いつもの極細ハンダこて。子供オモチャ修理専用になりつつあります(^^)
SONY NEX-5N + Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA
前回紹介した,Shiro家の自家用ヘリ2機。
昨年末に登場したのですが,さっそく年明けには次男坊号(東京マルイ コプターイーグル)の調子が悪くなりました。
恐ろしいことに,上空を飛行中に急にローターが停止して墜落してしまうのです。
また,せっかく,外で飛ばそうと持ち出してもバッテリーが5分しか持たないので,すぐに遊び終わってしまうという欠点も目立つようになってきました。
そこで,新年初(?)の細かい工作で両方の課題を解決です!(^^)
謎の墜落事故への対処
コプターイーグルの導入から20日ほどたった12月末頃から,原因不明の事故が頻発するようになって来ました。
上下2枚のメインローターのうち,下側のローターが回らなくなり,回転トルクが打ち消されなくなって,機体が高速回転しながら墜落してしまうのです。
いつものことですが,買ってもらったおもちゃが壊れると,とても悲しそうな顔をする次男坊にほだされ,また,メーカーも年末年始で修理対応不可のようだったので,Shiro家航空機事故等調査委員会を立ち上げ,自力の原因究明と修理対応することにしました。
まぁ,取り掛かる前からなんとなくアテはありました。
このテのおもちゃは日本で設計して,中国で製造されるものが多いと思われます。
特段高度な製造技術が必要な製品ではないので,中国製だからどうだということはないのですが,おいらの経験によると,彼らは「ハンダ付け」を甘くみている気がします。今回も,たぶん,どこかの天ぷらハンダが剥がれたんじゃないかなぁ,と事故調は踏んでいました。
まな板の上のコプターイーグル。さぁ,これから調査開始!
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調査方法はとても簡単。スロットルを少し上げ,ローターがゆっくりと回っている状態で,機体の各部を指で優しく触診して接触不良箇所を探します。
すると探し始めて5分もしないうちに,下部ローター用モーターの電極付近を触ると,ローターが回る・止まるを繰り返すことを発見できました。
電極部分の絶縁用樹脂を引っぺがしてみると,案の定,超天ぷらハンダのリード線がプラプラと浮いていました。
左が下ローター,右が上ローター用モータ。う~んどちらも怪しい・・・。
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出た! ザ・天ぷらハンダ。電極とまったくくっついていませんでした・・・。
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いつものように,極細のハンダゴテで電極,リード線双方をハンダメッキしたのち,リード線を確実に接続です。
あいにく熱収縮チューブが見当たらなかったので,とりあえず手元にあった,3Mのプラスチックテープで絶縁カバーしてあげて修理完了です。
ちょっと見栄えはイマイチですが,がっちり固定できました。
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作業時間30分,修理費用ほぼ0円で,コプターイーグルは再び大空に飛び立っていきました(うそ。風に流されていきました)。
再び空へ! いってらっしゃ~い(^^)
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ポータブル充電システム
我が家の2機の自家用ヘリの充電方法は,なんとも不思議な組み合わせになっています。
コプターイーグル | ネオファルコン4 | |
---|---|---|
用途 | 屋内・屋外ともに可 | 屋内専用 |
充電方法 | AC100V専用 | ・USBケーブル ・プロポ供給 |
ネオファルコンは屋内専用なのに,スマホバッテリーやプロポからUSB経由で充電することができます。つまり,屋内専用なのに屋外で充電できるのです。
一方,コプターイーグルは屋外でも飛ばせるのに,AC電源でしか充電することができません。つまり,屋外で飛ばせるのに充電は屋内でしかできないのです。完全に逆なんですね・・・。
また,コプターイーグルの充電器は変なつくりになっていて,
- AC100V(コンセント)→DC5V
- DC5V→DC4V
という2個の充電器を専用ケーブルで繋いで行います。
右から順に,AC100V→DC5V,DC5V→DC4V,DC4V→ヘリと繋いでいく仕組み。
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最初からAC100V→DC4Vの充電器を用意すればいいと思うのだけど,他の機種のモノを流用しているのか,なんとも無駄なつくりをしています。
しかし,コレを逆手に取れば,2.の充電器にDC5Vさえ供給してやれば充電できそうな気がします。
「DC5V」といえば,巷に(もちろんShiro家にも)ゴロゴロ転がっているスマホ充電用バッテリーの出力と同じですから,これで1.の「AC100V→DC5V充電器」を代用できそうです。
そこで,スマホ充電バッテリーと2.をUSB接続できるケーブルを自作してみました。
といっても特に難しい工作ではなく,家に余っていたUSBケーブルと,これまた適当に転がっていたコネクタを極性に注意しながら結んだだけです。
Wikipediaで極性を見ながら作業(^^;)
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完成したケーブル。USB→充電器をつなげられます。
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要するに,こういう風に充電できるようになります。お~,ちゃんと充電中ランプが光ってる♪
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こんなしょぼい工作ですが,屋外の公園で遊ぶ際にも「5分」の壁をある程度越えることができます。
コプターイーグルは屋外でも飛ばせますが,すぐに風に流されます。
なので,風下に流されて着陸したら,また風上まで持って歩いてくる必要があります。この僅かな時間に,今回作成したポータブル充電システムを繋いで充電しながら歩いてくれば,結構,充電されてます。
子供とキャッチボールしている合間に充電。。
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また,ヘリで遊ぶ→キャッチボール→ヘリ,みたいな遊び方をすれば,その間にかなり充電が進みます。
ヘリ本体のバッテリー(リチウムポリマー)は小容量ですから,スマホ用の大容量バッテリーなら,何十回でも充電できます。
やっぱり,青空の下を飛ばすのは楽しい~(^^)
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以上,全然,自転車と関係ない記事が続くフォトポタ日記ですが,とりあえず,自家用ヘリ導入記はこれにておしまいです。
おわり(^^)
>Noguさん
こんばんは~
Noguさんはパンク修理もあるし,
日々のメンテナンスもあるし,
活躍の場はありますよね(^^)
今回購入した二つのヘリは,一応日本のメーカーですが,
よく見るとほとんど同じつくりをしています。
また,同じメーカーのロゴがこっそり入っていたりするので,
実はどちらも中国の会社のOEMなのでは?と推測しています。
オモチャ業界もファブレスなのでしょうかね?
なんだか,少し寂しい・・・。