まだウェットな路面を果敢に攻める(?)おいら。転ぶなよ~
SONY アクションカム
先日,とりあえずの速報を知らせていた,サイクルパークフェスティバル(CPF)参戦記。
今回と次回は,実際のレースの様子をいつもの車載カメラ映像を交えて紹介します。
CPFに向けた体勢はどんな感じ?
投入機材や自分自身の体調を,昨年のCCCF(サイクルチャレンジカップ藤沢)と比べるとこんな感じです。
項目 | サイクルパーク フェスティバル (CPF) |
チャレンジ サイクルカップ藤沢 (CCCF) |
備考 |
---|---|---|---|
開催日 | 2015/9/26 | 2014/11/2 | |
天候 | 雨→小雨→曇り | 天気も同じ | |
路面状況 | ウェット | 最初だけウェット | なかなか乾かない |
車体 | LOOK 595 | 変更無し | |
ホイール(前) | Reynolds MV32T UL | 変更無し | |
ホイール(後) | FastForward F4R type R | 変更無し | |
タイヤ(前) | Vittoria CORSA CX2 | Vittoria CORSA CX3 | ダウングレード・・・ |
タイヤ(後) | Vittoria CORSA CX3 | 変更無し | |
スプロケット | 12-27T (7900 DURA-ACE) | これも同じ | |
ドリンク | CCD 500ml × 1本 | 走行中はあまり飲めず | |
ドロヨケ | TOPEAK DeFender | 最初の30分だけ使用 | |
ベル(笑) | CatEye OH2400 | 無し | 外し忘れただけです |
ウェア類 | 上下左右,全部同じ | 靴下まで | |
ヘルメット | KASK MOJITO | LIMAR PRO104 | 新メット(^^) |
体調 | 風邪が悪化中 | 問題なし | 息が苦しい・・・。 |
ご覧の通り,悲しいくらいに去年と全く同じ装備。
唯一の差異は,リアタイヤがVittoriaのCORSA CX3からCX2にダウングレードしたくらいです(笑)
スプロケは12-25Tと少し悩んだのですが,コース終盤,スタジアムへの進入路はかなりの急坂なのと,付け替えるのが面倒くさいので,いつもの12-27T。
あとは,ベルくらいかな(笑)
体調の方はかなり悪く,一週間前から続く風邪で喉がやられていて,チームメイトのNoguさんと車で向かう途中にも心配されてしまうほど,一番の懸念材料でした。
会場の様子
明け方まで強めの雨が降っていたため,あちこちに水溜りが見られるほど,路面はかなりウェット。
しかし,会場付近のコインパーキングに停めた時には晴れ間も見えてきたので,そう遠くないうちに晴れ上がるだろうと判断して,ドロヨケだけは付けて,大量に持ち込んでいた雨対策グッズは車に置いていきました。
- レインシャワーキャップ
- ビニール手袋(ダイソー)
- レインシューズカバー
- スポーツバルム
イベントの中心となるのは巨大な日産スタジアム。
もちろん,普段は自転車で入ることはできませんが,この日に限って開放されています。
選手入場口みたいなところからグラウンドに入ると,その大きさに驚かされます。
おぉ~,あこがれの夢舞台へ!(そんなではないけど)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
会場では,出場部門ごとに別れたエリアがあるので,その中でチームのピットエリアを陣取ります。
各チームとも,ブルーシートを敷いたり,テントを設営してチームのピットを作ります。
おいらたちは,総勢20人くらいの巨大なチームに(^^)
レース前の「試走」
CPFでは,参加者全員にコースの試走が義務付けられています。
普段は走れないコースですから馴染みがないですし,市街地や山とは違って普通のスポーツ施設で強引にレースをやるので,気をつけなければならないポイントがたくさんあります。
3台くらいしか併走できない狭い区間,180度のヘアピン,90度の直角カーブ,橋,トンネル,急坂,石畳,いろんなポイントがあります。
右の方から橋を通って,直角カーブを経て,手前の180°ヘアピンで折り返す。本当にこんなところ,走れるのか!?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
試走の段階では雨が強めに降って来ていて,ちょっとマズイ状況になってきましたが,2012年の富士ヒルクライムに比べればかわいいもんです(笑)
いよいよレーススタート!
