あれ? これは、SGX-CA600では・・・!?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
前回は、次男坊のSGX-CA500がお亡くなりになるという、少しさみしいお話でした。
サイコンネタシリーズ2回目の今回は、自分のSGX-CA600の今後についての、少しだけ明るい話題です(人によります・・・)
SGX-CA600の心配事項
過去に何度か紹介していますが、旧Pioneer(でいいのか?)のSGX-CA600は素晴らしいサイコンサイコンで、自分の再婚サイコン探しの旅に終止符を打ってくれました。
ペダリングモニター(ペダモニ)用ではありますが、ぺダモニを使っていなかったとしても、こんなに使いやすいサイコンはないのでは?と思われます。
半年ほど前から、Pioneerペダモニのサイコン(最近はヘッドユニットとも言うみたい)を、SGX-CA600に変更しています。
大学の自転車部に入部して強化中の次男坊に請われてSGX-CA500を泣く泣く(ウソ)お譲りし、自分はやむなく(ウソ)SGX-CA600です。
名前からすると20%改善ですが(?)、体感的には2倍くらい良くなり、いろんな不満点が解消されたサイコンです。
詳細は上記過去記事の通りですが、要約すればこんな感じです(↓)
- 普通のサイコンにある機能は全部網羅(センサー表示、ログ等)
- ナビゲーション画面がとても見やすい(拡大表示、ほぼクルマ)
- カラー液晶なのに見やすい
- ボタン操作なので雨天やレース時も操作しやすい
ただ、ご存じの通り、Pioneerはこんなオモチャを作っている余裕がなくなってしまって事業をSHIMANOに譲渡したものの、CA600は生産終了で後継機種も出てきていません。
なので、手元にある、今使っているCA600がすべてであり、これがお亡くなりになるとどうにもならない状況です。
自分としては、永久に、できれば死ぬまで使っていたいCA600ですが、唯一気になるのがバッテリーの寿命。
もともと持ちはあまり良くないですが、いつかは劣化で充電できなくなる日が来るのは明らかであり、そのころには、PioneerもSHIMANOも何もしてくれないと思われます。
こうなると、心配で夜も眠れない日々です・・・。
心配なら、分解してみよう、CA600
いつものことですが、悩んだら、とりあえず分解してみましょう(思考回路がオカシイ)。
CA600の内臓バッテリーの機種については情報が得られなかったので、自分で調べてみて、可能であれば予備を持っておくことにしましょう。
CA500は、裏ブタが小さなビスで固定されている、なんとも古めかしい設計でしたが、逆に分解好きにとってはフレンドリーな再婚サイコンでした。
しかし、CA600はブチルテープみたいな粘着で密封されている、今風の設計であり、分解は非常に大変です。
とはいえ、まじめな(?)PioneerはCA600のサポートページで、廃棄する際のバッテリーの取り出し方法について説明されていました。
Pioneerのサイトでは分解、電池取り出しのやり方が紹介されています。
ホットメルトで密封されているスマホだとドライヤーやヒートガンで加熱したりと大変ですが、CA600はネジ4本を外した後、力技で開ける方法の模様です。
といっても傷は付けたくないのでドライバーなどは使わず、手元にあった、スマホ分解ツール(ギターのピックみたいなやつ)を使って、あちこち隙間をつつくこと15分ほどで無事に開封することができました。
分解後のCA600。右のオニギリ型のがスマホ分解ツール。
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ボタンとボタンの間に見える白い部品が、FCCのロック箇所。
基板の下の薄い黒い物体がバッテリー。
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内部は細いフラットケーブル(FFC)で接続されていますが、後で戻せるので外しちゃいましょう。
で、求めるバッテリーの姿は見えたのですが、両面テープで基板にがっちり接着されていて型番が読めません(涙)
ここも剥がしていきますが、相手はLiPoなので穴を開けたりすると大変なので、細心の注意で丁寧にゆっくり剥がしていきます。
や~っと出てきた、バッテリーさま。
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やっとこ出てきたバッテリーは、以下のスペックでした。
- 型式:BP-N463-11/1500 MX
- 容量:1500mAh
- 電圧:3.7V
さっそく、AmazonやAliExpresなどで「BP-N463」を探してみますが、もともとがマニアックな製品(サイコン)だけあって、純正はもちろん、互換品も見当たりません。
どうしたものか・・・
CA500の遺品を活用
せっかく分解して型番を調べたのに、同型品が入手できないのが残念なところです。
そこで、先週お亡くなりになったCA500の方も分解してみることにしました。悩んだらまず分解です(思考回路が・・・)
CA500は簡単に開腹できるので、3分でバッテリーが出てきました。
素直なCA500は3分で分解できます(^^)
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こちらが、CA500のバッテリー。
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おぉ、こちらもPTC付きのほぼ同じスペックのLiPoバッテリーです!(型式も同じような・・・?)
容量は少し小さい(1100mAh)ですが、そのまま使えると思います。
亡くなってからもお役に立とうとするCA500、素晴らしいです。
まとめ
CA500のバッテリーをそのまま流用できそうなことはわかりましたので、一安心です(^^)
ただ、もともとバッテリーの持ちがあまり良くないCA600に、さらに容量の小さな電池を入れるのはさみしいところ。
バッテリー自体は、PTC付きの3.7VのLiPoなので、純正にこだわらなければ手に入らないものではなく、Amazonで3000円くらいで汎用品が手に入ります(千石電商なんかでもあるかも)
今のところ、CA600で顕著な容量劣化は見られませんが(もともと1日持たないけど)、将来的にいよいよダメになったら、これらのバッテリーで延命化はできそうです。
その際、形状がどうにも合わないようであれば、最後の手段、3Dプリンターさまでボディを大型化してしまうのもアリかと思います。いっそ、10000mAhくらいに巨大化させるとか、笑)
というわけで、「CA600が使えなくなったらどうしよう」という悩みは少しだけ解消され、夜も爆睡できるようになりました。
次回は、再婚サイコンがなくなってしまった次男坊号の今後についてです。
いちおう
まぁ、当たり前ですが、こういうことをやるとメーカー保証はなくなると思いますので、ご注意を。
こんにちは。しばらくブログも書いてなければ全く実走もできていないです…。いかんですなぁ。
Shiroさん開発のコーヒーアプリを先日導入し愛用させてもらってます^^バリスタ顔負けの珈琲通なので(笑)
で、ペダリングモニター用サイコンであるCA600ですが確かに販売終了をしていますし後継機種もないものの、シマノがパワーメーター事業を引き継いでくれたおかげ?でGARMINのサイコンでもベクトル表示ができるようになりました。先日のアップデートで対応したようです。
もちろん機種によって非対応だったりするので(うちの520は使える)最悪CA600が壊れたら再びGARMINに戻るのもいいかもしれませんね。