子どもは単純なお話が大好きです。それが,ちょっとだけ怖い本ならなおさらです
せなけいこさんの『おばけえほんシリーズ』は,我が家のチビ達が大好きな絵本です。昔話や民話をベースに,いろんなお化けのお話が,素朴な切り絵のような絵で語られます。
このシリーズにはいろんなお話がありますが,どれも,ちょっとユーモラスなお化けが出ています。そして,ちょっと人間にいたずらしたり,怖がらせたり。だいたい5分くらいで読める分量なので,夜,布団で読み聞かせるのにはちょうどよい分量です。
このシリーズを読む時のコツは,ちょっと子どもを驚かせてあげること。
たとえば,普通に「寝ない子はだれだ~」というところは,小さな声から大きな声に。「こらぁ~!」とお化けが登場するページは,ちょっと時間をおいてから,バーンとページを開いてみる。
チビ達は大喜びです。(本当は,怖がらなきゃいけないんだけどなぁ・・・)
我が家では,まだ10冊くらいしか読んでませんが,『おばけえほんシリーズ』は,たーくさんあります。近所の図書館にもまだまだあるので,しばらくは飽きずにとっかえひっかえ,読んで聞かせられそうです。(特にカズボンがオキニイリなのだ)
おいらが大好きな,数少ない日本の絵本です。