【謎】 前にも後ろにも漕げないLOOK号

あらら、全く回らなくなってしまったよ・・・?

あらら、全く回らなくなってしまったよ・・・?

SONY α7II + FE 28-70mm F3.5-5.6

ここのところ、新しいヒヤリハットネタが生産できていない状況が続いていました(積極的に生産するものではないですが・・)。

最後に紹介したのが10月の「鴨南蛮2.5」ですから、実に2か月以上もノーミス(ではないと思う)の自転車生活が続いていました。

が、そんな幸運が長く続くわけがなく、小さいながらピリリと効く、珍しいタイプのポカをしでかしてしまいました。

いつになったらポカ撲滅できるのやら・・・。



む? 前にも後ろにも漕げないゾ!?

年末になると自転車で屋外を走る機会が激減します。

寒がりという単純な理由だけではなく、年末年始に向けて、窓掃除や物置掃除、真砂土施工などの「大掃除」という名前の重労働が多々用意されていて、日中はとてもじゃないですが外を走り回れる状況ではありません。

庭の除草用に購入した真砂土(15kg入り)。写真は6袋だけど、あと14袋も外にある・・・、ひとりで?

庭の除草用に購入した真砂土(15kg入り)。写真は6袋だけど、あと14袋も外にある・・・、ひとりで?

SONY α7II + FE 28-70mm F3.5-5.6

やむなく、「深夜ZFWIT」という選択をすることになり、この日も、日付が変わるあたりからこっそり準備をして(練習用ホイールに交換←重要)、ZWIFT内の新コース(インスブルック)走り始めていました。

5分のウォームアップ走が終わり、いよいよ地獄のように苦しい「FTP×30min×3セット」が始まったのですが、予想をはるかに上回るクランクの重さに泣きそうになります。

どんなに漕いでもパワー表示は目標値(最近は210W前後)には届かないし、それでも頑張って力を振り絞ると、リアホイール付近から「キュ~~」という悲鳴も聞こえるようになってきました。

ローラー台は無負荷でやっているのに、15%くらいの勾配を上っている感じでした。

こんな感じ。勾配16%で道路は凍結。無理だって(笑)

こんな感じ。勾配16%で道路は凍結。無理だって(笑)

世界トップを目指そうとすると、このくらいは頑張らないとな」と、貧脚に力を込めるのですがますますクランクは重くなり、ついには全く焦げなく漕げなくなりました。

いったんバイクを降りようとしたのですが、その時点で異変に気が付きます(遅いよ・・・)

なんと、後ろ向きにも漕ぐことができないのです。フリーなはずなのに・・・(!)

この状態で、手でもホイールは回らない。なぜ・・・!?

この状態で、手でもホイールは回らない。なぜ・・・!?

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

バイクを降りて、クランクを手で回してみると、こんな状態でした。

  • 正回転方向: クランクはとても重くてビクともしない
  • 逆回転方向: クランクの回転に合わせてRDのケージが前方に引っ張られるが、限界に達した点からは全く回転できない。手を離すと元位置に戻るだけ

前にも後ろにも漕げないLOOK号。

進退きわまったり(違うか)

つい5分まで軽快に回っていたのに、一体、何が起きているんでしょうか・・・?

全力で踏んでいるのでトルクはすごいけど、1回転もしないのでパワーは0W。

全力で踏んでいるのでトルクはすごいけど、1回転もしないのでパワーは0W。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

ちょっとした(?)手抜き作業が原因でした

さっきまで回っていたのに、急にクランクが漕げないほど重たくなる」という謎現象ですが、原因は予想つきましたでしょうか?

犯人はこいつでした(↓)

リアドライブドレイン。よーく見ると致命的問題が!

リアドライブドレイン。よーく見ると致命的問題が!

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

スプロケット。ロックリングが浮いている・・・!

スプロケット。ロックリングが浮いている・・・!

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

スプロケットのロックリングの締め付けが甘く、パワフルなZWIFTライド(いや、ウォームアップだったけど)によって徐々に緩んできてしまい、リアエンドと干渉するようになり、スプロケが回らなくなってしまったのでした。

ちゃんと締め付けた状態。

ちゃんと締め付けた状態。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

緩んでみて改めて気が付きましたが、スプロケのロックリングは)正ネジ(逆ネジではない)。

今回のように、いったん緩み始めると、スプロケ・ホイールの回転方向はリングを緩める方向ですから緩みが進んでエンドに接触し、そうなると一気に緩んでエンドに圧着して「キュー」という音を発するようになってしまう模様です。

漕ぐ→リング緩む→リングがエンドに接触する、が短時間で進んで漕げなくなるということがわかりました。

こうなってしまった諸悪の根源は、夜中の23時にローラー台をやろうと、子供たちが寝ている横でこっそりと練習用ホイールに換装したため、いろいろ確認不足になってしまったと思われます。

まぁ、上記のようなメカニズムで、緩み始めると一気に緩んで止まってしまうみたいなので、気が付かないで遠出してしまうリスクは少なさそうなので安心(?)です。

でも、各部分は規定トルク(ロックリングは30~50Nmだそうです)でちゃんと締め付けるのは作業の基本。

年末、いろいろと忙しいですが、基本を忘れずに!

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良書ですが、今回はそこまでのトラブルではないです(^^)

コメント

  1. 名前:_toshi 投稿日:2018/12/21(金) 20:07:48 ID:e85a9a24a 返信

    Shiroさん:

    まぁ、色んな事が有りますなぁ。

    事象の発生が外でじゃなくて良かったですなぁ。

    私も気を付けようっと!

    • 名前:Shiro 投稿日:2018/12/25(火) 19:00:54 ID:e12ce8f1d 返信

      ほんと、室内で助かりました。
      はるか遠くまで行った先で、ロックリングの不調を見つけても、ロックリング工具+スパナなんて、そうそう落ちているもんじゃないし、コンビニには無いでしょうし。

      気を付けないと・・・!

  2. 名前:sramred 投稿日:2018/12/21(金) 07:46:36 ID:02c4ebafd 返信

    一度ロックリングが斜めになっていたことがありました。
    その他にはクランクのねじ込みが緩くてFDがチェーンとスリっぱなしだったことも。
    グリスを塗るとか塗らないとか、意外とネジがタイヘンで。

    • 名前:sramred 投稿日:2018/12/22(土) 10:28:45 ID:9cf60fe48 返信

      今朝気付いたのですが
      クランクのねじ込みを締めた後で左クランクのボルトを固定していませんでした(T_T)
      よくこの状態で200km無事に走れたものです。
      そりゃ2%遅く、右脚肉離れになりますがな。
      おかげで新車を半値でポチれたわけなのですが。

      • 名前:Shiro 投稿日:2018/12/25(火) 18:59:26 ID:e12ce8f1d 返信

        クランクについては、ほぼ同じようなことをやってしまったことがあります。

        いつものように、室内ZWIFTをやろうとしたら、ネジが1個落ちていて、出所を探したらクランクの固定ボルト2本のうちの1本でした・・・(!)

        室内練習専用のLGS RHC号ではありますが、ネジも緩んでるけど、気も緩んでいますねぇ・・・。

        sramredさんもいろいろポカってますね。
        室内どころか、200kmも走っているとなると、ほんと、よく無事に帰ってこられましたね。

        お互い、気も、ネジも、引き締めていきましょう(^^)

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