暑さに耐えられるかどうかですが,以前使っていたEASTONのテープは問題ありませんでしたから,似たような性質に思えるプラスチックテープも,たぶん,大丈夫じゃないかなと期待しています。

バーテープ巻きは人によって(家系によって?)いろんな流儀があるかと思いますが,終端部の処理でお悩みの際は,プラスチックテープの使用もオススメです♪

と言うか,プラスチックテープの表面はマットで滑りにくいし,飾りテープなしでもいけちゃうかもしれません(^^)

おしまい。

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コメント

  1. 名前:Shiro 投稿日:2013/02/05(火) 20:48:33 ID:d7c9887ed 返信

    >_toshiさん

    チューブラーはおいらも体験済みなのです,
    カーボン(Reynolds MV32T)だったので,
    あの乗り心地がチューブラーのせいなのか,
    カーボンのせいなのか,イマイチ判別できていません。

    チタンは・・・,夢ですね(^^)

  2. 名前:_toshi 投稿日:2013/02/04(月) 09:20:36 ID:3e3158237 返信

    Shiroさん:

    私の場合、初めてのロードがケルビムのクロモリだったので乗り心地の良さは知っていました(+チューブラーだったせいも有るかも)し、50を過ぎましたのでアルミを降りる潮時かと思いましてね。

    これからはANCHOR兄弟で仲良くやっていこうと思っています。

    あと、いずれ一度はチタンに乗ってみたいですね。

  3. 名前:Shiro 投稿日:2013/02/03(日) 21:23:12 ID:66c03a177 返信

    >_toshiさん

    50歳を過ぎたら,クロモリにも乗ってみたいなぁ,と思っています。
    はたまた,コンフォート系のカーボンとか。

    今まで乗ったのが,カチカチに硬いアルミか,
    高剛性の595だけなので,やわらかい乗り心地というものを知りません。

    まぁ,ヒルクライムバカに「柔らかさ」は無縁なのですが・・・。

    あ,たまにヤビツでもクロモリのピスト(!)とか見かけます。
    ものすごいですよね,シングルで登っちゃうんですから。

  4. 名前:Shiro 投稿日:2013/02/03(日) 21:19:25 ID:66c03a177 返信

    >cressonさん

    こんばんは~

    おいらは特に決めていないですねぇ。

    なんせ,バーテープを巻くのがすごく苦手(&億劫)なので,
    ハンドルやSTI,ワイヤーを交換したときに,
    やむを得ず一緒にやっているのが実情です(^^;)

    今使っている,チネリのテープは全く汚れないので,
    いつまでも使えてしまいそうです。
    取り替える理由がますます遠のきそうです(笑)

  5. 名前:_toshi 投稿日:2013/02/03(日) 18:11:42 ID:ec9dabeb3 返信

    Shiroさん:こんにちは。

    街乗り用として使っているクロスのフレーム組み換えが終了しました。

    アルミのGIANT R2のフレームをクロモリのANCHOR CR500に載せ替えました。

    アルミ独特の乗り心地の硬さは緩和されマイルドになりました。

    しかしジオメトリーのせいか重量アップのせいか、もっさりとした走り心地になりました。

    街乗り専用ですから、これはこれで良さそうです。

    クロモリだから大事にすれば長く乗れるし♪

  6. 名前:Shiro 投稿日:2013/02/03(日) 16:42:10 ID:66c03a177 返信

    >Noguさん

    そう,Noguさんのは図1タイプでしたね。

    おいらは横から見たときに,
    テープ断面が見えるのが気になって,
    今まで苦労してカバーできるようにしていました。

    が,他人のバイクを見ていると,
    大部分はNoguさんタイプ(図1)なんですよね。
    明らかにShiroタイプ(図2)は少数派みたいです。

    以前使ったフィジィークは,
    テープのベトベトブリがダメだったのですが,
    種類によっては大丈夫なんですね。
    この辺は,買ってみないと判らないから,難しいですよねぇ。

    今まで使ったOGKは全部フニャフニャ&ベトベトでしたが・・・。

  7. 名前:cresson 投稿日:2013/02/03(日) 11:17:38 ID:2a1c50bfb 返信

    こんにちは

    巻き方じゃないんですが、皆さん、どのタイミングで交換してますか?
    私は、年に2回盆と正月に交換してます。お盆は言葉の綾で実際お盆に交換するわけじゃないんですが、正月は走り始めは新しいバーテープでと決めてますので実際正月に交換します。
    正直、半年程度じゃまだまだ使えて勿体無い気もするんですが・・・
    まぁ、気分は変わります。

  8. 名前:_toshi 投稿日:2013/02/02(土) 22:46:02 ID:28b3ec389 返信

    Shiroさん:こんばんは。

    今度は透明のテープにしたんですね。
    バーテープの処理は皆それぞれ違っておもしろいです。

    私は「日東電工製のブチル自己融着粘着テープ」を使っています。
    酷暑から極寒まで耐えなければならない自動車のワイヤーハーネス端部処理に使用されている物で、劣化にめっぽう強い上、非常に丈夫かつ剥がす時に糊が残らないとても優れた製品です。

    ちょっとお高いですが、一つ買っておけば多分一生物でしょう。

    今日はR2で20kmほど走ってみました。
    体力の低下は否めませんが、腰は大丈夫そうです。
    そして帰って来てからR2のフレーム(アルミ)を頂き物のANCHOR CR500(クロモリ)のフレームに載せ替えました。
    アルミのR2は硬すぎてどうした物かと悩んでいたのです。
    今日は完成しませんでしたので、明日仕上げて試走してみます。

    ロードに戻れる日も近いかもしれません♪

  9. 名前:Nogu 投稿日:2013/02/02(土) 08:09:56 ID:2156d3193 返信

    おはようさんです。
    我が家の流儀では図1ですな。
    そして普通のビニールテープを使って固定してその上から付属の飾りテープで覆っています。
    愛用のフィジークの飾りテープはべたつきもなく意外と剥がれません。
    幅もビニールテープより太いのでうまく隠せてビニールテープのべたつきも気になりませんよ。
    バーテープとハンドルにできる断面の段差処理はビニールテープを断面に回り込ませて貼り付ける事で見栄えをよくしています。
    まあ、ざっとこんな感じの流儀です。Nogu流か(^^

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