DCL化完了!! 思ったより、すっきりしない見た目ですが・・・
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
前回記事で紹介した通り、デュアルコントロールレバー化(DCL化)の最大の山場である、油圧ディスクブレーキ関係の作業は、なんとか無事に乗り越えることができました。
残る作業は、シフトワイヤの張り直し、チェーン・スプロケの交換(9速化)という、いつもの作業だけですので、ささっとやっちゃいましょう(^^)
ドライブトレイン9速化関連作業
何度か書いていますが、DCL(ST-M535)が9速シフターのせいで、やりたくないのに、ドライブトレインを9速化する必要があります。
カセットスプロケットの交換
現行の8速スプロケ(CS-HG31、11-30T)を外し、9速スプロケ(CS-HG400、11-34T)に交換します。
9速化だけではなく、ロー側がかなりワイド(34T)になる裏ドラも付いてきました(^^)
また、ついでなので、ロー側にチェーンが落ちるのを防止するプラ製の円盤を撤去します。
このプラ板さえあれば、あんな悲劇(↓)は防げたのですが、もう二度とやらないと思いますので、見た目重視で撤去です。
このプラ板を撤去。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
9速スプロケット化完了!
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
チェーンの交換
チェーンも9速用のCN-HG93に交換です。
例によって購入時の油脂を超音波洗浄機(上海問屋製)で除去したのち、超ドライなオイル、innotechでコーティングをしてから装着です。
ちゃんと9速用のミッシングリンクも用意してありますので、これで接続完了です。
上海問屋製の超音波洗浄器でグツグツ・・・。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
今後のメンテ性を考慮して、ミッシングリンクで接続。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
シフトワイヤ関係作業
シフトは普通のレバーと同じなので、インナーを通してディレイラで固定し、インデックス調整するだけですが、一つだけ課題があります。
DCL(ST-M535)のフロントシフトは3速仕様(L、M、H)なのですが、LGS S9号のフロントギアは2段(アウター&インナー)しかありません。
3速シフターを2速ギアで使うにはいろんな方法がありそうですが、今回は、下側の「L」「M」だけを使うことにしました。
やり方は簡単で、「H」に入ってアウターの外側にチェーンが脱落してしまわないように、FDのアウター側のリミッタを調整するだけです。
これで、アウターの状態です。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
ST-M535にはシフト調整のバレルもありますし、これとリミッタ調整を適当に繰り返せば、ちょうどいいポイントが見つかります。
また、LGS S9号のFDは、ボトムルート用のブツをトップルートで使おうとしているのか、FDの下にへんてこなプーリーがあって、ここを通して接続するようになっているので、間違えないように気を付けます。
なんじゃこりゃ? ミニベロでは標準装備なのでしょうか・・・!?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
そのほかの作業
ここまでで、ほぼ乗れる状態になっていますが、まだ少しだけ完成度を高める(?)作業があります。
補助レバーの撤去
LGS SIX号のDeore LXもそうでしたが、1本のレバーのほかに、小さな補助レバーが付いています。
DCLには、1本のレバーと連結される「つまみ」が付いています。なぜ・・・?
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
リリース側の操作(手の甲でレバーを持ち上げる)が苦手な人が、ラピッドファイヤーのように親指で押せる仕組みなのですが、DCLラブな人にとっては全くの不用品。
この補助レバーは俗にいう「いたずら防止用ねじ」で固定されていますが、もちろん、対応レンチを持っているので、難なく取り外しました。
なぜ、ここだけ特殊ねじを用いているのか、なにか「不都合な真実」や「オトナの事情」があるのでしょうか・・・?(^^;)
補助レバーは、なぜか、いたずら防止ネジで固定されています。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
DCL化作業(ほぼ)完了! まとめ
長かったDCL化作業はようやく完了しました。
作業の大部分は、油圧ディスクブレーキ関係であり、それ以外はいつものワイヤ・チェーン張替え作業ですので、そんなに悩むことは無かったですが、なんだかんだ言って時間はかかりました(2週に分けて実施です)。
思っていたより、ゴテゴテしてしまったのが、ちと残念?
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
ブレーキ・シフトワイヤの長さが適正化され、荷物と干渉しません(^^)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
使い勝手は、まったくもってLGS SIX号と同じで、シフト操作が飛躍的に快適になりました(^^)
ただ、新たな課題(ローノーマルRDがねぇ・・・)も見つかり、さらなる改善が必要そうです。
これについては、来週にでも紹介したいと思います。
しばしお待ちを~(^^)
もうちょっとだけ、つづく。
藤沢駅前の、日本一おいしいミカンソフト屋さんで。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
鎌倉で一番おいしいジェラート屋さんで。
SONY NEX-5T + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
Shiroさん:
完成しましたね、お疲れ様でした。
ミッシングリンクの接続方向ですが、諸説ありますけど私は掲載の写真とは逆向きに取付けます。(ミッシングリンクがチェーンステー上部に有る時に「9S」等の文字が逆さまではなく通常に読める)
FD変速時の接触や隣のスプロケとの接触等、自分なりに考察してみた結果です。
どちらが正しいのかは定かではないです。