すでに速報でご案内の通り,愛媛の今治~広島の尾道を結ぶ「しまなみ海道」の全行程70km(のごく一部)を家族4人で走破してきました!
バイクは持参せず現地レンタルし,1日目は来島海峡大橋(今治~大島),2日目は多々羅大橋(大三島~生口島)と一番の見どころだけをつまみ食いするだけの,ミニツーリングです。
1日30kmほどのミニツーリングなのに,見どころたくさん,トラブルたくさんの楽しい旅でした(^^)
まずは,1日目の来島海峡大橋編からどんぞ~。
1日目(来島海峡大橋編)の概要
1日目は,今治を出発し,来島海峡大橋を渡って大島に上陸し,島の反対側まで走ってお昼ご飯を食べたら,来た道を引き返すコース。
往復で30kmちょいなので,そんなに長くはないのですが,以前,チャリダーでも紹介された通り,大島はアップダウンが激しいコースなので,おいら以外の選手たちの体力が若干不安材料であります(杞憂どころか,正反対でしたが・・・)
【11:00】サンライズ糸山
旅の始まりは,今治のレンタサイクルターミナル(サンライズ糸山)から。
今治側のレンタサイクルターミナル,サンライズ糸山。ゆるキャラの「みきゃん」がお出迎え(^^)
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
今回は,家族4人でのライドでしたが,レンタルしたのは以下の物品。
レンタル品 | 使用者 | モデル | レンタル代 |
---|---|---|---|
クロスバイク | 男3人 (おいら,子供×2) |
GIANTESCAPE RX | 1000円/日 |
電動自転車 | ツマ | 不明 | 1500円/6時間 |
ヘルメット | 全員 | OGKでした | 0円(^^) |
クロスバイクについては期待していなかったのですが,GIANTのESCAPE RXというバイクで,車重も軽く(たぶん10kgくらい),ちゃんとした感じでした。
次男坊が最初に借りだして試乗したところ,サドル高が低いと感じた(両足ベタ)ようで,係員さんに「サドルが・・・」と言い出したら,「高いでしょう~,今低くするからね~♪」とさらに低くされてしまいました。
こんなこともあろうかと思って,マルチツールを持ってきていたので,すぐにこっそりと(普段通りの)適正な高さにセットしてあげました。
長男号,おいら号については,時間もなかったので「自分で工具でやりますので♪」とお断りして,手続きを済ませました(このことが後で命取りに・・・)
その後,返却についての案内や,トラブル発生時の連絡のほか,「停止直前にギアを軽くすべし」「フロント・リアでチェーンを斜め掛けするべからず」などの多少マニアックな説明(^^;)をいただいたあと,出発です!
【11:40~12:30】来島海峡大橋を渡る
いきなり,本日のクライマックス,来島海峡大橋です。
日本三大急潮流と言われる来島海峡を3つの巨大吊り橋で結んでいるのですが,ここを自転車専用側道で渡るのです!
3連橋なので,柱が6本並びます。デカいなぁ・・・。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
瀬戸内海だけあってたくさんの船が通るため,橋はかなり高い位置にあり(100m近い模様),「橋に上るのが大変」という感想をよく聞きます。
しかし,橋に上りきるまでかなり長い距離をループしながら走るので,勾配はとても緩いので特に問題はありませんでした(ヒルクライムバカ目線ですが・・・)
もちろん,電動チャリのツマは先頭を快走です(笑)
橋本体へ接続するループを快走するShiro家御一行様。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
橋からの眺めは爽快そのもの。
前述のとおり,高い位置から瀬戸内海を一望でき,空を飛んでいるような感じです。
この日は風もほとんどなく(だから暑いのですが・・・),約4kmの天空(?)ライドを楽しむことができました。
あまりの広大な景色に,空を飛んでいるような気になります。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
この海の上を自転車で走っているのです。すごい~
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
【12:30~13:30】意外とキツイ!大島ヒルクライム
来島海峡大橋を渡り,大島へ上陸したShiro家御一行様。
これから,島を縦断し,北端の宮窪町で海鮮ランチをして帰る予定でした。
島に入って走り始めると早々に急坂登場。いつもなら,「うほ~,上り,上り♪」と喜ぶところですが,今日のおいらはいつもと違う(悪い方向に)
- バイクのサドルが超低い(ハンドルより低い・・・)
- バイクのタイヤ空気圧が超低い(4気圧未満と思われる)
- バイクのチェーンが超錆びている(キーキー)
- 背中の荷物が超重い(←これは自分が悪い,笑)
特に厳しかったのが,1.のサドル高。
通常より20cm近く低い感じ(両足ベタでさらに余裕)だったので,シートクランプを緩めて調整しようとしたのですが,ポストが激しく錆びついていて,全く動いてくれませんでした。
ハンドルよりもサドルが低い,ママチャリポジション・・・(T_T)
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
せっかくのクロスバイクでしたが,1~3を合わせると,結局,「カゴの無いママチャリ」みたいな乗り物になってしまいました。
大島島内は2~3のアップダウンがあり,それぞれ5,6%くらいの勾配があるのですが,ママチャリで,オールダンシングで超えるのは結構いいトレーニングになりました(笑)
大島はアップダウンの島。これを,超ローポジションで登るのはキツイ!