おいら&Noguさんチームは30分ごとに走者を交代して走ることにしました。
全部で3時間の耐久レースなので,合計6スティントとなり,それぞれ30分のスティントを3つこなすことになります。
このことをちゃんと覚えていれば,後の大ポカは防げたはずなのですが・・・
第1スティント(8:30~9:00)
第1走者はNoguさんにしていたので,おいらの第1スティントは選手交代から始まります。
が,Noguさんの勇士を撮影することに夢中になっていて,選手交代をすっかり忘れてしまいました。
「仲間を撮るのに夢中になって,自分が交代選手であることをすっかり忘れる人」の図
Nikon D5000
波乱の幕開けでしたが,まずは落ち着いて走らないといけません。
一応雨は止んだのですが,路面はまだ十分にウェット状態。
スタジアムを出るまでの細かいセクションは,狭いし滑りやすいのでひたすら丁寧に減速して走ります。
スタジアムを出たら適当なトレインを見つけて,全力で飛ばすのみです。
が,トレインに入ると前走車の後輪が跳ね上げる水や泥が口の中に入ってきます。
第1スティントは集団に入ったり,出たり,なかなか難しいレースでした。
第2スティント(9:00~9:30)
第2スティントとはちゃんとNoguさんを見つけて,ピットでスタンバイしていました(それが普通である)。
超格好いい下ハンスタイルで疾走していたNoguさんから,アンクルバンドを受け取り,あんまり格好良くないおいらがスタートです。
第2スティントになると路面はほぼ乾いてきました。
しかし,この第2スティントは後に,ポカ大王Shiroの面目躍如と讃えられる,伝説の周回になります。
さんすうができないのか?
上に書いているように,今回は「3時間・男子チーム・ロード」という部門に参加しています。
事前の打ち合わせで,30分おきに交代して走ることにしていますから,ふたりとも出番は3回になります。
しかし,どういう脳内メカニズムなのか不明ですが,第2スティントに出発する際には,これがラストランと勘違いしてしまい,「じゃぁ,ゴールまで走ってくるね~!」と飛び出していきました。
この時点でのおいらと,Noguさん・応援のみなさんの心境はこうなっていたと推測されます。
人物 | 心境 | 備考 |
---|---|---|
おいら | いよいよラスト30分! 燃え尽きるまで走るぜ!! | どうも,2時間耐久レースだと思い込んでいたフシがある |
Noguさん 応援の方々 |
え? あいつ「最後まで走るね~」って飛び出して行ったよ。あと1時間半も走る気か? さんすうできないのか? | いくらバカでも,途中で気が付くだろうと思っている |
ラストランと思い込んでいるおいらは,第一スティントよりも積極的に飛ばしまくり,「燃え尽きるぜ!」感満載です。
ピット前を通過するときも下ハンドル・フルパワーで走っていて速度は音速を超えていたため(うそ),ピットのNoguさんや仲間からの「3周で戻ってこいよ~!」という掛け声も全く耳に入りません。
だれか,彼を止めてやってくれ~!
Nikon D600 + Nikkor 70-200mm F4 VR
しかし,ゴール時間(と自分で思い込んでいる)の10分前になっても,普通ならあるはずの「残り10分です。ピットを閉鎖です」みたいなアナウンスがありません。
スタジアム外のコースも全力疾走しつつ,「ん? ゴールの仕方が分からんぞ?? 誰もそれっぽい動きしないし???」とだんだん不安になってきます・・・
そうして,運命のときへ
頭の中に無数の「?」がちらつき始めていた3周目ラストのヘアピンコーナーで突然の悲劇がやってきたのでした・・・。
・・・と,長くなってきましたので,続きはまた明日。
(どこまで引っ張るねん。「世界の衝撃映像○○連発」か!?)