7月に入り,ようやく痛みが止まった,マイ・レフト・レッグ。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
やっと,本当に,やっと左脚の痛みが去りました。
例年,冬場に痛み始めて,4月ごろには痛みが治まるおいらのガングリオン痛。
しかし,今シーズンは冬場は全然痛まなかった代わりに,5月になっても,6月になっても痛みが続いていました。
ずっと,「できれば,富士ヒル本番までには治って欲しいなぁ」と思っていたのですが,富士ヒルが終わって,さらに6月が終わって,ようやくの終息宣言です。
おそいよ~(笑)
知ることは,なによりの治療?
7月に入ってようやく痛みが終了した,今年のガングリオン痛。
2009年に手術をする前の状況であれば,相当に焦っていただろうし,悩んだことだと思います。
当時は,痛みの原因がまったく分からず,いくつもの整形外科に行っては誤診ばかりで心底参っていました。
「原因の分からない痛み」は精神的にキツイですが,逆に,原因が分かっているのなら大抵は我慢できそうです。
手術を担当した主治医もサバサバした人で,手術後1年でガングリオンが再発した時の会話を思い出すと笑ってしまいます。
おいら: | 「再発とのことですが,放っておいても大丈夫なんでしょうか?」 |
主治医: | 「悪性の腫瘍ではないですよ」 |
おいら: | 「ということは,ガンになったり,より悪化することはないと?」 |
主治医: | 「そうですね,痛いだけですね」 |
おいら: | 「痛いだけか,なら大丈夫ですね」 |
主治医: | 「ん~,ま~そうですね」 |
「痛いだけだから大丈夫」という医者も医者ですが,「痛いだけならいいか」と納得する患者も患者です(笑)
今年も,4~5月は痛くて眠れない日や,歩けない日もたくさんあり,結局,富士ヒルも痛み止めを飲んでの参加になってしまいました。
当日だけ痛み止めでごまかしても,もともと左脚は全く負荷がかけられずトレーニングもできていないのだから,左右にブレながらも,まぁ良く走った方だと思います。
両脚とも健康であればさぞ素晴らしい走り(タイム)ができると思うこともあるのですが,そんなこと言い出したら,誰だって,何かを抱えているのだから条件は同じだと思うようにしています。
- あぁ,左脚のガングリオンが完治したらなぁ・・・
- あぁ,FTPが500Wくらいでたらなぁ・・・
- あぁ,VO2Maxが今の3倍くらいあったらなぁ・・・
- あぁ,年間で10万kmくらい乗る時間があったらなぁ・・・
- あぁ,KUOTA KOMにDi2,Lightweightが手に入ったらなぁ・・・
- あぁ,年末ジャンボが毎年当たったらなぁ・・・
どれも同じです(か?)
どうにもならないこと(特に身体的なもの)を後悔するよりも,どうにもならない自分の体と大事に対話しながら,生きていくのがベターかな,と思うようになってきました。
憎たらしいガングリオンですが,元はといえば,おいらの体内各所からにじみ出てきた脂や繊維などです。
これから,だましだまし,対話しながら,長い長い自転車生活を楽しんでいきましょう。
おしまい
>_toshiさん
今年のガングリオンは本当に謎の活動パターンでした。
寒い冬場になりを潜めていたくせに,春になってから活動が活発になってきました。
最初にFHCを走った2009年のときもこんなでして,あの時はまだ痛みの原因が分からなかったので,レース直前まで子供に脚をもんでもらったりしていました。
でも,_toshiさんもおっしゃるように,40数年も生きていれば,あちこち,色々出てきますよね。
そのたびに「これさえなければ」と戦うことも大事ではあるのですが,どうにもならないこともあります。
長い目で観察して,ガングリオンと痛みの関係を見つけ出していきたいと思います。
自分の体ですからね(^^)