新型ウェアラブルカメラでスプリントの動画を!(やらないけど)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
一部では情報がリークされていましたが(笑),自転車動画用のウェアラブルカメラを新調しました。
「新調」といっても,現行の1世代前の機種SONY HDR-AS200Vを,さらに展示処分品でゲットというセコさですが,長年の悩みの全てが90%くらい解決しました。
初めて,非ポンコツなウェアラブルカメラを手に入れました(^^)
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 初めてのウェアラブルカメラ,SONY HDR-AS15はものすごいポンコツカメラだった
- それでも,肝心な映像はきれいに撮れた
- AS15のポンコツポイントのほとんどを改善した,AS200Vを展示処分品で購入
- 全体的にものすごく改善されたけど,まだマウントが弱点
- レックマウントにしたら一発解決!
Shiro家初代ウェアラブルポンコツカメラ,SONY HDR-AS15
3年前,おいらが初めて購入したウェアラブルカメラは,SONYのHDR-AS15というカメラ。
おいらにとって初めてのウェアラブルカメラだったのですが,運悪く,SONYにとっても初めてのウェアラブルカメラでした。
おいらのイメージでは,SONYはちょっと背伸びしたスペックやデザインを盛り込むのですが,耐久性がちょっと低かったりしたのですが,HDR-AS15はそんなレベルでは収まらず,およそ市販カメラとして考えられるすべての欠点を盛り込んだ,世界初のウェアラブルポンコツカメラ(WPC)でした。
おいらが気が付いただけで,これくらいのポンコツポイントがありました。
AS15のポンコツポイント | 改善策 | 補足 |
---|---|---|
振動で異音が発生する (録音もされる) |
あきらめていた | ポンコツすぎです |
バッテリーがガタつく (その音も録音される) |
自己融着テープを詰め込む | 同上(↑) |
SDカードが飛び出す (で,録画停止) |
瞬間接着剤で固めた(!) | もう論外としか・・・。 |
三脚用の穴が無い | 各種純正ケース(そっちもポンコツ)に入れる | ケースに入れない限り使えないカメラって・・・ |
防水ケースに入れると操作できない | あきらめていた | バカなのだろうか・・・? |
防水ケースが巨大 (だけど必須) |
スケルトンケースを使っていたを使う(のちに大破) | デカくて頑丈 or 小さくて大破 |
録画中かどうかが分かりにくい | 側面液晶の「秒数」が進んでいることで認識 | ハンドルバーまで顔を下げて,小さな数字を読み取ります。ワンダフル。 |
本体が非防水・非防滴・非防塵 | 防水ケースに入れる(すると,曇って写らなくなる) | 本当にアクションカム? クラシックカメラじゃないんだから・・・ |
これらは本体の問題ですが,純正オプション群もかなりのポンコツ品質で,ハンドルバーマウント(VCT-HM1,3000円)は強度不足で下を向くポンコツマウントでした。
初代ハンドルバーマウント。ちょっと走るとすぐお辞儀。非常に礼儀正しいマウントでした。
Panasonic LUMIX GM1 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8
さらに,スケルトンフレーム(AKA-SF1,3780円)に至っては,富士ヒルの下り(たった30~40km/hくらい)でぶっ壊れて,カメラもろとも地面を転がっていくという究極のポンコツクォリティでした。
しかし,AS15の発売から3年,AS30,AS100,AZ1,X1000,AS200と矢継ぎ早に5世代も重ねてきていますから,これらの欠点は解決されています(はずです)。
ちなみに,最新機種(AS200の次モデル)は,AS50,X3000,AS300です。もう,UNIXのバージョンみたいに複雑で,どれがどだか分からないでがす。
Shiro家2代目ウェアラブルカメラ,HDR-AS200V
冒頭で紹介した通り,AS15に代わる,Shiro家2代目のウェアラブルカメラは,同じSONYのHDR-AS200Vという機種です。
SONYはAS15のデザインがよっぽど気に入ったのか,5世代を経ても全く同じ形状・サイズですが,ボディーカラーが真っ黒→真っ白に大変革。やはり,AS15はSONYにとっても,忘れ去りたい黒歴史なのかもしれません・・・。
左の白がAS200,右の黒がAS15。サイズは同一です。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
AS200VはAS15に比べてボディカラー以外も進化しています(←当たり前だ!)
