センタースタンド&キャリア&カゴ。正当な(?)ママチャリスタイルになってきました。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
LGS S9初期改造工事シリーズの5回目です。
ハンドルバー、ステム、ペダル、センタースタンドときたら、次はキャリア・カゴでしょう。
純正キャリア・カゴが用意されているので、簡単だと思ったのですが、意外と難産でした・・・(^^;
気に入っている点
- フレーム直付けキャリアは、走りが安定していてGOOD!
- カゴのおかげで、背中が軽く&涼しくなります
- 巨大メッシュでもバッグを入れるには問題無し
イマイチな点
- 耐荷重3kgはキビシイなぁ
- カイゼン後もまだケーブル類が干渉気味
街乗りならキャリア&カゴを取り付けよう!
UCIルールでは、ママチャリへのカゴの取り付けは必須です(もちろんウソ)。
ほぼママチャリとして使うLGS S9号ですから、これまたLGS SIX号の時と同様、カゴを装着することにしました。
本当はカゴだけが欲しいのですが、そのためにはキャリアを取り付ける必要があります(一体化製品は無いのかな・・・?)
キャリア・カゴ(荷台も)・スタンド、正しき実用車の姿@銀座
SONY α7II + CarlZeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ルイガノ純正キャリア 『MV フロントキャリア』
LGS S9号には純正のキャリア『MV フロントキャリア』が用意されていますが、普通のキャリアとはちょっと違います。
- 普通のバイク:ハンドルバーやVブレーキ台座で支持する
- LGS S9号:フレームのヘッドチューブに固定する(!)
ヘッドチューブのボルト(5㎜)で固定します。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
フレーム固定のため、ハンドル操作とキャリア(とカゴ)が関係なくなるため、走行が安定するとのことです。
一方、たった2本のボルト(5mm)で固定するため、あまり重量物を載せられない(公式耐荷重は3kg)という欠点もあります。
Vブレーキ台座の無い(ディスクなので)LGS S9号では、純正キャリアのほぼ一択ですので、迷わず『MV フロントキャリア』を取り付けました。
こんな物体です(90度倒れてますが)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
取付完了! 次はカゴの選定だ・・・
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
実は下位グレードのLGS S7(昔の、LGS MV1)には最初から同じキャリアが付いているので、後付けのLGS S9号も予想通りの見栄えになりました。
ただ、重量の方は予想以上に重たくて、430gも増加してしまいました。
先日の、ハンドルバー・ステムの交換が水の泡に・・・(T_T)
ブリヂストンのカゴ『アルミパイプ バスケット』
キャリアは悩むことはなかった(というか選択肢が無い)のですが、カゴの選定はかなり悩みました。
ルイガノ純正のカゴ(『MV アルミバスケット』)もあるのですが、残念ながらどこも売り切れ状態・・・
そこで、代替品を検討したのですが、意外と難航。
前述の通り、LGS S9号は「ハンドルが動いてもカゴは固定されている」という構造のため、大きい(深さがある)カゴだと、ハンドルとぶつかって操作ができなくなる恐れがあり、だいたい高さ(深さ)25cmくらいが限界のようです。
また、こちらは好みの問題ですが、よくある細かい網状のカゴではなく、ごっついアルミパイプでできたカゴがお望みです。
しかし、「深さ25cm未満で極太」という浅いカゴは役に立たないのか、あまり製品が見当たらず、2週間ほど寝ずに探して見つけたのが、ブリヂストンの『アルミパイプ バスケット(BK-ALP)』というカゴ。
このカゴは同社の『HYDEE.Ⅱ』などのママチャリに合うように作られたカゴですが、サイズ(W34cm×D26cm×H15cm)&見た目(アルミパイプ)がほぼ希望通りということで、ようやく購入に辿り着きました。
『アルミパイプバスケット』登場。そのまんまの名前ですが・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
純正品ではないので、せっかく用意されている取付穴は全部使えず、取り付けは、いわゆる「現物合わせ」で部材を用意する必要があります。
柔な固定にして脱落するのも嫌なので、3mm厚のステンレス板を2組用意して、ボルト&ナットで挟んで固定することにしました。
