おぉ,芸術品のように,か細く華奢な足。だからダメなんですが・・・。
SONY α7II + TAMRON 90mm MACRO F2.8
先日,FREED号保護政策の切り札として紹介した,アイリスオーヤマのバイクスタンド,BYS-1。
軽すぎて移動してしまう,車輪を挟む部分が広すぎて固定にならないなどの課題がありますが,そこは,工夫でどうにかなりました(左に大きく傾けて使う)。
しか~し,この涙ぐましい努力を消し去るほどの,巨大な課題が新たに発生。
工作好きのオーナーを飽きさせない,なかなか,いじりがいのある商品です・・・(笑)
う~む,そうきたか・・・
左右のバランスをあえて崩し,キックスタンド&壁も併用することで,転倒防止に大いに役立っているBYS-1ですが,致命的な問題が発覚しました。
この使い方で,安定して運用していたのですが・・・。
SONY α7II + TAMRON 90mm MACRO F2.8
単身赴任先の福島から,BYS-1の様子を見るためだけに帰省(うそ)したのですが,なんと,溶接部分がぐにゃ~っと曲がっているではありませんか!!
不覚にも写真を撮り忘れてしまったので,しょうがないので,正常な状態の写真を。
これが正常な状態。
SONY α7II + TAMRON 90mm MACRO F2.8
問題の場所は,車輪を固定している部分と,土台になっているパイプの溶接部位なのですが,写真の通り,なぜか細く(というか薄く)なるように加工されています。
この部分に,カゴに買い物袋や柔道着を満載した自転車の荷重がかかります。
しかも,垂直に加重されるならまだしも,斜め方向からくるので,あっさりと溶接部分が40度くらい曲がってしまいました。
曲がった状態の写真が無いので,Shiro画伯の解説で我慢してください(笑)
斜め上から荷重がかかり,パイプに回転力が生まれ,溶接部分がグニャ~(T_T)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
伝わったでしょうか・・・?(^^;
斜め上から10kgくらいの荷重がかかると,土台には回転方向の力が働き,弱い溶接部分はあっさりと曲がってしまったようです。
超応急修理完了
グニャ~っと40度くらい曲がった薄っぺらい溶接部をまっすぐに戻すのには,595号のISPを固定するのと同じくらい勇気が必要です。
ま~たこの状態です(^^;
サドルを掴んで595号を移動させようとすると,するする~っとサドルが抜けてしまいました。
なんとも,間抜けなんだなぁ・・・。
下手すると金属疲労でポキ~ンと折れてご臨終になりますが,一か八かでやってみたら,手で簡単に元の形状に戻すことができました。
そもそも,「手で簡単に曲がる」こと自体,致命的だったりしますが(笑),折損しなくてナニヨリでした。
ただ,このまま使用再開すると,同じように折れ曲がってしまう(そして折損する)のは間違いないのですが,これ以上出費するのもアホクサイので,とりあえず,家に転がっていた部材で応急処置してみました。
上の図でも書いた通り,「斜め上からの荷重によって土台となっているパイプが回転してしまう」のが原因の一つですから,こいつをなんとかしましょう。
回転を止めればいいだけなので,適当な鉄板をBYS-1の足に履かせて,簡単には回転できないようにしてみました。
使ったのは以下のパーツです。
- U字金具(BYS-1に付属)
- 適当な鉄板(10cm×10cm,厚さ5mm程度)
- 皿ネジ・ワッシャ類
- 容易には捨てない,せこい&優しいココロ
鉄板はそこそこ厚みがあるのですが,運が良いことに,皿ネジ加工がされていました。
地面側にネジやナットが飛び出ると不安定になりますが,ネジ穴が皿ネジ用に円錐加工されていたので,皿ネジを使えば地面側をフラットにできます(^^)
で,やってみたのがこんな感じ。
家に転がっていたアルミ板を履かせてみました。
SONY α7II + TAMRON 90mm MACRO F2.8
こんな風に,皿ビスで固定しています。
SONY α7II + TAMRON 90mm MACRO F2.8
ネジ穴の間隔が全然あってないので,斜めになっちゃいましたが,一応,役目(パイプの回転を邪魔する)は果たしてくれていて,この加工をしてからは,溶接部分が曲がってしまうことは無くなりました。
見栄えはガッカリレベル(笑)ですが,まぁ,良しとしましょう。
もうちっと,考えて作って欲しいなり・・・
今回,初めて愛栗鼠大山さんの商品を買いましたが,屋外で,自転車という重量物を支えるには,だいぶ心許ない作りでした。
つぶし加工することで溶接作業は簡単になるかもしれませんが,明らかに強度不足です。
しかも,溶接部分はもう錆び始めていました。とりあえず,クリア系の接着剤を流し込んでおきましたが,早晩,錆びしてしまう予感がします・・・
いまさらながら,Amazonのレビューを見ると,★3つ以下がそこそこ多く,読んでみると多くのレビューで「すぐぶっ壊れた。殺す」みたいな感じです。
意外と★1つが多く,読んでみると「すぐにぶっ壊れた。殺す!」みたいなご意見でした・・・。
かわいいFREED号を守るべく,一刻も早く対策したかったのですが,もうちっと,調べてから買えばよかったなぁ・・・(反省)
来週,残る2つも回転防止用の足を履かせてあげないと・・・(^^;
写真を拝見したら車輪を支える山型の部分はパイプじゃないんですか?
山型に曲げたパイプを足パイプに直に溶接なら事故はなかったのではないのかなぁ(コストも安く出来そうですが…)
そもそもU字金具がBYS-1に付属なのは何のためなんでしょう?
U字金具で地面に固定を念頭に置いた商品なら溶接部の強度が弱くてもいいべ!って考えなのかな?
もしそうだとしたら、せめて固定しない人用にU字金具用の地面代わりの固定座ベースも付属して欲しいところですね
我が家でもそのメーカーのスチールラック(溶接部のメッキが弱いみたいで少~し錆が出てきましたが…)をTV台として愛用してるだけに残念だす