まぁ,多くは「進化」というより「改修」と言ったほうがいいような気もしないではないですが・・・(^^;
AS15(の欠点・欠陥) | AS200での進化(というか改修) | 補足 |
---|---|---|
振動で異音が発生する (録音もされる) |
異音がしなくなった | それが普通だけど(^^) |
バッテリーがガタつく (その音も録音される) |
ガタつかなくなった | 同上(↑) |
SDカードが飛び出す (で,録画停止) |
飛び出さなくなった | 同上(↑) |
防水ケースに入れると操作できない | 操作できるようになった | 同上(↑) |
録画中が分かりにくい | ボディ上部に録画中ランプ搭載 | 同上(↑) |
三脚用の穴がない | 小さなねじ穴装備 (三脚にはアダプタが必要) |
次のAS300では,直接,三脚に取り付けられます |
防水ケースが巨大 | かなり小型化 | カメラサイズが同じなのに,ケースだけ小さくなった |
本体が非防水・非防滴・非防塵 | 防滴・防塵になった(IPX4) | GoPro Sessionと悩んだ点です |
5世代目でようやく実用に耐えられるようになった感がありますが,惜しむらくは,三脚用の穴が特殊(小さい)こと。
普通の三脚(1/4インチネジ)に付けるためには,同梱のアダプタを介する必要があり,面倒くさいし,新たな振動源になっています(>o<)
せっかく,本体にねじ穴が設けられたのですが・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
このアダプタ(同梱)を装着しないと,三脚には載せられません。なぜ,最初からねじ穴を大きくできない・・・?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
手元にあったゴリラポット三脚に載せてみる。ずいぶんコンパクトになりました(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
次モデルのAS300ではようやく普通の三脚に直接付けられるようになったのですが,そこまでに6世代・3年の歳月がかかるものなんですかねぇ・・・?
次モデルのAS300(SONYのHPより拝借)。「三脚の穴があるよ!」がウリの一つになっている・・・。
三脚問題は残っていますが,それでも,ポンコツAS15に比べれば,ほとんどの不満点が解消されています。
もともと,ポンコツ15も使い勝手は最悪でしたが,画質は最高に良かったので,これでほぼ満足できるカメラになった気がします。
画質関係の基本性能は,前述の通りポンコツ15でも十分高かったので,少なくとも表に出てくる仕様上では,撮像素子(画素数,感度等),レンズ,動画記録方式などに大きな変更はありません。
なので,「ちゃんと装着できる」以外,AS15との差はほとんどないのですが,しいて言えば,AS200はNFCが搭載されている点が比較的大きな差です(後述)
デカデカと書かれた「Splashproof」の文字。ようやく,本体だけで(=カバー無しで)防滴仕様になりました。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
各コネクタ部もちゃんとゴムでシーリングされています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
防水ケースはずいぶん小型化されました(左がAS200同梱品)。
カメラサイズは変わらないので,どちらのケースも使えます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
左がA200同梱の防水ケース。
ケースに入れても操作できるようになっています(当たり前だ~)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
写真が下手で見にくいですが,前輪あたりに,RECランプが装着されました。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
使い勝手はどうでしょう?