工夫(というほどではないですが)した点は、カゴの中身とぶつかりにくいようにボルトをトラスタイプ(頭が丸いネジ)にしたのと、カゴ&キャリアの塗装が剥げて錆びないように、接触部分にはゴム板を挟んだところです。そう、いつでもどこでもゴム板です(笑)
アルミ板×4、トラスねじ×4で固定です。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
こんな風に固定。まぁ、普通ですね(^^;
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
心配していた、ハンドルとの干渉については、ハンドルバーそのものは問題ありませんでした。
しかし、ブレーキ&シフトワイヤ(いや、ブレーキは「ホース」か?)は豪快に干渉し放題です。
ハンドルバーを切り詰めたせいでワイヤー類が余り気味になっていて、カゴの上に乗っかってしまうので、やむを得ず、カゴのパイプの隙間に配線してみました。
ハンドルバーはOKだけど、ケーブル類はバリバリに干渉しています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
しょうがないので、バスケットの隙間を通すようにしてみましたが・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
しかし、この配線方法では、ハンドルの操舵角に制約が出てきて危ない(直角の交差点が曲がりにくい)ので乗車1回で廃案(T_T)
そこで、以下の対策を施すことでハンドル周りのワイヤ-類の余長を減らして、なんとか普通の配線(カゴの上を通る)にすることができました。
- ステムを上下逆に取り付けることで、ハンドルバーの高さをかなり持ち上げる
- ブレーキホースの弛みをキャリパー側に寄せる(ハンドル周りをスッキリさせる)
格好悪いけど、ステムを逆さまにつけて高さを稼ぎます。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
まだ接触していますが、このくらいなら許せるか・・・?
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
しかし、ケーブル類がまだまだ余り気味なのは確かなので、近いうちに着工するであろう、デュアルコントロールレバー化工事の際に、適切な長さに見直ししましょう。
肝心なカゴの使い勝手の方は良好です。
ハンドル操作とカゴが無関係、というのは最初は少し違和感がありますが、すぐに慣れます。
ルイガノさんが主張する通り、カゴに重めの荷物を入れても、ハンドリングに全く影響が無いというのはとても便利です。
ハンドルを切ってもカゴはまっすぐ。違和感は最初だけ(^^)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
また、当初危惧していた「こんなに浅くて使えるのか?」という懸念はまったく無用で、今まで背中に背負っていたリュックやバッグを載せても全く問題ありません。
丸亀うどんの天ぷらを載せるのにも最適です(写真は配線変更前)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
それでも、一抹の不安もあるため、ベルトやハーネスをカゴに縛るにかけるなどして不意の落下に備えていますが、今のところ一度も落下はしていません。
ただ、ここでも予想以上の重量増。
なんと、カゴ単体で970gもあり、キャリア・カゴ、取り付け金具などをまとめると、驚異の1.5kg増加です・・・
まとめ
センタースタンド&キャリア&カゴ、というママチャリ三種の神器を手に入れたLGS S9号。
街乗り用としての利便性は格段に向上しました。
センタースタンド&キャリア&カゴ。正当な(?)ママチャリスタイルになってきました。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
しかし、利便性との引き換えで、とんでもない重量増加を引き受けることになりました(先日のセンタースタンドと合わせて約2kg増加!)。
いくら街乗り用とはいえ、ここまで重量が増えてしまうと軽快感が薄れてしまいます。
次回は、失われた軽快感を取り戻すべく、軽量化工事に着手です。
つづく
Shiroさん
私のセカンドカーのGIOSは片足のセンタースタンドなんですが、やっぱり2本足のがいいですねぇ
それにママチャリっぽくないデザインのカゴもいい感じです
どうやって付けたのか興味がありましたが、S9号にはヘッドチューブにボルトがあるんですか (GIOSには無いもんなぁ…)
やっぱりGIOSにはカゴの取り付けは無理みたいですねぇ?