当日朝、のんびりと駐車場で出走準備を整えているところ。でも、そもそも駐車場が無かったら・・・?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
富士ヒルクライム2018の参加記も今回で最終回。
いよいよ、お待ちかね(?)の「ポカ」紹介と、今後の取り組みについてまとめてみました。
さすがに9回も参加していると、年々、「ポカ」の生産量が減少してきており、昨年に至っては一つのポカも生産できないという事態になっていました(大会運営上のポカは大豊作でしたが・・・)
前回記事までポカには触れていなかったため、「ひょっとして2年連続でポカレス大会?」と期待(失望?)された方もいたのではないかと思いますが、ご安心ください、今年は久しぶりにいろいろありましたので(^^;
【ポカ1】 当日の駐車場申請漏れ
参加前日、公式サイト上にある「案内資料」で自分の出走枠と、当日の指定駐車場を確認したのですが、指定駐車場欄は空欄。
数年前(前回だっけ?)から、駐車場を使う人だけ有料で事前申請するシステムになっていたのですが、申請を忘れていたようで、当日の駐車場が無いことが判明・・・!
Noguさんに譲ってもらった富士北麓公園で準備中。危ないところでした・・・。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
しかし、Noguさんが予定変更して、Shiro号(=FREED号)に相乗りすることになったので、Noguさんの駐車場券で無事に駐車することができました。
あやうく、30km近く離れたホテルから、(雨&濃霧の中を)自走で来ることになるところでした・・・。
【ポカ2】 リアシフト調整不良(2速が入らない!)
駐車場から大会会場までの移動時、リアシフトの調子がイマイチ悪かった(トップ側で擦れ)ので、ちょっとだけRDのバレルを回してみました。
トップ側の擦れが無くなったので安心し、その状態でスタートしたのですが、レース本番で負荷のかかる勾配区間に入ってみると、2速(27T)がとても入りにくいことが判明。
リリース操作(1速→2速)では全然入らず、引き操作(3速→2速)なら、なんとか入ってくれるのですが、ギャリギャリ擦れ続けるとても不安定な状態。
2速が使えず難儀しました・・・が、意外と好成績に!?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
2013年の黄金スプロケット(1~6速までしか使えない)に比べたら遥かにマシですが、貧脚ヒルクライマーを自認する身にとって、使用頻度が高い2速が使えないのはかなり痛かったです。
結局、3速(24T)で登れないところは、すべて1速(30T)になってしまい、その結果、過去9回の参戦で一番高い平均ケイデンス(91rpm)になりました。
とにかくやたらと回す走りになりましたが、実は、これはこれで正解だったりして・・・!?
過去9回の大会での平均ケイデンス。2速使用不可のおかげで、やたらと高いケイデンス(^^;
【ポカ3】 霞むラップタイム表
基本的にサイコンのタイムや速度表示は見ずに、パワー・勾配・ケイデンスしか見ていないのですが、それでも、全体のペースがいいのか悪いのか気になってきます。
そこでEdge810のバーチャルトレーナーを使ったのですが、こいつは途中でコースから逃げ出して、役に立たなくなることも多いので、原始的な紙ラップ表を保険でステムに装着しました。
原始的な紙ラップ表。電池も不要だし、信頼性はピカイチ・・・のはず。
SONY α7II + FE 28-70mm F3.5-5.6
例年通り、2つの目標値(82分、75分)を書いてみたのですが、ご覧の通り、かなり字が小さいラップ表になっていました。
加齢で細かい字が読めなくなってきているうえに、雨&濃霧で、自分のステムすら視界の彼方ですから、こんなラップ表、読めるわけがありません。
幸いにも、Edge810Jのバーチャルトレーナーは五合目まで同伴してくれたけど、来年は、さらに近眼が進みそうですから、もっと巨大な文字で書かないとだめですなぁ。
当日のイメージ。だいたい、こんな感じでした(笑)
SONY α7II + FE 28-70mm F3.5-5.6
【ポカ4】 クソ寒いのにデカイアイス
過去、2016年大会以外では5合目でアイスを食べていました。
中には、買った直後に落として2個目を買う(2013年大会)など、地元の(アイス)経済の振興に貢献してきたと自負しております。
今年は、雨中走行でカラダは濡れているし、気温も低い(10℃未満)なので、正直言って、アイスを食べるような状況ではなかったのですが、日本経済を下支えするために買ってしまいました。
しかし、ものすごく寒いのにもかかわらず、びっくりするくらい巨大なアイスでした。
過去、最も小さかった2014年と比較すると、こんな感じになります(↓)
左が今年(2018年大会)のアイス。デカイ・・・。
SONY アクションカム HDR-AS200V
店員さんに聞くと、ほとんど売れていないみたいで、向こうも在庫処分なのか、やたらとデカいアイスでした。寒かったよぅ~(TT)
【ポカ5】 下り装備のワスレモノ多数
前回記事で紹介した通り、今回の地獄雨下山では、防寒・防雨グッズを(ほぼ)フル装備したおかげでかなり快適に下ってくることができたのですが、忘れ物も多々ありました。
- カッパズボンの裾バンド
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下半身はゴルフ用のカッパズボンで完全防水でしたが、裾バンドを忘れてきたので、裾周りがバタついてギアに絡みそうでした。
右脚だけは計測チップバンドで縛り付けましたが、左脚はバタバタし放題の1時間でした・・・
- パールのレインキャップ
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雨走行時には、防水&視界確保で絶大な効果がある、パールのレインキャップが超強力です。
が!「下山用荷物」と「会場預け荷物」を取り違えてしまい、会場預け荷物の方に入れてしまっていました。
幸い、Noguさん所有ホテルからシャワーキャップを盗んでいたので助かったけど、パールだったら、視界はもっと良かっただろうな、と残念。
- 大会会場用ワイヤー錠
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地獄の雨下山をクリアして会場に着くと、ラックにバイクを停めて、計測チップ返却、リング授与、会場預け荷物の返却などの作業があり、合計すると結構長い時間、バイクを離れるのが心配になります。
近年イベント会場でのバイク盗難はよく聞くので、下山用荷物にワイヤー錠を入れていた・・・はずが、これまた会場預け荷物に入れてしまっていました。合掌。
以上、どれも小粒ばかりですが(?)、チクチクと痛いポカが多い大会でした。来年こそ、ポカレスで!