まだ数回しか使っていませんが,ポンコツ15とは比較にならないくらい,使いやすくなりました。
ショボイDIYをやらなくても普通に搭載できて,普通に撮影できるのが素晴らしいのですが,特にこの辺が便利になりました。
- 強度に不安のあるスケルトンフレーム無しに,マウントできる
- NFC搭載なので,スマホで簡単に映像確認ができる
- 上部RECランプで,録画ONが一目でわかる
意外だったのが,2番目のNFC搭載のメリット。
ポンコツ15もWi-Fiを使ってスマホ画面で映像を確認できたのですが,ポンコツ15とスマホの双方でWi-Fiの設定をしなければならず,結構面倒でした。
AS200VはNFC搭載なので,スマホをAS200Vに近づけるだけで,自動的にWi-Fi設定が終わり,専用アプリ(PlayMemories Mobile)が起動して映像が画面確認できるので,撮影アングルの調整が各段に簡単になりました(^^)
───
しかし,AS15時代に培われたポンコツオプション群のポンコツ品質の伝統は受け継がれていたみたいで,さっそく,ひとつ痛い目に遭いました。
ハンドルバーマウントが2代目になって小型化されたので本体と一緒に買ってみたのですが,初代マウント(AS15で試してポンコツぶりを確認済み)と同様,ちょっとした揺れですぐにお辞儀してしまいました・・・(下りならまだしも,登りでデス)
2代目ハンドルバーマウント。ヤビツを登り終えて,深々とお辞儀をするAS200。
柔道家並みに礼儀正しいのはいいけど,たぶん,サイコンしか写ってないぞ・・・
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
礼儀を大事にする社風なのか理由はわかりませんが,純正オプション群のポンコツ品質はAS200V世代にも連綿と受け継がれているみたいです。
価格.comなどには,純正ポンコツオプションに対する怨嗟のコメントが多数投稿されていて,一部では「消費生活センターに持ち込む!」などとエキサイトしているようですが,ここは工夫と知恵(と忍耐力)です。
・・・と思ったのですが,おいらは3年も忍耐し続けていたので,とっとと純正オプションには見切りをつけて,定番のレックマウントにしたら一発で解決しました(^^)
オールプラの純正に比べ,オールアルミで圧倒的に剛性が高いレックマウント。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
今まで購入した,
- 初代ポンコツハンドルバーマウント (VCT-HM1 / 3000円)
- 2代目ポンコツハンドルバーマウント (VCT-HM2 / 3500円)
- ポンコツスケルトンフレーム (AKA-SF1 / 3780円)
は全部無駄で,レックマウントで購入した以下の2パーツですべて解決です。
- ハンドルバーマウント(B45-GP / 3000円)
- GP変換アダプター(GP-CN-A2 / 2000円)
レックマウントは,さすが非純正だけあって非ポンコツ品質。
ヤビツの登りどころか下りでも全くガタはありませんし,お辞儀もしません!(^^)
なんだかなぁ・・・
カメラ本体の方はほぼ満足できる品質になってきている,SONYさんにはもう少し頑張ってもらって,マウントパーツの改良に総力を挙げて取り組んでもらいたいところです(結構なお値段しますしね・・・)
なんせ,撮影される動画のクオリティにはまったく不満がありませんから,あとは,各種パーツの強度だけです。
がんばって~!(^^)
おしまい
AS200が壊れたら,たぶん,次もSONYを買います。たのんますよ~(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
(おまけ)
各種メーター(速度,心拍,パワーなど)の表示が以前と変わっているかと思います。
以前,超手抜きで紹介したDashWareというソフトにかえて,GARMINの無料ソフト,Virb Editを使ってみました。
こちらについては,また機会を見て紹介したいと思います~
GARMINのメーター動画ソフト。使いやすくて,なんと無料(!)
こんにちは!こーちゃんです。
私も、SHIROさんのモノマネでHDR-AS30V使ってます。
おかげさまで、純正オプションを買わずにすみました 笑。
AS30でもダメダメだと思ってたら、15は相当ひどいようですね。
私のは、バッグの中で勝手に電源ついて録画がスタートして、
電池がなくなるまで真っ暗を録画して、使いたいときにバッテリーがないという事が多いです。
あと、ケースに入れると外の音が聞こえず、自転車本体の振動音しかきこえません。
as300は単体で立つようになったんですね。
私はケシゴムでスタンドを作りました。AS200も立ってるみたいですね。
この記事のお陰で無駄に新調したくなりました 笑