いやぁ,こいつのおかげで本当に命拾いしました・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
おいらは,まもなく無パンク記録10000kmを達成できそうな状況となっています。
最後にパンクしたのは2008年8月の道志みち以来ですから,約4年半にわたって無パンクで走り続けてきました。
1月末の段階で無パンク9778km,2月末で9979kmでしたから,3月中の「無パンク10000km」「無パンク10憶cm」は当選確実と浮かれています。
が・・・,この当確情報を覆しかねない,大事件が発生しました。過去最大級のスーパー・ヒヤリ・ハットです。
フニャン?
先週の日曜日,早朝に鎌倉一周をした帰り道,いつものようにR134を西に走って新江ノ島水族館を過ぎたあたりで,ちょっとした路上の段差があったのですが,ケツに「フニャン」という嫌な感触がありました。
普段の練習用に使っているFUSION3 チューブレスは,7気圧という低めの空気圧で走っているせいもあって,比較的ケツに優しい柔らかい走りをしてくれます。
が,このときの触感(?)は柔らかすぎで,エアー漏れが疑われたため,直ちに海岸のウッドデッキに避難し,リアタイヤを確認してみました。
その結果,驚くべきというか,案の定というべきか,リアタイヤのエアは抜けていて,もう少しで「リム打ちしながら走る」状態でした。
あぁ,大記録達成を目前にして。無念・・・
富士チャレ200kmで残り10kmにてタイムアウトとなったNoguさんの気持ちが少しだけ分かった気がした朝7時です(遠く及ばないけど・・・)。
CO2ボンベで復活!
問題のリアタイヤは,感覚的には4気圧くらいしか残っていない状態ですが,不思議なことに,いくら押し付けてもそれ以上空気が抜けていく気配がありません。
チューブレスタイヤの修理は過去に1回だけ練習したことがあるのですが,クリンチャーと同じように新品のチューブを入れてやる必要があり,くそ寒い朝にかじかんだ手でタイヤをリムに着脱する作業だけでうんざりしてしまいますし,この日の朝は(いつもだけど)急いで帰って朝食を用意する必要があるため,のんびりエア漏れ箇所を探すのも面倒です。
そこで,とりあえずは,エア漏れが悪化する様子が見られないので,このままエアーを追加で注入して様子を見てみることにしました。
先週までは「空のツールボトル」で走っていたおいらですが,今週はちゃんとパンク修理フルセットを持参しています(本当に良かったですよ・・・)。その中には,秘密兵器,TNIのCO2ボンベがありました。
慌てていたため,超適当な写真(笑) こんな風に合体させてエア注入です。
SONY DSC-TX10
エアーゲージは持ってきていないので感覚ですが,7気圧くらいの固さまでエアを注入して,再スタートです。
再度エア抜けを起こしてリムを壊してしまったら一大事ですから,およそ1kmおきに停まってリアタイヤの様子を確認したのですが,幸い,エアは全然抜けることなく,家までを無事に走りきることができました(そして,朝食のホットケーキ製造に着手しました)。
事故原因と今後について
謎のエア抜け現象について,Shiro家自転車事故等調査委員会が緊急招集されました(ホットケーキ製造後ですが・・・)。
今回は,焦っていたせいで写真が全くないので,状況証拠しかないため原因解明は困難を極めました。
いや,そんなに困難を極めていません(笑)。実は海辺でエアを入れたとき,フレンチバルブの頭(なんて言うんだろ?)が緩んでいました。
「頭」が緩んでいても静止状態ではエアが抜けることは無いと思いますが,走行時の振動では弁が開いてしまい,エアが抜けてしまうことは十分考えられます。
バルブの頭が緩んでいます。さらに少し曲がっているような・・・。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
トラブル当日の写真は撮らなかったので,後日,家で撮ったものです。たしか,こんな感じだったな~です。
また,チューブレスタイヤ特有のバルブ根元の大きなネジも緩くなっていましたので,ひょっとすると,根元部分からも漏れていたのかもしれません。
朝食後,9気圧まで注入して2日ほど経過観察してみましたが,いつものエアーゲージで正確に計測してみて,ほとんど減圧が見られませんでした。
以上の徹底した(?)原因調査の結果に基づく調査委員会の結論は以下のとおりです。
- 現状のリアタイヤにパンクの様子は無い
- 当日のエア漏れは,バルブの「頭」の閉め忘れと,バルブの根元ネジの緩みによるものと推定される
ちなみに,現時点での走行距離から逆算すると,エア抜け事件現場での無パンク累計走行距離は9991km。
いやはや,大記録達成の本当に目の前で御破算になるところでした。
次回の実走行で記録達成は間違いないと思われますが,最近(いつもか?)ヒヤリハット続きですから,徹底的に路面清掃した家の周りを100周するなど,念には念を入れて記録に挑むのもアリかもしれません(笑)
みなさんも,バルブの「頭」の閉め忘れには気をつけましょう~!
あ,いつもの標語も。
おしまい。
補足
今回の危機を救ってくれたCO2ボンベ。
今までCO2ボンベは使ったことがない(まったくパンクしないのだから当然ですが・・・)ので,使い方が分からず心配でしたが,やってみると超簡単でした。
超小型のTOPEAKロケットポンプより,さらに小さい~(重いけど)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
今回使ったのは,TNIのボンベなのですが,過去の何かの通販のときの送料無料調整で買ったものです。
バルブとボンベのセットでわずか1500円と破格ながら,ものすごく使いやすかったのが,今回の新しい発見です(^^)
- ツマミで流量調整が簡単にできる
- フレンチバルブにヘッドをガッチリ固定するのでエア漏れなし
- 一瞬で,ほとんど手間無く,エア満タン(^^)
こちらについては,また別途紹介記事を作成予定です~
>maruさん
お久しぶりです~
695もあるけど,やっぱり595ですよね(^^)
チューブレスだと,激しくつぶれたときには,
ボカンと空気が抜けてしまうことがあるということですね。
たしかに,クリンチャーではありえない,
チューブレス特有の現象ですね。
エアが低いとビードが上がらないし,
エアが高すぎると支えきれないのでしょうかね?
おいらは,ちょいと高すぎたかもしれません。
今週末は,素直に6気圧くらいで乗ってみる予定です~