今年はタイヤがブラックで,少し精悍になったかな?(^^)
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
5月10日(土),富士ヒルクライムに備え,スバルラインの試走に行ってきました。
今年は本番が6月1日と早いため,例年よりも1週間ほど早めの試走となりました。
加齢や体重増加というハンデがある一方,楕円チェーンリングや軽量タイヤなどの新兵器もあり,タイムが向上するのか悪化するのか難しいところ。
結果は・・・?
去年との違いは?
今までFHCには4回出場(2009,2011,2012,2013)しているのですが,そのすべてで事前にスバルラインを試走しています。
最初のころは,ガンガンと機材が変わっていったのですが,ここ2年はほとんど変化がありませんでした。
今年は少しだけ変化しているので,昨年との違いをまとめてみました。
項目 | 2014年試走 | 2013年試走 | 備考 |
---|---|---|---|
年齢 | 45歳 | 44歳 | 今年は45~49歳クラスなので,実は最年少(^^) |
体重 | 59kg | 56kg | 大好評増量中 |
脚 | カミソリ負けで出血 | ボーボー | どっちもどっちだ |
タイヤ | TUFO Elite Jet<160g |
VELOFLEX Record |
30g軽量化,高気圧 |
フロントギア | ROTAR 楕円リング |
シマノ 真円リング |
まぁ,影響ないんですけどね |
車載カメラ | オリジナル超軽量マウント | SONY純正マウント(下りで大破) | ビックリするくらい安く,軽いマウントを作ってみました |
楕円チェーンリングの人畜無害ぶり(笑)はすでに報告済みですので,今回の期待は,なんといっても超軽量タイヤのElite Jet<160g。
この人だけが頼りです(笑)
その他,今回の試走のスペック(?)は以下の通りです。
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
出走時刻 | 9時ごろ | |
目標タイム | 1時間31分 | 去年の試走タイム |
天気 | 素晴らしい快晴! | |
荷物 | ウィンドブレーカー(厚手・薄手),冬タイツ,ネックウォーマー,冬グローブ,追加デジカメなど,合計2kg弱。 | なぜカメラを3台も持っていくのか・・・? |
駐車場 | 富士北麓公園 | いつも,たくさんのロード乗りがスタンバイしています |
同行 | Noguさん夫妻,panpanさん | ぶちょ~,きゅーまるさんたちは事故渋滞で後発スタート(残念!) |
試走の様子
スバルラインの試走は5回目で,さすがに毎回書くことはなくなってきたので(いや,あるけど),主なところをかいつまんで書いてみます。
序盤はやっぱりきつい
スバルラインを走るのは1年ぶりなので,おいらの揮発性メモリ(脳)はすっかりコースプロファイルを忘れていて,料金所を過ぎてからしばらくの間は「スバルラインってこんなにキツかったか!?」と,ここの中で叫び続けていました。
家に帰ってから去年のフォトポタ日記を自分で読んでみて(笑)分かりましたが,そうです,料金所~1合目あたりはスバルライン全平均より勾配がきついのです。
Noguさん行ってらっしゃい~! 料金所でたら,すぐに急勾配です。
SONY DSC-TX10
ウォームアップができていないから,とかではなくて,コース自体が序盤はきついのです。
また今年も騙されてしまいました。本番は,少し抑え目で行きましょう。
風の影響って大きいみたい
今まで,幸か不幸か,強風のスバルラインを走ったことがありません(雨はありますが・・・)。
1合目を過ぎると4~7%くらいの(ヤビツに比べれば)比較的緩い勾配区間が出てくるのですが,3合目あたりから風が強くなってきて,勾配にあわせた走りが難しくなってきました。
緩斜面はかっ飛ばします。いくぜ,Reynolds!
SONY DSC-TX10
おいらは,緩斜面は可能な限り加速しているのですが,そのタイミングで向かい風の時には諦めて,ゆっくりと走らざるを得ません(スピードが出せないのに頑張る意味が無いから)。
逆に,勾配がきつくても,追い風が吹いてきたのであれば,ダンシングしてでも風に乗ったほうがお得感があります♪
しかし,4合目から先,勾配がきつくなるのに合わせて,向かい風がものすごく強くなり,肉体的にかなり厳しくなってきました。
ようやく4合目でNoguツマさんに追いつくも,脚は限界!
SONY DSC-TX10
そんな最中に,先行スタートしていたNoguさんの奥さんに追いつき,一言二言話した後に先に出たのですが,当然(?)イイところを見せようと無駄に猛加速します。
ただでさえ急勾配&向かい風で疲弊しているのに,コンディション全く無視の加速。
コーナーで見えなくなったことを確認してから(笑)シッティングに戻ったときには,両脚は死にかけていました。
今回も合わせて9回目の走行ですが,初めて,「今すぐ止めて,脚を着きたい」と思いました・・・。
(本番には居ないけど)木炭バスには気をつけよう!
5合目付近に現れる,勾配1~2%程度の緩斜面(おいらは勝手に「極楽浄土」と呼んでいます)は,富士ヒルクライムで最大のタイム稼ぎどころ。
極楽浄土の直前は8%を越えるバカみたいにキツイ斜面なのですが,ここを蛇行しつつも乗り越え,極楽浄土の高速区間に入ります。
本番だと,複数のライダーでミニプロトンを作って走れるのですが,試走では一人旅。
いよいよ来たぜ,極楽浄土! 飛ばせ~!
