ポータブルCO2測定器で色々測ってみました(^^)

キッチンにあったドライアイス測定中。そりゃ、上限いくよね・・・(笑

キッチンにあったドライアイス測定中。そりゃ、上限いくよね・・・(笑

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

先日、仮組ながら持ち運びできるようになった、ポータブルCO2モニタ

直後に在宅勤務再開で活躍する場がなかったのですが、ようやく、久しぶりに出社となったので、いろんなところで測ってみました。

予想通りだったり、予想に反していたり、なかなか面白かったです(^^)



【実験1】通勤電車はやっぱり厳しい・・・

朝の通勤電車で測ってみました。

条件は以下の通り。

  • 被験者:サラリーマン(♂,52)
  • 時間帯:平日朝7時20分~8時10分
  • 場所 :横須賀線(大船~新橋)、ドア横3つ目くらいの席
  • 混雑度:大船は全員着席~新橋はギューギュー

さすがに立って計測はしんどいので、藤沢~新橋間の東海道線ではなく、大船で乗り換えて空いてる横須賀線で着席して計測してみました。

計測結果はこんな風になりました(↓)

東京(新橋)に向かうにつれ、混雑が増し、息苦しく・・・

東京(新橋)に向かうにつれ、混雑が増し、息苦しく・・・

横軸は時刻、縦軸は二酸化炭素濃度で単位はppmです。

駅に到着してドアが開くたびに少し濃度が下がりますが、新川崎を過ぎたあたりからは濃度上昇が早すぎ、品川付近では1700ppmまで上昇しています。

一応、窓が開いていて換気しているのですが、人がギューギューだと無理ですよねぇ・・・。

新橋でホームに降りると数秒で500ppmまで下がります。プハ~

【実験2】会社の会議室は意外とクリーン?

会社で会議をすると直ちに眠くなるので、おそらく、二酸化炭素増加が原因とにらみ、計測してみました。

  • 被験者:サラリーマン(万年中間管理職)
  • 時間帯:平日午前中
  • 場所 :会社の会議室(6人部屋20人部屋
  • 混雑度:どちらもほぼ満席

さぞかし、狭い会議室はものすごく濃度が上がるのでは!と期待したのですが、結果はコレ。

3000ppmくらいまで上昇・・・してない!

3000ppmくらいまで上昇・・・してない!

あれ?

屋外と変わらないくらいクリーンでは!?

職場はザギンのビルで、高層なので窓は開かないのですが、予想以上に空気がきれいでオドロキです。

ちゃんと、換気されているもんなんですねぇ。

すぐに眠くなるのは空気のせいではなく、単に自分のせいだったか・・・。

【実験3】クルマは換気方法次第

クルマで近所に出かけたときに、同じように計測してみました。

  • 被験者:サラリーマン(子持ち)
  • 時間帯:昼
  • 場所 :マイカー(FREED号、1800cc、6人乗り)
  • 混雑度:ツマと自分
ものすごい勢いで上昇するけど、エアコンを外気取込にしたとたんに急減!

ものすごい勢いで上昇するけど、エアコンを外気取込にしたとたんに急減!

走り出した途端、想像を上回る勢いで二酸化炭素濃度が上昇!!

別に、ツマが取組後の関取みたいに激しい呼吸をしているわけではないですが、走り出してすぐに1300ppmくらいまで上昇。

ハンドルを握る自分もほぼ寝ている状態なので、エアコンを内気循環→外気取込にモード変更してみると、これまたものすごい速さで濃度が下がります。

ファン強度は風量5段階中の1や2なので弱風なのですが、ものすごい空気入れ替え効果で、これまたオドロキです。

まとめ

まだ3パターンしか測っていませんが、色々分かりました。

  • 満員電車の換気には限度がある
  • 会社の会議室は意外とクリーン
  • クルマの「外気取込」はすごく効果が高い

どれも、こんなヘンテコ装置を作らないとわからなかったことなので、作ってみてよかったです(^^)

