「家族でしまなみ海道」の2日目は,多々羅大橋を渡ってレモンで有名な生口島に上陸。
1日目の大島と違い,生口島はほぼ平坦な海岸線を走るコースですので,のんびりとした瀬戸内の雰囲気を堪能できるライドになる・・・はずだったのですが・・・?
2日目(多々羅大橋編)の概要
2日目は,大三島のレンタサイクルターミナルを出発し,多々羅大橋を渡って,レモンで有名な生口島に上陸,島の北西部,瀬戸田地区にあるジェラート屋さんを目指します
(大三島までが愛媛県,生口島から先は広島県です)
片道9kmちょいの平坦コースなので,本来なら楽勝なのですが,この日の午前中に松山城に長居しすぎたために,レンタサイクルターミナルに着いたのが15時。
酷暑の時間帯は避けられていますが,レンタルバイクの返却時刻(17時)との戦いになりそうです・・・。
【15:00】 上浦レンタサイクルターミナル
大三島の北端にある上浦レンタサイクルターミナルで,1日目と同様に自転車&ヘルメットをレンタルします。
レンタル品 | 使用者 | モデル | レンタル代 |
---|---|---|---|
クロスバイク | 男3人 (おいら,子供×2) |
ブリヂストン Ordina | 1000円/日 |
電動自転車 | ツマ | 不明 | 1500円/6時間 |
ヘルメット | 全員 | OGKでした | 0円(^^) |
しまなみ海道内のレンタサイクルは運営母体が同じなので,バイクも同じかと思っていたら,なぜか,ブリヂストンの「Ordina」というクロスでした。
また,1日はメカニック(?)のオジサンがいろいろ指導してくれたのですが,上浦には受付の女性が二人いるのみで,バイクは駐輪場から自分たちで出してきて,そのまま乗っていく,わりとフリーダムな感じ。
もちろん,前日の失敗を活かし,出発前に全員のサドル高さを調整しました。
これで無事に出発できると思った矢先,走り始めた長男号が,
「ガチャガチャ,バキ~ン,バキバキバキ~」
という,どこかで聞いたような嫌な音を出して急停車。
何事かと駆け寄ってみると,リアディレイラが外れてリアのホイールに絡みつき,スポークが折れているという,どこかで見た光景。
幸い走り出したばかりだったので,すぐに事務所に引き返して受付の女性に惨状を伝えると,「あら~。じゃ,別の自転車を出して乗っていてくださいね~♪」とのこと。
いやいや,場合によっては大事故にもなりかねないんですが・・・。
バイクの後ろ半分はほぼ全損してるけど,大丈夫でしょうか?
まぁ,おいらも人のことは言えないので,今度はちゃんとRD周りを確認しつつ,新しいバイク(これもOrdina)を選んで再スタート。
いかんなぁ,ますます時間が・・・。
【15:45】多々羅大橋を渡りますよ~
多々羅大橋は,愛媛県の大島~広島県の生口島を結ぶ1.5kmの大橋。
完成当時は世界最長,現在でも国内最長という巨大な斜張橋です。
多々良大橋の勇士。この写真の左側(大島)から,右側(生口島)に向かって走ります。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
多々良島からの眺め。瀬戸内海らしい,のどかな風景です(^^)
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
来島海峡大橋と同様,高速道路と並行して自転車専用の道路がくっついているので,とても走りやすい。
途中,橋の柱部分の下で,手をたたくと柱の内側で反響音が鳴り響く,「多々羅鳴き龍」という現象があります。
閉鎖空間でもないのに,音が反響するのはとても不思議で,楽しい体験でした。
★動画は音がするのでご注意を~
【16:00】 生口島個人タイムトライアル
生口島に上陸したら,約7km先のジェラート屋さんを目指して,平坦な海岸線を走ります。
出発時のRDトラブルなどもあって,ますます時間がひっ迫していたため,平均35km/hで走らないと,ジェラート屋さんに行って食べ,引き返して多々羅大橋を渡り,レンタサイクルターミナルには戻れないことが判明。
オス3人(おいら,子供×2)は,なんとかなりそうですが,問題は,25km/hくらいしか出せないツマ号。
電動チャリなので,疲れはしないのですが速度が遅いので,ツマには先に出発してもらい,おいらは写真などを撮ったりしつつ,追いかけることにしました。
島の西海岸は平たんな道。どことなく,湘南にも似ています。
SONY アクションカム AS-15
しかし,走り始めてすぐに,乗りなれていない(=フィットしていない)バイクで35km/hを維持するのはかなりキツイことに気が付きます。
子供たちは気にせずガンガン走っていましたが,おいらは,180bpm付近まで頑張ってようやく追いつけました。
その時の様子はこちら。
結局,平均25km/hほどで走るツマ号を待つことができず,涙をのんで,途中で引き返すことになりました。
【16:50】 それでも楽しい,しまなみ海道(^^)
早々に目的地を断念したため,帰り道は少し余裕ができました。
往路は35km/hで飛ばした海岸線を,帰りは家族みんなで20km/hくらいでのんびり走ります。
すると,もともと,時間が止まったようにのどかな瀬戸内の海の風景に癒されます。
目的の店には行けず,汗だくにもなりましたが,それでもやっぱり楽しい,しまなみ海道でした。
レンタサイクル返却時刻の10分前。無事に上浦レンタサイクルターミナルに戻ってきました。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
この日の夜は,初日に走った大島にある,海辺の旅館。
最高にうまい海の幸を楽しみ,夜の瀬戸内海を見ながら夜は更けていきました。
この日は大島の海辺の旅館に宿泊。波の音が気持ちいい。
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
最高にうまそうなウニ! ・・・が,実はおいらは苦手(涙)
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
まとめ
1日目は3超(超低いサドル,超錆びたチェーン,超低い空気圧)に悩まされ,2日目は時間に追われてしまいましたが,経験したことがない,素晴らしい眺望の中を走ることができました。
しまなみ海道全体が,「自転車で走ることが当たり前」という雰囲気があり,どこに行ってもバイクスタンドがあるし,バイクウェアのままでも全く違和感がありません。
たとえサドルが低く,チェーンが錆びてて,空気圧が低かったとしても,それでも,しまなみ海道は走って楽しいと感じました。
どんなバイクで走っても,楽しめます。でも・・・?
SONY α7II + Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA
でも,レンタルサイクルだど,やっぱり,いろいろ不満点も出てしまうことも確か。
しまなみ海道の両端(今治,尾道)にはGIANTストアがあって,クロスだけではなくロードのレンタルもしています。
お値段はおいらたちが借りたバイクに比べて3~4倍以上もしますが,おそらく,もっとちゃんとメンテできていると思います。
理想は,自身のバイクを飛行機や電車,車で持ち込むのが一番だと思いますが,難しい場合にはこちらの利用もありかもしれませんね。
またいつか,ロードバイクでしまなみ海道全線を走ってみたいなぁ・・・(^^)
おしまい
いつもブログを楽しみに見ています。しまなみ付近在住のロード好き40代おやじです。ジェラートおいしいのに残念でしたね(泣) こんどはぜひ涼しい日にロードでポタしてみてください。自転車と泊まれる尾道U2ホテルや大三島には海鮮丼の安い店もありますので是非^^