(まとめ)今後の富士ヒルのタイム短縮に向けて・・・?
今回は、昨年秋ごろから無数のローラー台練習(ZWIFT)を繰り返し、また、大好きなアイス・どら焼き・プリンを(少しだけ)我慢するなど、減量にも真面目に取り組んできました。
大会直前には、57kgまで減量できました。(昨年秋から6kg減)
これだけ頑張って、結果は1時間20分ということで、目標としていたシルバー(1時間15分)には遠く及びませんでした。
おっさんクラス(45~49歳男子)での位置づけを、富士ヒル2018の公式記録から、タイム別選手数でヒストグラムを描いてみると、こんな感じです(↓)
ゴールタイム別のヒストグラム。これ以上、左側に行くのは無理かなぁ・・・。
グラフの左側ほどタイムが早く、赤いところが今年の自分です。
グラフを見てわかる通り、「シルバー」に到達できる人は本当に極わずかなのです。
(母集団を参加全選手にしてもほぼ同じ形状です)
しかし、今年のコンディションや弱点に着目してみると、もう少しだけ改善の余地がありそうな気がしないでもない(かもしれない)です。
【その1】モーラスパップを使わない(^^;
5月中ごろ、筋肉痛が酷かった右脚に湿布(モーラスパップ)を貼ったところ、盛大に発疹してしまい、その後、激しくむくんでしまいました(まだ完全には治っていません)。
モーラスパップ。体質によって、紫外線を浴びると激しくカブレるのですが、まさに、カブレまくる体質でした・・・(涙)
この湿布は紫外線をあてると発疹する可能性があるのですが、気を付けなくてはならないのは、湿布を剥がしてからも数日間は皮膚に浸透しているので、その間に紫外線にあてると同じ事になるということです。
実は、去年の大会時も同じミスをしていた(この時は皮膚科に通院する羽目に)のですが、たった1年で忘れてしまい、全く同じミスを繰り返してしまい、右脚は左脚よりパワーが10W以上も低い状態でした。
なので、富士ヒル2019の作戦(その1)は、モーラスパップに気を付ける!です。素直に、ロキソニンを使いましょう。
【その2】超低いヘマトクリット値の改善
ヘマトクリット値は、血液中の血球の体積比率で、酸素供給能力に影響するそうですが、正常値は41.1~53.9%とのことですが、この春の健康診断の結果は・・・
春の健康診断結果。血が薄いのか・・・?
もう、下限ギリギリのヘマトクリット値。
幸い、UCIのドーピング基準(ヘマトクリット値<50%)は余裕でクリアしているので、今シーズンのツールへの参加は問題ないと思いますが、そういう問題ではなさそう。
よくよく見ると、赤血球やヘモグロビンも低いし、血圧に至っては上80/下45mmHgくらいしかないですから、とにかく酸素供給能力がすご~く低そうな感じ。
どうやったら改善されるのか、さっぱり分かりませんが、とりあえず鉄分を良く取るところからスタートかな・・・?
来年に向けての秘策が、「湿布に気を付ける」「血を濃くする」という、なんとも頼りない秘策ですが、秋になったらもう一度イチから鍛えなおしてみようかな?という気がしないでもないです。
秋になったら、またZWIFTで頑張ろう! (ダウンヒル0Wだけど)
私も健康診断結果みたらヘマトクリット値45、赤血球数437と低めでした。
もっと血をって感じですかね。
大幅改善された富士ヒル来年も楽しみましょう😁