素晴らしい光景。これが、内装変速のママチャリの後輪だとすると、破壊力も抜群です。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
しばらくブログ更新が止まっていましたが、この間、ずっと長男ママチャリ号のパンク修理をしていました(ウソですが)
我が家にはツマ号(ルイガノTR-2)、長男坊号、次男坊号(いずれもアサヒ)の3台のママチャリの、計6個のタイヤがありますが、1年中、入れ替わり立ち代わりパンクをします。
最初の頃は、スポーツバイクに比べて遥かに面倒くさいパンク修理作業に驚いていたのですが、長年、作業を重ねることでだんだん慣れてきていました。
しかし、今回の長男坊号のリアタイヤパンクは、今までのパンク修理の常識を覆す、とんでもない手間でした。
「いっそ、フレームから組み上げた方が早いのでは?」と思うほどでした・・・(そんなアホな)
でた~! タイヤ交換が必要なパターンだ・・・。
学校から帰ってきた長男が、「普通に走っていたら、バン!という音がしてパンクした」と言ったことから、苦難の修理作業が始まります。
長男号を見るまで、「頼む、前輪であってくれ!」との願いもむなしく、パンクしたのは後輪。
しかも、外から一目見ただけでわかる、タイヤ劣化によるパンクです・・・。
どび~ん! ただでさえ面倒な後輪なのに、タイヤが避けていて、交換決定です・・・。
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ただでさえ面倒な、ママチャリのパンク修理ですが、スタンドやドロヨケなどの「共締め」が多くて大変な後輪。
しかも、後輪全体を外してタイヤ交換が必要な、重症事例です・・・(ひぇ~)
予想以上に超大変な、内装変速ママチャリの後輪タイヤ交換
穴が開いてしまったタイヤは使えないので交換となりますが、せっかくなので、交換用はいかにも頑丈そうなブツを用意してみました。
前後、チューブもセットで用意です。
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いかにも頑丈そうなタイヤです(^^)
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今回の修理作業で本当にやりたいことは、後輪を外してタイヤ・チューブを取り換えるだけです。
ロードバイクなら15分もあれば終わりそうな作業なのですが、長男坊号は内装変速、ドロヨケ、ドラムブレーキなど、様々な妨害要素(?)があり、ものすごくハードな作業でした。
なんせ、後輪をフレームから外すだけで、こんな膨大な作業でした(↓)
- 後輪を外したい、と思う
- タイヤをホイールから外す(外さないとドロヨケのネジに手が届かない)
- ドロヨケを外す
- (右側)内装変速機を外す
- (右側)テンション調整用の金具を外す
- (左側)スタンドを外す
- (左側)ドラムブレーキの固定金具を外す
- (左側)テンション調整用の金具を外す
- チェーンカバーを外す
- チェーンを切断する
- トンカチでリアアクスルをぶん殴る
右側の様子。ブログ用、というより、後で戻せるように撮っています(^^;
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左側は、キックスタンド、ドロヨケ、アクスルが共締めです。
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どひ~、リムテープも死んでいる・・・!
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予想外だったのが、チェーンの取り外しです。
外装変速機と違い、内装変速機はチェーンテンションが変わらないので、正爪と呼ばれるリアエンドになっているようです。
ここまで来て、後輪を外すにはチェーンを切る必要があることに気が付きます。
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リアエンドはこうなってますから、チェーンを切らないと後輪が外れないんですよね・・・。
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チェーンを弛ませてくれるディレイラゲージは無いので、後輪を外すにはチェーンを外す必要があるのです。
ママチャリなのにミッシングリンクのような物体でリンクされているのには驚きました。
こんな、コネクタで接続されています。ミッシングリンクみたい。
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その他、とにかく面倒くさい作業(特にドロヨケ関係)が続き、2時間ほどかけて、ようやく後輪を外すことができましたが、もう時刻は5時で寒くなってきました。
やっと、後輪が外せました。ここまで2時間・・・。
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これから先の、タイヤ・チューブ装着作業も同じくらいかかるでしょうから、屋外作業をあきらめて、室内(玄関)作業に切り替えです。
タイヤ・チューブの交換自体は数分で終わりましたが、予想通り、ドロヨケ(固定ビスの位置が悪い・・・)やチェーン(あちこちにガイドがあり、通しにくい)の取り付け膨大な時間を費やし、組立も2時間かかりました。
暗くなってきたので、ここから先の作業は玄関で。
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ロードバイクではまず見かけない、意味不明の部品ばかり。
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最難関だった、ドロヨケ装着も終わり、無事に作業終了!
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結局、後輪取り外し(2時間)、タイヤ・チューブ交換(5分)、後輪取り付け(2時間)の合計4時間5分で作業完了。
コアの作業(タイヤ・チューブ交換)は、全体の数%という効率の悪さで、以前の悪夢がよみがえります(笑)
過去にも、ツマ号、次男坊号(いずれも外装変速)のタイヤ交換作業を行いましたが、ここまで大変な思いはしませんでした。
内装変速式のママチャリ(=正爪リアエンド)の場合、たかがタイヤやチューブ交換のためにチェーン着脱まで必要(付随してチェーンカバーやガイドも)ということに驚かされました。
もし、内装変速式のママチャリの後輪修理をやる際には、十分な作業時間を確保することと、どうせなら頑丈なタイヤ・チューブに交換することをお勧めします~!(^^)
おしまい。
確かに大変な作業ですね❗
家のミニチャリも同じ構造なんでもしもの時参考にします。
ロード一台組み上げるよりママチャリ一台組む方が大変かもね。
いつかやってみたいが