今週もまた,エイ文庫シリーズの紹介。
今回は,渡部さとるさんの「旅するカメラ」シリーズ。
渡部さんは新聞社のカメラマンを経験した後に独立された方で,自身の失敗経験やプロになることの大変さやカメラへの想いなどが語られた,とても楽しいエッセイ集です。
藤田一咲さんのと同様,写真の撮影術的なことはほとんど書かれていませんが,渡部さんもテキストが非常にうまく(もちろん,掲載されている写真もとても良い),写真やカメラと向き合う姿勢や考え方が伝わり,とても楽しく,参考になりました。
今週もまた,エイ文庫シリーズの紹介。
今回は,渡部さとるさんの「旅するカメラ」シリーズ。
渡部さんは新聞社のカメラマンを経験した後に独立された方で,自身の失敗経験やプロになることの大変さやカメラへの想いなどが語られた,とても楽しいエッセイ集です。
藤田一咲さんのと同様,写真の撮影術的なことはほとんど書かれていませんが,渡部さんもテキストが非常にうまく(もちろん,掲載されている写真もとても良い),写真やカメラと向き合う姿勢や考え方が伝わり,とても楽しく,参考になりました。
ある日のユウキチ(ユ),カズボン(カ)との会話。
カ:この前の車,「さ~かな~ かおなし~♪」って言ってたね。
ユ:違うよ,「さ~かな~ かおだけ~♪」だよ。
ユ:そうだ,そうだ。「かおだけ~♪」
ユ&カ:「さ~かな~ かおなだけ~♪」 ぎゃはははは~…
間違ってますよ!!
おいらが読んだ,藤田一咲さんシリーズでは最後の『花と写真の時間』。
シリーズの他の本と同様,写真のテクニックやカメラのメカを解説している本ではありません。
花と人との関わり,命あるものと人工物の違い,といったことが優しい言葉で語られていて,もはや「カメラ本」というよりは,日々を花に囲まれて豊かに過ごす生き方エッセイ集,といった感じです。
でも,だから,藤田さんの本は好きなんです。
今日も,また藤田一咲さんの本,『ハッセルブラッドの時間』について。
正直に言って,ハッセルブラッドは現時点では欲しいカメラではないです(そもそも,買える値段じゃぁないんだけども)。もっと年をとって,ゆっくりと撮れるようになれば,使いたいとは思うのですが,今のおいらの被写体(チビ達)を撮るには,さすがに機動性が低いからです。
でも,書店でこの本をチラッと立ち読みした時,その正方形なフレームに切り取られた,すばらしい写真達に魅入られてしまい,ハッセルブラッドに興味があるわけでもないのに,買ってしまいました(もちろん,本の方ね)。
「えい文庫」はとても面白い文庫です。
趣味がメインの文庫本シリーズなのですが,カメラ・写真に関する楽しい本が沢山あり,どの本も小さく(当たり前か),ほのぼのした写真があり,そしてテキストがとても面白いのです。
そんな,「えい文庫」を読み始めるきっかけになったのが,藤田一咲さんの『お茶と写真の時間』です。