LOOK号にも取り付けて、ペダモニと比較してみました。
SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8
前回記事では、買って付けただけで終わっていた、4iiii PRECISION 2.0 3D(以下、4iiii)パワーメーターの続編。
実際にサイコンとつないで使ってみましたので、その結果を紹介です。
ちゃんと動いたので、びっくりです(^^)
サイコンとつなごう!
取り付けは超簡単な4iiiiでしたが、接続も特に難しいことは無く、簡単なものでした。
サイコンとの接続はBluetoothとANT+のどちらでもできるようですが、我が家はSGX-CA500/600ともにANT+なので、無難にANT+で接続させました。
クランクを軽く数回転してあげると電源が入りますので、サイコン側でセンサーを検索し、ペアリングして接続完了です。
センサーを検索すると、こんな感じで出てきます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
IDはセンサーの側面に書かれています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
いろんなセンサーが近くにあってどれだかわかりにくい場合は、センサー本体にANT+のIDが書いてあるので、これを探せばOKです。
また、専用のスマホアプリがあり、こちらはBluetooth経由で接続すると、いろんな設定変更ができます。
- ファームウェアのバージョンアップ
- ゼロ調整
- 出力微調整
「ゼロ調整」については、気温変化による精度校正らしいのですが、垂直(0時または6時方向)に固定した状態でアプリ側で、ゼロ校正ボタンを押すだけ、すぐ終わります。
ただ、ネット上で調べた限りでは「やってもそんなに変わんないよ。気にしなくていいかも」という意見が多そうです。
出力微調整については、片側センサーの宿命で、左右のパワーバランスが異なる人は、この数字を調整することで補正することができるようです。
とりあえず実戦(?)で試そう
4iiiiが到着したのが木曜日で、金曜日の夜に次男坊号(COLNAGO号)に取り付け、土曜日に次男坊が2時間耐久レースにいきなり使用です。
買っていきなり使う、というのがこの親子の悪いところですが(笑)、まぁ、パワメなのでこれが原因で事故ったりすることは無いのでよいでしょう。
で、2時間耐久レースでのパワー計測結果は、こんな感じ(↓)
次男坊の2時間耐久レースの様子。徐々にパワーダウンしていくのが切ない(^^;
走行時間 | 2時間4分 |
走行距離 | 68.5km |
最高パワー | 1012W |
NP | 197.1W |
TSS | 202 |
消費エネ | 1260kcal |
比較対象が無いので(実は、彼はレース初体験)なのでなんとも言えないのですが、以前、ZWIFTのzPowerで計測したFTPが210W程度でしたので、ほぼ合致している感じです。
スタートはほぼFTPで、後半に向けてヘタレていく様子がわかり、問題なさそうです(笑)
LOOK号でペダモニと精度比較
今度は、LOOK号に装着して、ペダモニと精度を比較してみることにしました。
LOOK号は右クランクだけペダモニなので、左に4iiiiを追加して、左右同時計測で比較してみます。
・・・が、意外と難しくて悩みます。
最初は、右のペダモニをシングルモード(普通のANT+センサー)に変更して、右も左もANT+で個別接続すればよいかと思ったのですが、サイコンには、同時に一つの「ANT+パワーメーター」しか接続できないことが判明。
しょうがないので、右を「ペダモニモード」、左(4iiii)をANT+で接続することにしました。
こうすると、SGX-CA600の「右ペダリング」という項目で右ペダモニの数値(W)、「パワー」で左4iiiiの数字(W)が表示できますが、4iiiiのパワーが2倍表示となってしまうので、先ほどの「出力微調整」機能で0.5倍にします。
左パワメ | 右パワメ | サイコン表示 「左ペダリング」 |
サイコン表示 「右ペダリング」 |
サイコン表示 「パワー」 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
ペダモニ | ペダモニ | ペダモニ (左側) |
ペダモニ (右側) |
左+右 | フル装備 |
なし | ペダモニ | なし | ペダモニ | 右×2 | 普段の使い方 |
ANT+ | ペダモニ | なし | ペダモニ | 左×2 | 今回の実験 |
まぁ、準備はややこしいですが、ペダモニ特有のことなので興味のない方は読み飛ばしてください(^^;
で、左右同時に1画面に表示してみた結果がこんな感じ。
左124W、右122W。おぉ、なんかいい感じです。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
左が4iiii、右がペダモニの数字ですが、ほぼ一致している感じです。
ただ、これだと瞬間的な数字しか目視できないので、ペダモニと4iiiiを個別にログを取ってグラフで比較してみました。
これまた、いろいろ試行錯誤したのですが、面倒くさかったので、ペダモニをサイコン、4iiiiはfenix 5sに接続してそれぞれログを取ってみました。(fenix 5sはフルスペックのサイコンとして使えるので助かります)
今年の4月,あまりのバイクに乗れない日々が続き,そのため,発作的に導入したGARMIN fenix5s(因果関係が,イマイチおかしいけど気にしない)。
発作からほぼ4か月が経ちましたが,充電時以外,1日も外すことなく使い続けています。
前作(?)のvivosmart HRより,さらに多機能ですので,前編・後編の2回に分けて,長期使用レポートをしてみましょう。
その結果(FIT)をダウンロードし、CSVに変換して、グラフに描いてみたのがコレ。
おぉ、ほぼ一致! 4iiii(左足)がわずかに低めに出ていますが、エンジンの問題かと。
赤い線がペダモニ(右足)、青い線が4iiii(左足)です。
全体的に、わずかに4iiiiが低め(数W)ですが、これはもともとのエンジン(=自分)の左足のガングリオンによる影響ではないかと思われます(^^;
数十Wの低パワー領域から、300Wを超える領域まで、ちゃんとペダモニと4iiiiはほぼ同じ数値を出してくれて、びっくりです。
まとえm
あまりの格安さに、「ちゃんと計測できるのか?」「精度は大丈夫か?」と心配ではありましたが、少なくともペダモニとは同レベルの精度は維持できているようです。
正直言って、ペダモニ最大のウリである「ペダリングのベクトル表示」は全く使っていないので、自分としては4iiiiで十分です。
これで、3万円弱で入手できるのですから、ただただ驚くばかりです。
105にしちゃったので、見た目にはちょっとイマイチですが・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
というわけで、2回にわたってお届けしてきた、よんあいあいあいあいパワメの紹介はこれにておしまいです。
半年くらいしたら、耐久性やバッテリー持ちなど、経過報告でお会いしましょう(^^)
また値引きをしているみたい(11月15日)。
ここからクリックすると、さらに10%オフになるそうです。
チェーンリングの裏側までピカピカ!
自分といえば昨日の走行会でドロドロ…
(そこかよw)