SONY DSC-TX10
それでも死力を尽くして36.2km/hまで加速することができたところで,大型観光バスが横を通過。
「うまく後ろに入ればスリップストリームでは?」と淡い期待をしたのですが,このタコバスは木炭を燃料にしているのか,ものすごい黒煙を吐きながら走っています。
そのままスノーシェッド(トンネル)に入ったのですが,クソバスの黒煙がひどくて,一気に鼻毛が1cmほど伸びてしまうほど(うそ)
試走時に現れるボケバスの後ろには入らないほうが賢明です。
出た~,木炭バスだ! 場所は違うけど,こんな黒煙を吐きながら走るボケナスバスには要注意!
SONY アクションカム
今年も無事にゴールイン!
ボケナスバスの煙にゴホゴホいいながらトンネルを脱出し,最後の激坂を上りきったところで計測終了。
去年はとにかく「長い!」という思いが強かったですが,今年は最初から覚悟していただけあって,長さはそんなに苦にはなりませんでした。
全員無事に上りきれました。みんな早いなぁ~
SONY DSC-TX10
気になるタイムですが,去年の試走タイム(1時間31分)を目標にバーチャルトレーナーと一緒に走った結果は,
1時間33分でした。
なんとも,微妙~(笑)
まぁ,毎年同じようなタイムなので可もなく不可も無しなのですが,EliteJet<160gに期待していただけに,少し残念。
過去大会では,試走→本番で10分くらい短縮しているので,おそらく,本番は1時間23分あたりで,去年と変わらないタイムかなと思われます。
過去4回の試走・本番の比較。だいたい,試走→本番で10分くらい短縮します。
5回の試走だけ抜き出してみると,99→88→92→91→93分。ここ3年はほとんど誤差の範囲のようで,進歩が見られません。
まぁ,確実に年取っている割には悪化していないので,微妙に進化しているのかな?(笑)
ご一緒した,後発組のかたがたは軒並み90分切りどころか,70分台までおられました。すごいのひとこと・・・。
最後に,いつものパワー分析を。
去年の試走と比較。タイムも似たようなものだから,出力パターンもどんぐりの背比べ。
その他(スバルラインの様子&ポカなど)
試走自体は無事に終了したのですが,ブログ屋魂がそれだけでは許さないのか,ことしも色々とネタを作ってしまいました(なんでこうなるのだ!?)
落下事故発生!
おいら自身,5合目では初の巨大ポカをしています。
今まで,雨だったFHC2012本番以外,試走・本番関わらず,5合目で必ずソフトクリームを食べています(1~3個)。
今年も,ゴールして自転車を立てかけると,まずはソフトを買いに行きました(着替えたり,他にやることがあるのでは?)。
売店のお姉さんが350円相当の愛を込めて作ってくれたソフトを受け取り,喜んで歩き始めた直後,
地面に落っこどしました(号泣)
標高2307mから,2306mに垂直落下です。
ソフトクリームを落として号泣したなんて,何十年ぶりだろう・・・?
すぐに拾って5秒ルールを適用して可能な範囲で食べましたが,半分くらいしか拾えなかったし,故意では無いのですが世界遺産を汚してしまい,今後,ユネスコに怒られないか心配です。
これは2個目のソフト。1個目は地面に・・・(涙)
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帰り際にもう1個買って食べたので,今年は初の「1.5個のソフト」となりました。
スバルラインの様子
今年のスバルラインは,4合目付近で発生した巨大な誰の影響で開通が遅れるなど,路面状態に不安がありました。
が,走ってみた感じでは,路面状態は去年と全然変わりありませんでした。
沿道に雪が多かったり,ぶっ壊れたままの展望台の残骸があったりしましたが,路面の方は,亀裂や段差など,走りに悪影響がありそうなものは,今までと同じレベルでした(=かなりクリーンということ)。
きっと,ここまで直すのは大変だったろうなと思いつつ,感謝です。
4合目の展望台(の残骸)。今年の雪崩は相当すごかったようです・・・。
SONY DSC-TX10
ウルトラ巨大ヒヤリハット!
去年の下山ダウンヒルでは,装着したばかりの軽量タイヤ(Record,15000円)をパンクさせてしまうという悲劇がありました。
今年の下山ではパンクはなかったのですが,またもリアタイヤ周りで大変なヒヤリハットを経験することになりました。
下手したら,大怪我や死んでいたのでは?というインシデントであり,本番だったら他人をも巻き込んでいたかもしれなく,今でも,振り返ると身震いする思いです。いや,本当に生きて帰ってこれてよかった・・・。
こちらについては,紙面も尽きてきたので,また次回に!(大丈夫,生きています♪)
今年は明らかに雪が多いです。
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帰り道でパチリ。遠くに見えるのは八ヶ岳かな?
SONY NEX-5N + Carl Zeiss Vario Tessar T* E 16-70mm F4 ZA
自分の脚だけで,こんな高いところにまで上ってきたとは・・・。
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>ケンゾーサンさん
最近,動画撮影される方多いですよね。
おいらも,ほぼ毎回撮っています。
ローラー台で暇なときにちょうど良いんですよ。コースを覚えられますし。
クランクとチェーンリングのメーカーですか?
う~ん,全然分からんです(^^;
おそらく,菊池武洋氏あたりに聞けば,「純正以外を使うなんてバカじゃないの!?」と言われてしまいそうですが・・・。
ただ,彼らのように平地レースをやるのであれば,フロントの変速性能って大事だとは思うのですが,ヒルクライムの場合,「1日で何回FDを操作するの?」って気がします。
よほどのエリートでない限り,普通,富士ヒルクライムだったら,24km走って2回しかありません。
5合目の「極楽浄土」の入口でアウターにして,出口でインナーに戻すだけ。
それすら,やらないでインナーオンリーの人も沢山いると思います。
なので,変速性能さえ気にしなければ,チェーンリングだって好きなメーカーのでいいのでは?と思っています。
Q-Ringsに至っては,純正より反応いいときありますし(^^)