この日の最高速!(41km/h) 気分爽快の5合目手前です。
SONY アクションカム HDR-AS200V
富士ヒルクライム2018の参戦記も、いよいよ、本番編。
雨の(途中でやんだけど)24kmをいかに闘ってきたか(笑)を紹介しましょう。
富士ヒルクライム2018の作戦
「2018」といっても、いつもと同じで、「急坂は耐えて、緩斜面は飛ばす」だけです。
ただ、今年はZWIFTを繰り返して、ある程度正確なFTPが分かっているので、それをもとに、以下のような作戦で行くことにしました。
坂タイプ(?) | 頑張り度合い | 具体的数値 |
---|---|---|
急坂(6%以上) | 抑えて耐える | 200W程度 |
通常(5~6%) | 普通に走る | 220W程度 |
緩斜面(5%未満) | かっ飛ばす | 300W未満 |
また、先日のスバルライン試走時の仕様と比較すると、以下のようになります。
試走年 | 2017年 | 2018年 | 備考 |
---|---|---|---|
年齢 | 48歳 | 49歳 | 試走より3週間ほど加齢 |
体重 | 62kg | 57.7g | だいぶ軽くなりました |
フレーム | LOOK595 | 9年目です | |
ホイール | F: Reynolds MV32T R: FastForward F4R |
Reynoldsも8年目 | |
タイヤ(F) | F: Vittoria CORSA CX3 R:VELOFLEX Record |
Vittoria CORSA SPEED |
超お気に入りのCORSA SPEED!! |
チェーンリング | FC-9000(50-34T) | 左のFC-9000を単身赴任先から持ち帰り | |
リアスプロケ | CS-6700(12-30T) | シルバーギアです(^^) | |
サイコン | PIONEER SX-500CA GARMIN fenix 5s GARMIN Edge810J |
なぜ3つも必要なのか? | |
パワーメーター | PIONEERペダモニ | 久しぶりに両脚です | |
至近のFTP | 190W (3.0W/kg) |
240W (4.16W/kg) |
かなり改善! |
タイヤが、早くも超お気に入りになっている、Vittoria CORSA SPEEDになっていることと、左クランクもペダモニを装着して両脚計測ができることとが装備面での大きな差。
また、試走時(233W)よりもさらに微妙にFTPが向上(240W)しているのと、急に体重が減ったこと(57.7kg)により、パワーウェイトレシオが大きく向上していることが好材料です。
試走の時より3週間ほど加齢していますが、まぁ、いいでしょう(^^;
序盤(スタート~10km)の様子
前回紹介した通り、スタート時点は、雨が降るか降らないかギリギリの状況でした。
パレード走行の間に、雨対策でかぶっていたキャップがそのままのことを思い出し、以前の悪夢を回避するために、路肩に一時停止してキャップを脱ぎました。
実際の走行の様子はこんな感じです(↓)
出場9回目にして初めて、序盤でまったくスパートしていません。
スタート直後、料金所前の急坂はみんな飛ばし気味なのですが、ひたすらパワー値だけを見て、抑えて走ったため、あとで動画を見ると、「抜かれ放題」になっていて驚きです。
料金所を抜けると、濃霧に加えて雨も降るようになり、視界はかなり悪くなりましたが、そんな時こそ、パワー値(と勾配)表示だけを見て、黙って220Wで走るのみです。
中盤の様子(10~20km区間)
試走の時もそうでしたが、ヤビツディスタンス(12km)を超えたあたりから、急に疲労を感じるようになり、ちょいちょいと200Wを下回るようになってきます。
ヤビツにしてもZWIFTにしても、1時間そこそこしか走っていないので、ここから先は、年2回(スバルライン試走&本番)しか走ってない、ほぼ未体験ゾーンであることが要因かと思います。
それでも、途中をサボったおかげか、20km地点に近づくころにはまた復活してきて、天気も良くなって調子が出てきたのですが、今度は余り気味のパワーを無駄にダッシュで使ってしまうなど、悪い癖が出てしまったりしています・・・。
この辺の、無駄なパワーアップ、パワーダウンの繰り返しが今後の課題の一つかと・・・
終盤の様子(20km~ゴール)
20km地点を越え、最後の急こう配を登りきると、富士ヒル名物の「極楽浄土区間」。
ここまで、20km以上登ってきているため、1~2%の勾配などはほとんど平たん、下手すると下り坂に見えてしまうくらいなので、猛烈に飛ばすことができます。
