峠の途中からの眺め。富士山の手前に、さっき登ってきた九十九折が見える。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
10年ぶりに尺里峠(ひさりとうげ)に出かけてきました。
前回はLOOK595号の完成直後に一人で上りましたが、今回は10年目のLOOK号で、次男坊と一緒に走ってきました。
要するにこんなお話です
- 10年ぶりに尺里峠に行ってきたよ!
- 我が家から峠ふもとまでが遠いけど、九十九折を上るのはやっぱり楽しい
- 分校跡地でちょっとしたお話を聞けました
- 帰り道が地獄の高速練で300TSSに・・・
「神奈川のラルプデュエズ」へ行こう!
尺里峠は、神奈川県の西部、足柄の山北町にある標高600mほどの峠で、ガングリオン手術を終え、LOOK号が完成した2010年3月に1度訪れています。
標高はそんなに高くない(ヤビツは761m)のですが、以下の3つの点が素晴らしい峠です。
- 見事な九十九折が体験できる
- 別名「神奈川のラルプデュエズ」と呼ばれるように、コンパクトなカーブが連続した九十九折が体験できます。その割には勾配は最大でも10数%ですから足にも優しいです(^^)
- 高松分校跡地
- 神奈川県最後の分校であった「高松分校」の跡地があります。ちょうど前回上ったとき(2010年)に廃校になってしまい、その後の様子を見に行きたいところです。
- 富士山絶景ポイントあり
- 峠は林の中なので眺望はありませんが、頂上に至るまでの道では富士山や九十九折カーブを一望することができます。
春休みが2ケ月も続き(授業料返せ!)、家の近所は走り飽きてきている次男坊を連れて(先頭を引かせて)、尺里峠までの往復120kmに行くことにしました。
藤沢~尺里峠ふもとまで
藤沢→尺里峠までは片道40kmほどあり、前回は国道1号を走ったのですが超退屈だったので、大磯からは「太平洋自転車道」を走りました。
西湘バイパスに並行して走る「太平洋自転車道」。クルマがうるさいけど景色は素晴らしい。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
その後は酒匂川サイクリングロードを北上。
ご近所の「さかいがわ」と一文字違いなのに、酒匂川CRは景色の変化が大きく、楽しいCRです。
本当に合ってるのか? と不安になる場所もあり(^^;
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
いよいよ10年ぶりの尺里峠へ!
10年ぶりに上る尺里峠は、去年の台風にやられたのか、路面が悪かったり法面が崩れて石が転がるなど、なんとも秘境感が漂っていました。
幸いにも(?)、ヒルクライム用の軽量タイヤ(Vittoria CORSA SPEED)は年末年始ですべてパンクしていて普通のタイヤを履いているので、パンクのリスクは安心(多少悲しい)
過剰に飛ばさず、のんびり上ってみました。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
おぉぉ~、富士山超絶景!
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
勾配はそんなにキツクは無いのですが、コンパクトなカーブが続くのでインコースを走るとかなりキツクて楽しい九十九折。
ラスト1kmほどで次男坊とデッドヒートになり、無駄にエネルギーをロスしてしまいましたが・・・(--;
高松分校跡訪問
目的地だった、高松分校跡地に到着。
閉校して10年になりますが、その当時のままの様子が維持されていました。
高松分校跡地。校庭の隅っこで補給食を頂きました。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
その様子が、かえって一抹の寂寥感があり、次男坊と校庭脇のベンチに座って、しんみりと補給食を食べました。
すると、ご近所のお爺さんが現れ、この集落の成り立ち(全国から入植者が来て開拓。お爺さんは山梨から)を話してくれました。
昔は子供が沢山いたようで(といっても数十人だそうです)、この分校の看板はお爺さんが作ったそうです。
お爺さんが作った、かわいい分校看板(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
「この学校に麓から通ったら、超ヒルクライマーになれるよね」などとしばし談笑し、記念写真を撮ってお別れ。
ありがとうございました。
帰り道はハイペース(すぎる)
帰りは秦野側に下りましたが、上り(山北側)以上に道路陥没や土砂く崩れ、石ころ散乱などが酷い状況でした。
かなり慎重に下ったので上りより疲れてしまいました(ディスクブレーキが欲しい・・・。)
その後は、国道1号に戻って、さらに沿岸部のR134を走りましたが、ずっと次男坊先頭。
走行100km以上、300TSS、3000kcalも走ってきたのに、なぜか40km/h巡行で走るので追いかけるだけで大変。
次回は、父が先頭を抑え気味で走らせてくれ・・。
まとめ
普段、山を見つけたらがむしゃらに上り始めてしまうヒルクライムバカですが、こういう、のんびりした山登りはもすごく楽しいですね。
後半、過剰に頑張らされて366TSS。もっとのんびり行こうよ・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
ここ10年くらい、すっかり忘れてしまっていましたが、改めて、ロードバイク散歩も楽しいと実感できました。
今年は明らかに体力・練習不足ですので、記録より、楽しい記憶を残しましょう。
おまけ
PioneerサイコンCA600で未知の道(10年前なので忘れてる)を走るのは初めて。
事前にRIDEWITHGPSでルートを描いておくだけで、ルートが自動転送され、あとはカーナビ同様に案内してくれるのでとても頼りになります。
コース案内も確実ですし、バージョンアップで「到着予想時刻」も出るようになりました!(^^)
半年ほど前から、Pioneerペダモニのサイコン(最近はヘッドユニットとも言うみたい)を、SGX-CA600に変更しています。
大学の自転車部に入部して強化中の次男坊に請われてSGX-CA500を泣く泣く(ウソ)お譲りし、自分はやむなく(ウソ)SGX-CA600です。
名前からすると20%改善ですが(?)、体感的には2倍くらい良くなり、いろんな不満点が解消されたサイコンです。
長らくここら辺りには足を踏み入れていないな。そもそも尺里峠は、Shiroさんのブログを読んて存在を知っているにも拘らず行ったことがない。なんと、10年放置していたのか。