年が明けてから,毎週のように週末は海に出かけています。
「そんなの今までもそうじゃん」と言われそうですが,今まではバイクで走るために海沿いのR134に出かけていたのですが,今は,カメラ機材(+長靴)を満載したリュックを背負って,バイクで海まで写真を撮りに出かけているのです。
今冬のガングリオンは今までにない痛みで,屋号の「フォトポタ日記」も「フォトポタ日記」と写真主体になっている状況です。
バイクはしばらく低迷ですが,もうひとつの趣味があって助かりました。フォトもポタもなくなれば,屋号も単なる「日記」になってしまうところでした(笑)
そして,毎週末に海まで出かけていって狙っているのは,「波の撮り」と「浜の鏡撮り」の2つです。
「波の流し撮り」とは?
湘南に移り住んでから10年が経ち,最初は感動していた海辺の風景もだんだん見慣れたものになってきました。
どんな天気の日でも海に出かければ,それなりの絶景に出会うことができるのですが,それだけに,なんか毎回同じような写真ばかりになってきていました。
あと80年は湘南に住み続けるつもりですから(笑),このマンネリ写真状態を打破して新しい芸術領域を切り拓いていかねばならないと新年早々に誓いを立てました。
まぁ,そんな高尚な誓いもちろんウソでして,「なんか新しい写真を撮りたいなぁ」程度の思いで「波の流し撮り」なるものを始めてみました。
並の写真,いや,波の写真を撮るには,
(↑最近,MS-IMEに不信感を抱いています,笑)
- カメラは固定し,高速シャッターで波の飛沫までキリッと写し込む
- カメラは固定し,低速シャッターで波の流れを表現する
の2つが主流かと思います。
一方,現在挑戦中の「波の流し撮り」はモータースポーツや電車(撮り鉄)でおなじみの流し撮りを「波」にやってみるもので,
- カメラを波頭に合わせてスイングし,低速シャッターで波の速さを表現する
というものです(まぁ,上手くいけばの話なのですが・・・)。
こんな風に,波頭を焦点に,スローシャッターで流し撮ります。
Nikon D600 + Nikkor VR 24-120mm
ちょっと大変なのは,流し撮りをするからには,波を横から撮る必要があり,ある程度は海の中に入っていかなければならないところです。
具体的な手順は,こんな感じです。
- 長靴を履く(必須,笑)
- 海に入って横を見る
- 形のいい波頭を見つけたら,カメラを横向きにスイングしながら連写
- 波に飲み込まれないうちに逃げる
シャッター速度は(波の速さにもよりますが)1/15~1/30s,絞りはF5.6~F8くらい,AFはコンティニュアス(追尾)。
また,できれば手振れ補正機能があった方が成功率は高いです(かつ,流し撮りモードありの奴)。
長々とコツを書いてますが,まだやり始めたばかりでイマイチ満足な写真は撮れていません。
望遠で撮ると,迫力が増します(^^)
Nikon D600 + Nikkor VR 24-120mm
理想は,も~っと長い流れを描きたいのですが,さすがに手持ちでは無理な気もします(完全に水平には振れない・・・)。シャッター速度や,三脚(or 一脚)使用も含め,まだまだ工夫の余地はたくさんありそうです。
「浜の鏡撮り」とは?
「流し撮り」は正式なカメラ用語ですが,「鏡撮り」はたぶんおいらオリジナル(実用新案非出願中)。
夕方の海に出かけると(早朝も可),砂浜に打ち寄せた波が引いていくときに,まるで鏡のように均一に濡れて輝く砂浜が現れることがあります。
その様子を撮ろうとすると意外と難しいのですが,上手くいくと,本当に鏡のような砂浜を撮ることができます。
具体的な撮り方は以下のとおりです。
- 長靴を履く(やっぱりね・・・)
- 波が来たときに水深5cmくらいになるところまで海に進む
- 波が来たらしゃがんで待機(ケツが濡れないように注意!)
- 波が引いていくときに,「鏡」が現れたらシャッターチャンス!
コツは,なるべく低い姿勢で撮ること,ある程度シャッター速度を抑えること(1/60~1/30sくらい),かなり絞り込むこと(f8 or f11くらい)。
レンズは広角である方が望ましく,おいらは10年前の24mmを使っていますが,35mm(APSなら24mm)くらいでも十分いけそうですし,その場合は,海まで入らなくても陸から撮れそうです。
鏡になった砂浜に,真っ赤に燃える夕焼け,富士山,月などが写し込めたらなお良いと思うのですが,なかなか難しい・・・。
波の引き際で撮るのがコツです(^^)
Nikon D600 + Nikkor VR 24-120mm
おぉ~,本日一番のお気に入り。縦に撮ってよかった~(^^)
Nikon D600 + Nikkor VR 24-120mm
まだまだ工夫が必要ですね。
もっとスーパースローなシャッター(数秒~数10秒)で撮ると,波が完全に消えるはずなのですが,やっぱり三脚が必要。でも,脚が水没してしまうのでなかなか踏み切れません。1000円くらいの安~い三脚を買ってやってみようかなぁ・・・。
我が家の主力三脚,Manfrotto 190CX3。一応,カーボンだす(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
以上,最近凝っている,「波の流し撮り」と「浜の鏡撮り」のご紹介でした。
他にも「こんな撮り方もありますよ!」という楽しい写真アイデアがありましたら,教えてください~ (^^)
>にっぱーさん
はじめまして。
コメントありがとうございます!(^^)
自転車乗りのカメラ好きとは同じですね!!
どちらもメカ好きにはたまらないですよね。
D600は手持ちのいろいろな機材を売り払って,
なんとかフルサイズへの道に踏み出しました。
が,今のところ,あまり・・・,差を感じていません。
デカイ&重くなりましたが,
D600はD7000とほぼ共通ボディなので,D90ともほとんど変わらないです。
もっと,落ち着いて風景写真を撮ったりすると,
実力が出ると期待しているのですが・・・。
自転車での運搬中に転倒すると,確かに怖いですね・・・。
一応,インナーバッグに入れた上で,
タオルで包んでドイターに入れているのですが,
マスがあるので,転ぶとどうなるか分からないですね。
幸い,ロード6年ですが今のところ無転倒なので,
物を壊したことは無いのですが,そうやって油断している奴ほど危ない(笑)
新年早々,号泣することにならないよう,
今年も安全第一で頑張ります~
これからも,フォトポタ日記をよろしくお願いします~(^^)