髙田礼人『ウイルスは悪者か―お侍先生のウイルス学講義』

ウイルスは悪者か―お侍先生のウイルス学講義

ウィルス、特にエボラ出血熱・インフルエンザウィルスの発生経緯や人類(というか筆者)との戦いについてのお話。

ずっと前から、ウィルスには興味があって、ことあるごとにいろんな本を読んできました。

本書は、メカニズムや原理はほどほどに、医療関係者が文字通り命がけで、どのように戦ってきたことを筆者の体験をもとに書かれていて、なかなかに興味深く面白いです。

冒頭では、細菌ウィルスの区別がつかない人が多いということに嘆かれており、「そんなアホな?」と思って、自分の家の子供たち(理系大学生、文系大学生)に聞いてみたところ、ともに知らなかったという答えでびっくり。(ツマは医療関係者なので大丈夫ですが)

生物である細菌とは違い、何の代謝も行わない、生命というには不完全な、固形粉末のような化学物質であるウィルスが他の生物に入り込むと、とんでもないことになるのだから本当に不思議ですよね。

前半では、どのようにしてウィルスが宿主の壁(例:獣→人)を越えて行ってしまうのか、なぜ、宿主を死に至らしめてしまうほど(無駄に)強力なのか、などが書かれています。

後半は、筆者が実際に携わった、史上最悪のエボラ出血熱のアウトブレイク(2014年)での戦いが書かれているようで、これから読み進めるのですが、楽しみです。

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タイトルは少し変ですがまじめな本です(^^)

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