チビ達も(切迫というほどではないけど)読書が好きです
Canon IXY Digital 320
おいらは,ずっと前から,一つの病気に悩まされ続けています。
身近なところに未読の本がないと落ち着かなくなり,震えだし,何も手に付かなくなってしまうのです。この病気は,帰りの電車(行きの電車は寝ている)で顕著になり,鞄を開いて本が一冊も入っていなかったときは,心拍は180bpmを越え,生命の危険さえ感じます。
恐ろしい,「切迫性過剰未読本保有症候群」の症状の一つです・・・。
以前,NHK深夜のパロディー番組「サラリーマンNEO」で,飲み屋でのサラリーマン習性をネタにしたコントをやっていました。
その中で,店員の「ラストオーダーですが・・・」の声を聞くと,「チャーハン20人前!」などと過剰に注文せずにはいられない,テーブルの上に食べ物が無くなることが怖くてしょうがない,「切迫性過剰オーダー症候群」という病気が紹介されていました(もちろん,ギャグですけど)。
おいらは,飲み会が本当に苦手なので,この病気の心配はないのですが,読書に関しては深刻です。
だいたい月に4~5冊というペースなので,別に猛烈な読書家というわけではないのですが,手持ちの未読本が少なくなってくるとだんだん不安になり,「読む本が無くなったらどうしよう?」「帰りの電車で手持ちの本を全部読み切ってしまったら・・・」という心理的ストレス(?)が増していきます。
なので,普段の通勤では,4~5冊程度の本を鞄に入れて持ち歩いています。その日の気分によって読みたくなるのが,小説だったり,SFだったり,カメラ本や自転車本,デザイン関係,法律関係,熱帯魚飼育などの実用書だったりとバラバラで,もう自分でも予測が付かないので,ジャンルを問わずに鞄にぶっこみます。
ちなみに,今日,2009年1月14日の鞄の中身は,
- 三浦しをん 『まほろ駅前便利軒』
- 三浦しをん 『三四郎はそれから門を出た』
- Robin Williams『The Non-Designer’s Design Book』
- カメラ雑誌『デジタル写真生活 Vol.19』
- 吉本佳生『クルマは家電量販店で買え!』
ばっちり,5冊である(ムフッ)
見ての通り,ジャンルもほんの大きさもバ~ラバラ。唯一,三浦しをんが2冊エントリーしていますが,最近,急に読みたくなったので,近所のBOOK OFFで6冊ほどまとめ買いした中の2冊です(まだ4冊未読だ。ムフフッ)
そんなおいらが,心から安らぐことができるのが図書館。ご存じない方のために説明しますと(いらんって),たいていは市や県の公共施設で,ものすごい数の本が貯蔵されていて,驚くことに無料で読んだり,借りたりすることができるのです!
ほかにも,夏の暑さや冬の寒さを,光熱費0円で過ごせるという魅力もあるのですが,おいらにとっては,なによりも「未読の本が,ほぼ無限にある!」という点が最大の魅力です。
というわけで,一年のうちで,土日ともに図書館に行かないという週末はほとんど無く,必ず,チビたちと入り浸っては,未読の本に囲まれて,心安らかに幸せな時間を過ごしています。
で,半年に1回はこうやって,BOOK OFFへと旅立っていくのである
Nikon D70 + TAMRON 17-50mm F2.8
昔だったら,花粉症の人は「根性がないからだ」(おいら,経験あり・・・)とか言われていたものですが,今ではちゃんと病気として認知され,治療も研究されているし,周囲のとらえ方だって変わってきたと思います。
おいらとしては,この,未読の本が身近に無いと不安でしょうがなくなってしまうという,「切迫性過剰未読本保有症候群」が病気として正しく認知され,周囲の人(特にツマ)が「あぁ,病気だから10冊買ってもしょうがないよね」と思ってくれる日が来ることを願います。
そして,さらに,この病気の治療法や薬が永遠に開発されないことを,切に願うものです(^^)
- 【2009.1.16 修正】
- まったくどうでもいい修正ですが,病名を若干変更しました。
>小隊長さん
そう,本は,未読・既読を問わず貯まる一方ですね。
小隊長さん家には後ほどお邪魔します~
「まほろ駅前~」は,コミックを読んでいるような錯覚を覚えつつ,
1週間で読了。
随所に作者の強い思いが入っていて,
意外とクセになりそうです(三浦しをん)
軍事の方は,,,(^^;)