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
幸い,長男・次男のバイクは比較的良く整備されていましたし(空気圧は低かったですが),ツマは電動で快走したので,なんとか無事に島の北端に到着。
【13:30~14:20】無事にランチ(^^)
大島北端の宮窪町で,当初は海鮮料理屋さんを予定していたのですが,あいにく予約客でいっぱい。
他に2軒程のお店を訪ねたのですがイマイチで,ようやく町の外れの村上水軍博物館でランチにありつけました。
村上水軍博物館で食べたシラス丼。まずまずのお味でした(^^)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
【14:20~16:00】帰り道も,もちろん厳しいヒルクライム
往路は,超低いサドル,超低い空気圧,超さびたチェーン,超重い荷物に苦しみましたが,ランチの1時間の後には自然に修復され,荷物も軽く・・・なるわけがなく,帰り道も,ヘビートレーニングのヒルクライムです。
この日は気温が35度まで上がったうえに,ほぼ無風状態ということで,「ここは真夏のヤビツ?」というくら厳しいヒルクライムでした(厳しいのはおいらだけで,ツマ&子供は快走でしたが・・・笑)
帰りも快走する子供たち。できれば,バイクを交換してもらいたいのだが・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
帰りの来島海峡大橋もまた素晴らしい風景。
本当は夕方までまって夕日を見たいところでしたが,レンタサイクルは17時までに返却しなければならないし,この日の宿泊地は道後温泉なので早めに帰る必要があり,泣く泣く先を急ぎ,16時過ぎにレンタサイクルターミナルに到着です。
大島側から見た来島海峡大橋。さて,これからわたって四国に戻るよ~
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
1日目のまとめ
しまなみ海道1日目をまとめると,来島海峡大橋が素晴らしかった,の一言に尽きます。
海を渡る橋は,以前,宮古島の来間大橋を渡ったことがあるのですが,異次元の爽快感でした。
湘南に住んでいますから,ほぼ毎週のように海沿いを走っていますが,こんなに素晴らしい海風景が見られる場所を知りません。
こんな風景を,自転車専用道路から見られる場所は,ほかに知りません。
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
一応,自転車ブログなので(笑),レンタルバイクについてもまとめておきましょう。
良かったところ
- ちゃんとしたメーカーのクロスバイク
- 車重は10kg程度なので軽やか
- ヘルメットも無料レンタルしてくれる
- レンタル代金がとても安い(1日1000円!)
イマイチな点
- サドル高を低めにセットしすぎ
- 空気圧も低すぎる(4気圧未満と思われます)
- メンテが行き届いていない(ポストの錆,チェーンの錆)
- 返却門限が日没よりだいぶ前(17時)
対策としては,マルチツール・携帯ポンプは持って行ったほうがよさそうです。
また,ポストが錆びていることがあるので,出発前によく確認したほうが良いでしょう。
おしまい(^^)
2日目(多々羅大橋編)につづく・・・。
出遅れコメントですが・・・
改めてお疲れ様でした。
サンライズ糸山でレンタルしたんですね。
GIANTのエスケープが1日1000円とは驚きですが、メンテ内容がいまいちでしたね。
保有台数が多いから追いつかないんでしょうけど・・・
そかし、長身のShiroさんがハンドルよりも低いサドル高で走ったとは大変でしたね。
来島大橋から見る瀬戸内の海、島はなんともノスタルジーですよね。
我が家もいっぺんで虜になりました。
大島内のアップダウンは意外ですよね。
海沿いに走れるのかと思いきや結構な山越えで妻に恨まれました。
ブルーラインに沿って走れば迷うことなく次の島に渡れるのですが寄り道したくなりますよね。
我が家も時間に縛られ3島の往復でしたが行ってよかったと思ってます。