今年は、最初は一人旅になってしまいそうでしたが、早い集団を見つけては追いついて集団走行することができました。
途中、最大41km/hまで加速することができ、タイム短縮に大きく寄与できました。
また、ゴールは、運営が酷かった去年とは異なり、渋滞することなく、また足も売切れることなく無事にゴールすることができました。
走りを振り返ってみて
9回目となった本大会の記録は、1時間20分。
参加年 | 2009 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バイク | RHC | LOOK 595 | |||||||
天候 | 快晴 | 曇り | 雨 | 快晴 | 超快晴 | 曇り | 超快晴 | 快晴 | 雨 |
歴代順位 | 8位 | 3位 | 2位 | 4位 | 7位 | 5位 | 6位 | 9位 | 1位 |
タイム | 1時間 29分 |
1時間 22分 |
1時間 21分 |
1時間 23分 |
1時間 28分 |
1時間 23分 |
1時間 24分 |
1時間 32分 |
1時間 20分 |
平均心拍 (bpm) |
180 | 181 | 176 | 176 | 177 | 175 | 173 | 173 | 175 |
最大心拍 (bpm) |
190 | 190 | 196 | 196 | 189 | 187 | 189 | 195 | 197 |
平均 ケイデンス (rpm) |
74 | 77 | 82 | 78 | 86 | 81 | 82 | 82 | 91 |
最高速度 (km/h) |
35.8 | 44.1 | 38.2 | 35.5 | 39.9 | 40.3 | 40.9 | 41.1 | 41.5 |
消費エネ (kcal) |
1446 | 1451 | 1487 | 1866 | 952 | 1004 | 867 | 1027 | 1070 |
表彰区分 | 万年ブロンズ | まさかの ブルー |
ブロンズ 復帰 |
||||||
平均パワー (NP,W) |
190 | 226W | |||||||
アイス購入 (個) |
1 | 1 | 0 | 2(※1) | 2 | 1 | ゼロ! | 1 | 1 (巨大) |
タイムは自己ベスト、アイスは過去最大!
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
2012年の自己ベストを1分だけ更新することができました。
また、最低の出来だった昨年に比べると、なんと12分も短縮することができました(^^)
昨年の走りとパワー(1分間の移動平均)で比較するとこんな感じです(↓)
青が2017、赤が2018のパワー。そもそも、2017が全体的に低いですが・・・。
全体的に、最悪だった2017より高いのですが、2017は後半に向けてどんどん下がっていくの対し、2018はだいたい220W付近を維持できています。
特に最終盤(=極楽浄土)での盛り上がりぶりは顕著で、2017は150W以下まで下がっているのに対して、1分平均でも250W、瞬時値では520Wまで出せていました。
また、直前のヤビツベストと富士ヒルタイムの倍率を表すFYR(Fujihiru-Yabitsu-Rate)は、今年はなんと2.02。
ここまで、「富士ヒルはヤビツの2倍」が証明されしまうと、もはや、富士ヒルに出なくてもタイムが分かってしまうのでは?という気もしないではないです(笑)
今年のYFRは、なんと2.02! もはや、富士ヒルは出る必要はないのでは・・・?(笑)
・・・と、ここまでは、いいことずくめの2018年ですが、裏目標(?)だったシルバー(75分)には遠く5分も及ばなかったですし、来年以降のことを考えると、手放しでは喜べません。
ちなみに、歴代タイムをソートしてみると、こんな風になります。
歴代のタイムをソート。9年かけて、ようやく80分まで来ましたが・・・
9回も挑戦して、ようやく80分まで来ましたが、ベスト4は1分ずつしか早くなってなく、80分あたりが限界点のように見えます。
実際、昨年秋から、毎月25回くらいもZWIFTをやり込み、日々の睡眠時間は5時間程度でした。
さすがにこれ以上練習時間を増やすのは難しく、もうこれであきらめ、、、と思っていたら、まだまだ改善の余地があるのでは?ということに気が付きつつあります。
こちらについては、一連の報告が終わったらまた別途(^^)
次回は、地獄の下山&超改善大会運営について紹介予定です~
つづく。
自己ベストおめでとうございます!
来年はShiroさんの226Wを平均として走れるように頑張ろうと思います(笑