【電子工作部】魚&カメ水槽制御装置製作記(アルミケース加工編)

完成予想図。この通りできあがってくれるといいのですが・・・(誰かやって)

完成予想図。この通りできあがってくれるといいのですが・・・(誰か作ってほしい)

ちょうど1カ月前、「電子工作で3D CAD使い始めたよ!」という記事を書きました。

魚&亀水槽の各種電装品制御装置を作ろうと、設計をし始めていました。

3D CADは意外と面白くて楽しくてしょうがなかったのですが、そこから、実際にアルミケースを加工するのは、なかなか苦難の道のりでした。

魚&亀水槽制御装置製作日記の1回目は、アルミケース加工職人の巻です。



アルミケース1号、失敗!

前回の工作(ヒーター制御)はチープなプラ箱で心もとなかったので、今回は、チープなアルミケースで作ることにしました(タカチ製YM-150、1090円)。

工作の手順はこんな感じ。

  1. およその機能・回路設計をして必要なパーツを選定
  2. 3D CADでケース内にパーツを配置する
  3. アルミ加工用の図面を作る
  4. アルミケースにけがく(マスキングテープ)
  5. ポンチを打つ
  6. ドリル、リーマ、ニブラで穴あけ
  7. 1万回くらいヤスリ掛け

だいたいこんな手順になるのですが、6の段階で、とんでもないミスに気が付きました・・・

今回の装置では、前面パネルにコンセント6回線分の操作スイッチ・動作表示ランプなどを付けますが、1回線だけ、水槽の温度制御用に温度設定ボリュームを付ける予定でした。

どうせ内部ではプログラムコード(Python)が走るので、コード中に数字を書いてもいいし、スマホやパソコンからリモート接続して操縦してもいいのですが、やっぱり、直接ダイヤルで操作した方が安心感(?)があります。

・・・と考えていたくせに、2のCAD作図の段階から、ボリューム(ツマミ・可変抵抗器)の存在を忘れていて、そのまま、ケース加工まで進んでしまいました・・・。

この辺まで作業が進んでから、「いかん、ボリューム付ける場所ないやん」と気が付く・・・。

この辺まで作業が進んでから、「いかん、ボリューム付ける場所ないやん」と気が付く・・・。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

それ以外にも、かなり多くの穴を開ける(33箇所)ので、チープなアルミケース(1.0mm厚)だと強度的にも不安になってきたので、やむなく、1号ケースは失敗作としてお蔵入りに・・。

リンゴ風? 高級アルミケース2号登場!

初代ケースを加工失敗し、失意のどん底でAmazonをさまよっていたところ、同じメーカー(タカチ)のちょいと高級そうなケースに遭遇

アルミは2.0mmとかなり分厚く、両サイドに放熱用の加工がされるなど、かなり格好良い感じのケースです。

こちら、定価は6200円ほどなのですが、なにをトチ狂ったのか、Amazonでは3000円で売っていたので迷わず購入。

おぉ、無駄に高級感が漂うよ!

おぉ、無駄に高級感が漂うよ! サイドの放熱フィン、全面のヘアライン加工!

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

初代ケースよりも一回り大きくなり、また、6面全部が外せる構造なので加工作業も楽になります(多分)

さっそく、喜んで3D CADでの作図を2代目ケース用にやり直し、またアルミ板の加工図も出力します。

また始まる3D CAD作業。こんなにリアルに描く必要ないのでは?(笑)

また始まる3D CAD作業。こんなにリアルに描く必要ないのでは?(笑)

こんな風になるように、パネルに穴あけ加工をします。

こんな風になるように、パネルに穴あけ加工をします。

リアパネルの加工図。描くのは簡単なんだけど、削るのは大変・・・!

リアパネルの加工図。描くのは簡単なんだけど、削るのは大変・・・!

アルミ厚が倍になったことで加工も大変そうでしたが、初代ケースの加工でだいぶ慣れていたせいもあり、少し複雑な形状も含め、33箇所の穴を無事に加工することができました。

やはり、ケースを6面バラバラにできることで、ドリルやヤスリ作業は楽になりましたし、ニブラ(改札ハサミみたいな工具でアルミ板を切る)での作業がかなり融通が利いて楽になりました。

まぁ、分厚い分だけヤスリ掛けも大変で、土日の間、ず~っとごしごし20万回くらいこすった気がします・・・。

マスキングテープでけがき完了。

マスキングテープでけがき完了。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

ザ・ボンチ(懐) ポンチです。

ザ・ボンチ(懐) ポンチです。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

たくさん穴開けるので、切削オイルを。

たくさん穴開けるので、切削オイルを。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

ドリル刃を痛めないし、切りくずも飛び散らない(^^)

ドリル刃を痛めないし、切りくずも飛び散らない(^^)

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

デカい丸穴は、これでズガガガ・・・

デカい丸穴は、これでズガガガ・・・

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

四角い穴は、ハンドニブラで。

四角い穴は、ハンドニブラで。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

アルミ2mmは、ニブラでは限界ですが、そこそこきれいに切れます。

アルミ2mmは、ニブラでは限界ですが、そこそこきれいに切れます。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

無事に32箇所、穴あけ加工終了! あとはヤスリ掛け10万回だ!

無事に33箇所、穴あけ加工終了! あとはヤスリ掛け10万回だ!

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

次は電子回路編へ

パネル部品を取り付けてみました。おぉ、高級感!

パネル部品を取り付けてみました。おぉ、高級感!

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

ついでに、全部品を仮置き。こうなるのか~

ついでに、全部品を仮置き。こうなるのか~

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

とりあえず、ケースの加工はなんとか無事に終えることができました。

この後は、電子回路をちゃんと設計&工作して、その後、プログラミングに移っていきます。

普段と全く逆の工程ですが、大変・苦手な方から取り組んで、簡単・得意な方で終わりにしようという流れ。

次回は、電子回路設計・工作編です。

これがまた、大変でした・・・

つづく(^^)

今度は回路図作成ソフト。覚えきれないよ・・・。

今度は回路図作成ソフト。覚えきれないよ・・・。

16bit A/Dコンバータ。どいつもこいつも、小さすぎるんですよ・・・。

16bit A/Dコンバータ。どいつもこいつも、小さすぎるんですよ・・・。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

あ~でもない、こ~でもない。およそ40枚ほど絵を描いて検討してました・・・。

あ~でもない、こ~でもない。およそ40枚ほど絵を描いて検討してました・・・。

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