左が新型スピードセンサー,右が旧型のGSC-10。ずいぶん,コンパクトになりました(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
「2017富士ヒルクライムを走った機材達シリーズ」(笑)の第1回目は,GARMINの新型スピードセンサー,その名もずばり『スピードセンサー』。
もうちっと,名前を何とかすることできなかったのか?とは思いますが,名前がそのまま機能を表していて,正直でよろしいかもしれません(^^)
正直言って,これから紹介していく各種アイテムの中で,富士ヒルでの走りに最も影響しなかったアイテムです。
結果が残念賞の「ブルー賞」ですから,ある意味,最も罪が軽いアイテムです(?)
お気に入りの点
- 取り付けが超簡単(ゴムバンド)
- わずかながら軽量化できる(センサー&磁石)
- ホイール交換時の,センサー&磁石の調整が不要
イマイチな点
- スポーク数が多い(または腕が太い)と取り付けが面倒カモ
- ホイール交換時乗せ換え忘れるかも・・・
さようなら,GARMIN GSC-10!
おいらは,Edge705の頃から,GMARIN純正のGSC-10というスピードセンサーを使ってきました。
GSC-10はスピードに加えてケイデンスも測れるようになっていて,かなりの大きさがあり,チェーンステー上にドス~ンと居座っています。
チェーンステー上に,ドス~ンを居座るGSC-10。で,デカイ・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
しかし,去年の秋に導入したペダリングモニターは単独でケイデンスが計測できるので,外付けのケイデンスセンサーは不要です。
なので,ゴロンと大きくて,スピード&ケイデンス両方が測れるGSC-10ではなくて,スピード計測だけでいいので,もっとコンパクト・軽量なセンサーを導入してみることにしました。
ありがとう,GSC-10!
余生は,LGS SIX号のチェーンステー上でお過ごしください(^^)
こんにちは,GARMIN 『スピードセンサー』
GSC-10に代わる新型のセンサーとして,GARMINから登場したのが,『スピードセンサー』です。
この個性の無い商品名,なんとかならんのかと思うのですが,GARMIN社の社運を賭けて『スピードセンサー』という商品名にしたようです(たぶん,違います)。
名前はウルトラ平凡ですが,機能は斬新なセンサーです。
小さなボディーに,すごい技術が詰まっています(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
普通のスピードセンサーは,各社多少の差はありますが,基本的に,スポークに付けたマグネットの通過を,フレームに付けたセンサーで拾う仕組みになっていると思われます(大昔は,ギヤ式とかありましたね・・・♪)
しかし,GARMINの『スピードセンサー』は,ハブにセンサーを取り付けるだけで,回転数を測ることができます。
内部はよくわからんのですが,水銀スイッチみたいなものが入っているのでしょうか・・・!?
ボディーのゴムバンドを伸ばし,ハブに巻き付けるだけでいいんです。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
これをハブに巻き付けるだけで回転数を計測でき,ANT+通信でサイコンに飛ばすことできます(ペダモニもANT+対応です)
いやはや,すごいもんですなぁ・・・。
GARMIN 『スピードセンサー』の使い勝手
購入後,2ヵ月で5回くらい乗っていますが(少!),その感想をば。
■装着は簡単! でも・・・?
取り付けは超簡単で,スポークの隙間から手を伸ばして,ハブに巻き付けてフックに留めるだけです。
こうやって,ハブに巻き付けて,準備完了!(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
ただ,スポーク数が多いと手を突っ込むのが大変かもしれませんね。
我が家のSHAMAL号だと,G3スポーキングで反フリー側(NDS)は7本しかスポークが無いので簡単ですが,スポーク数が多いホイールや,小径ホイールだと,手を突っ込むのが大変かもしれません。
■(わずかながら)軽量化になります
元のGSC-10は大柄なボディーで重量があり,また,スポークには磁石が必要です。
それに対して,『スピードセンサー』は小型のセンサーをハブに付けるだけで,スポークに付ける磁石も不要ですので少しですが軽量化に貢献できます。
項目 | 変更前 (旧型GSC-10) |
変更後 (新型センサー) |
---|---|---|
センサー本体重量 | 31g | 25g |
磁石重量 | 5g | 不要 |
合計重量 | 36g | 25g |
■センサー・磁石間のクリアランス調整不要
従来型のセンサーだと,ホイールごとに,スピードセンサーとスポーク(の磁石)とのクリアランスを調整する必要がありますが,『スピードセンサー』の場合,ハブに取り付けるだけで,準備完了になります。
調整を忘れて家を出てしまい,しばらく走ってから,「あれ?距離0m?」みたいな悲劇は回避することができそうです。
■付け忘れるかも・・・
「ホイール交換時の調整不要」というメリットと相反するのですが,ホイール交換時に,『スピードセンサー』の付け替えを忘れてしまう悲劇も発生してしまいそうです。
普通の人なら,そんなポカはやらないと思いますが,普通やらないだろう,というポカを生み出すのがおいらなので,きっとやっちゃうでしょう。
いや,絶対に成し遂げる自信があります(笑)
まとめ
こんな感じで,使い始めてまだ2ヵ月ですが,とても満足して使えています。
おそらく,走りには何の影響もありませんが,バイクの見た目がすっきりしたことと,ホイール交換時の微調整が不要になったのが嬉しいところです(^^)
【Before】旧型のGSC-10を付けている状態
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
【After】新型センサーに置き換わり,すっきりしたチェーンステー(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
もともと,GSC-10はかなり高価(日本だと1万円くらい?)なので,これから買うなら,新型に限る(だいたい5000~6000円くらい)と思います。
以上,「ツールを駆け抜けた機材たち」の第1回目は,これにておしまいです。
微妙にシリーズ名が間違っていますが・・・(笑)
(つづく)
Gセンサーが使われているようです。
ウチでも導入しました❗