秦野地域には牧場もあります。こんなことにならないように・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
この秋は,パワーデータ採取のために,ヤビツ峠に2回ほど行ってきました。
右脚の肉離れの影響で記録更新どころではないですが,現時点の基礎データが収穫できましたし,簡易パワー計算の恐るべき精度の高さも分かって満足でした。
しかし,久しぶりに出かけたヤビツでは,2回とも下り(ダウンヒル)でヒヤリとする体験をしました。
どちらも珍しく(?)自分ではなく,他のライダーですが・・・。
べらぼうに速いダウンヒラー達
定番のマナー違反ですが,猛烈なスピードで下るライダーがたくさんいます。
蓑毛地区より上の山岳区間であれば,曲がり切れなくて谷底に落ちても構わない(反対車線の人に迷惑をかけなければ)のですが,蓑毛より下の住宅地を猛スピードで疾走していくのは非常にマズイです。
かっ飛ばしたい気持ちは分からんでもないですが,住宅地なんです。ちなみに,40km/h制限です。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
自宅の玄関前を,ほとんど無音で,60km/hを超えるようなスピードでロードバイクが横切っていくのですから,お年寄りや小さなお子さんがいる家は怖くてしょうがないでしょう。
しかも,ほぼ週末限定ですから,平日のつもりで玄関から出てロードバイクに轢かれるなんてことがあってもおかしくないです。お互い,ほぼ見えないなんですから・・・。
対人事故もそうですが,クルマとの事故も怖いと思います。
20m先の家からクルマが出てきたら,猛スピードで下るライダーのほとんどはぶつかるか,転んでしまうと思います(おいらには,絶対に止まれまない確たる自信があります)。
このくらいのライディングテクニックがあれば別ですが・・・(^^
以前から,危ないよなぁとは思っていましたが,先週末のヤビツでは「Under 30km/h マナーアップアクション」という安全啓発イベントが地元の青年会議所主催で開催されたようです(Shigeさん情報)。
ここ数年,ヤビツでは同じような,ダウンヒル時の減速を訴えるマナーアップイベントが様々な団体によって行われています。
高速ダウンヒラー達がどう思っているかは分からないですが,少なくとも,地元の人たちは手放しで歓迎はしていない,むしろ危険視しているということを認識すべきだと思います。
スバルラインでの単独事故とはわけが違います(←これはこれで問題なのですが・・・)
コーナーの途中でトラブル対応中
説明するより,映像で見たほうが早いですね。
左コーナーの途中に,何かのトラブルで立ち往生している人がいます。
それだけで驚きなのに,おそらく仲間と思われる人が「どれどれ」と,車道の真ん中付近(!)を歩いて登ってきていたのです。
この時のおいらの速度はちょうど30km/h程度で,ギリギリ避けることができましたが,もっと速度が出ていたらどうだったかわかりません。
しかも,このニアミスの数秒前には,対向車線を乗用車が走っていたのです(!)
もしも,最悪な条件(速度,タイミング,対向車)が重なれば,避けようとして反対車線に飛び出したおいらは・・・,だったかもしれません。
当日も怖かったのですが,家に帰ってこの動画を見て,さらに背筋が寒くなりました・・・。
クルマのトラブルなら,簡単に動かすことができないのは分かる(だから三角表示板や発煙筒があるのでしょう)のですが,ロードバイクなら簡単に路肩や道路外に移動できます。
まず,道路から避難して,それからトラブル対応すべきだと思うのです。
というおいらも,「左コーナーは30km/hでもまだ速いのかも」と反省し,2回目のヤビツでは左コーナーはもっと減速して下ってみました。
左コーナーは仮に道幅があっても,25km/hくらいまで減速して下った方がいいのかもしれないですね。
もっと想像力を!!
2つの事例とも,ドリフト走行の珍走団(←ヤビツでたまに遭遇します)のバカ加減に比べればかわいいもので,おいらも含め,ロードバイクに乗っているとついやってしまうコトかもしれません。
しかし,ちょっと想像力を働かせれば,その「ついやってしまうコト」が,タイミングや周囲の条件によっては,大きな事故につながる可能性が分かるかと思います。
蓑毛の坂は住宅街を通っていますし,子供たちの通学路だったりします。
いつか,大きな人身事故を起こして,ヤビツからすべてのロードバイクが締め出されてしまうかもしれない,ということも想像に難くありませんし,今もそう願っている人は少なくないと思います。
このくらい,のんびり走るつもりで(^^
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
どの趣味も,人気が出て裾野が広がることはとてもいいのですが,それに比例して,マナーを守らなかったり知らなかったりする人の行動が目立つようになり,いずれは締め出されたり規制されてしまう事例はたくさんあります。
釣り,ドローン,撮り鉄,トレイルランニング,シングルトラック,ロードバイクのダウンヒル・・・
大好きなヤビツを走らせてもらっている,という思いを大事に,周囲に気を付けて登って下りましょう!
おわり(^^)
FBでも見たけどこれは酷い。
自分も裏でShiroさんの目の前で落車しましたよね(^_^;)
その後、戸田峠で単独落車。
ダウンヒルの怖さを身をもって経験しました。
それ以来注意深く下ること肝に命じています。
最近のヤビツはマナー云々囁かれています。
春先から秋までは多くのクライマー?がやってくるようになったんでしょう。
当たり前のマナーは守って欲しいと思うしここは公道だし蓑毛手前は生活道路。
バスも運行しています。
バス会社や地元の皆様から締め出しされないためにも守りたいルールありますよね。
裏ヤビツも同じ。
いつまでも気持ちよく走れる(苦しく上れる)峠の聖地であって欲しいです。
自分も今まで以上に注意深く走ろうと思いました。