ただ、形状がかなり怪しい(?)ので、電車内で使うときはちょっと抵抗感もあります(笑)ので、もう少しちゃんとしたケースに入れてみたいところです。

電車内で火を噴くと怒られるので、各所の電圧を調べて安全確認中。

電車内で火を噴くと怒られるので、各所の電圧を調べて安全確認中。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

デバッグ作業中。小さいけど、モニタ・キーボードをつなげば普通のLinuxパソコンです。

デバッグ作業中。小さいけど、モニタ・キーボードをつなげば普通のLinuxパソコンです。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

次の工作も始まってます。自転車乗る暇が無い・・・。

次の工作も始まってます。自転車乗る暇が無い・・・。

SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G

そのほかの電子工作ネタも山のように抱えているので、いつになるやら、ですが。

せっかくなので、なにか、自転車に役立つ工作してみたいなぁ。

サイコンはありきたりなので、レーダーとか?(^^;

つづく・・・。

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コメント

  1. 名前:ばしばし 投稿日:2021/05/16(日) 10:16:48 ID:7a1b5da10 返信

    Shiroさんの方が一歩先んじていましたな。

    https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%84%9f%e6%9f%93%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%82%af%e5%8f%af%e8%a6%96%e5%8c%96-%e9%a3%b2%e9%a3%9f%e5%ba%97%e3%81%abco2%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%bc-%e6%9d%b1%e4%ba%ac-%e5%8d%83%e4%bb%a3%e7%94%b0%e5%8c%ba/ar-BB1gM6mW

    1000ppmが一つの目安のようですが、通勤電車内は1000ppm超ですね。
    自転車通勤をする良い言い訳になります。

    • 名前:Shiro 投稿日:2021/05/16(日) 22:35:40 ID:cd1c7e94e 返信

      な! こんなものが取り付けられているんですね!
      フォトポタ研究所作のポータブル測定器に比べて大きくて見やすいですね。

      ポータブル測定器の一番のウリは表示デバイスに「電子インク」を使っているところで、コレのおかげで電池の持ちがとても良いところです。

      が、室内で使うなら大きな液晶画面の方が普通に便利ですね(^^;

      これ以降も、飲食店やバスなどでも試してみましたが、たいていは高くても600ppmくらいです。
      一方、満員電車はたいてい1000ppmを超えて、高い時は2000に迫っている状況に変わりはないですねぇ・・・。
      まぁ、みんな静かに黙々と乗っているだけなので飛沫は飛んでなさそうですが、数字で見ちゃうとなんともですね(^^;

  2. 名前:_toshi 投稿日:2021/05/15(土) 19:44:22 ID:372e9e4a9 返信

    Shiroさん:

    結構遊べてますね。
    私は電気が苦手でメカニック時代もなるべく避けて通っていましたので、ちょっと羨ましいです。
    さて自動車は「外気導入モード」にするとフロントウインド下部から室内にフレッシュエアーが入ります。
    エアーは室内を巡ったのち、車両後方のワンウェイバルブのような装備から排出されます。
    装備自体はリアバンパー内なので通常は見えなくて、また逆流しないようになっています。
    ファンを回さずとも、走行による風圧だけでも換気効果はあります。
    自動車のエアコンは極寒から酷暑までものすごく過酷な状況でも一生懸命仕事をして、乗る人をなるべく早く快適にするために頑張っていますよ。

    • 名前:Shiro 投稿日:2021/05/16(日) 22:18:34 ID:cd1c7e94e 返信

      大学での専攻は情報工学(OS)だったのですが、実は電気工作が大好きでした。
      自分で工作するよりパソコンで遊んだほうが圧倒的に簡単なので、パソコンばかりになってしまっていた30年です(長!)

      思い出して電子工作やり始めたら面白すぎちゃって・・・(^^

      クルマのエア循環、本当にびっくり、目からうろこでした。
      外気導入にしたとたんに、あっという間に換気されていく様子がグラフで分かり、とても驚きでした。
      気のせいか、眠気も冷めた感じです(^^)

      取り込んだ空気はどこに行くのかな?と思っていたら、車体後方から排出していたのですね。これまた驚きです。
      本当、僕らが知らないところで、びっくりするくらい良くできているんですね。

      FREED号もとても快調です。ありがとうございます!

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