この写真を撮るためだけに、フルサイズ一眼をわざわざ担いでいくものどうかと・・・(笑)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
買う前から分かっていましたが、ROUBAIXは軽くありません。
完成車の状態で約9kgもあり、超軽量ホイール(ROVAL Alpinist CLX2)やカーボンハンドルバーに交換したりしましたが、それでも、ペダルや各種アクセサリー込みで大体9kgくらいありますので、むしろ「重いバイク」と言ってもいいかもしれません。
そんな、ROUBAIX号をさらに(少しだけ)重くする新兵器が登場です!
もういいんです。重くたって見た目さえ良くなれば・・・(^^)
ROUBAIX最大の悩みは・・・クランク!
自分のROUBAIX号は105コンポをメインにした、compというグレード。
当然クランクも105(12速のFC-R7100)なのですが、事故で廃車となったLOOK595号からパワーメーター(ペダリングモニター)を引き継ぐために、クランクだけは流用していました。
幸か不幸かリコール対象ではなかったため、11速のDURA-ACE(FC-9000)を流用です。
若干心配していた変速性能も全く問題なく、もちろんパワーメーターも使えていたのですが、ただ一つだけ気になることが。
それは、クランクのカラーリングがフレームと合わないということ。
フレームがダークカラーなので、クランクが目立ちすぎるんです・・・。
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
FC-9000は光り輝くシルバーなのですが、これが、暗いブルー(正式名称はグロスラグーンティントオーバーカーボン/モーニングミスト、笑)を基調とし、ブラックの105コンポでまとまっているROUBAIX号のなかで、異様に目立つのです。
「クランクは自転車の顔」というくらいですから目立つのはいいのですが、どうも、悪目立ちしている気がしていました。
これは、緊急になんとかせねば・・・(そうか?)
Ultegra FC-R8100登場!
9000世代のシルバー色が気になるなら、現行R9100世代のブラックに交換すればいいのですが、ものすごく悩ましい課題があります。
まず、パワーメーターは必須なのですが、ペダリングモニターは取り換え(引っ越し)ができないので、パワーメーター付きクランクにする必要があります。
そうなると、こんな問題が・・・。
- パワーメーター付きクランクはDURA-ACEかUltegraにしかない
- DURA-ACE(FC-R9100P)はものすごく高い(20.6万円!)
- Ultegra(FC-R8100P)だってものすごく高い(16.9万円!)
- たぶん、見栄え以外は何も変わらない
105グレードにあればいいのに、なぜか、DURA-ACEとUltegraにしかないので、猛烈なお値段になってしまいます。
20.6万円なんて、ちょっとしたエントリー向け自転車(もしくはママチャリ20台)が買えてしまいそうです・・・。
そうして悩むこと約1年、ついに、Ultegraのパワーメータ付き12Sクランク(FC-R8100-P)を手に入れました!!
おぉ、落ち着いたマットブラックだ!
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
もちろん、新品ではなくメルカリでなんですが、ほとんど新品(100kmくらいしか使ってない模様)という感じで、クランク表面にシューズの擦れもないし、チェーンリングもほとんど無傷で、未使用品といってもいいくらいのきれいさです。
付属品も全部ついていて、6万円での購入です(驚異の65%オフ)
ありがたや~
初めてのパワーメータ付きクランクの取付作業
今まで使っていたペダリングモニターは、左右クランク独立で通信をするようになっていて、取付作業は普通(=パワーメーター無し)のクランクと同じでした。
一方、FC-R8100-Pは左クランクのセンサー計測値は、クランク軸(ホローテック)内の配線を通って右クランクの親機に入力され、親機から左右センサーの計測値がまとめてサイコンに送信されます。
クランク軸の中をセンサーケーブルが通ります。すご~
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
初めてホローテック構造を見た時、「中に何か収納できそうだなぁ」と思ったものですが、まさか、左右パワーメーターの信号線が内蔵されることになるとは思ってもみませんでした(設計者もそうじゃないかと・・・)
で、FC-R8100-Pの取付は以下のような流れになります。
| 手順 | 作業 | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | クランク軸にカバーを付ける | 右クランクを挿入するときに、軸内にグリスが入り込ませない(内部は配線なので) |
| 2 | 右クランクを挿入する | |
| 3 | クランク軸のカバーを外す | もう用はない |
| 4 | 左クランクを軸に取り付ける | |
| 5 | 左クランク固定リングを取り付ける | 固定リング・ツールともに従来とは異なる専用品 |
| 6 | 信号線コネクタをつなぐ | 左クランク軸内で |
| 7 | 左クランクをボルト2本で固定する | 従来と同じ12Nmくらいで |
| 8 | 左クランクにアウターキャップを取り付ける | 防水かな? これも専用品 |
基本的には今までのホローテッククランクと同じなのですが、信号線を連結するための作業がいろいろと追加になっています。
ただ、難しい作業項目は特にないので、珍しく(?)ちゃんと作業マニュアルを読みながら、2時間ほどで取付作業完了です。
グリス侵入防止用のキャップをつけてBBを通します
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
左クランクのセンサーコードを接続します
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
最後に防水キャップをつけて完成!
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
ペダモニはCR2032でしたが、FC-R8100-Pは充電です
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
まとめ
「え? 取り付けただけ?」と思われるかもしれませんが、まぁ、そうです。
なんせ、見た目の向上だけが目的であって、センサーの精度がどうとか、クランクの剛性がどうとか、なんて全くわかりません(笑)
しいて言えば、冒頭に書いた通り、わずかながら車体重量が増加しました。
| パーツ | FC-R8100-P | FC-9000+ぺダモニ |
|---|---|---|
| クランク本体(左右) | 758g | 618g |
| パワーメーター | コミコミ | 70g |
| 合計 | 758g | 688g |
FC-9000は世代は古いですが、腐ってもDURA-ACEですからやはり軽いですね。
まぁ、1回水を飲めば逆転してしまうような重量差ですので、気にしないでいきましょう。
で、気になる見た目の方は、こんな感じになりました。
まぁ、本人以外は違いが判らない気もしますが・・・
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8
おぉぉ、明らかに引き締まった感じになりました(本当か?)
13年乗り続けたLOOK595号は真っ白でしたが、今度は真逆に近いカラーリングです。
あらためて、自転車の見栄えに占める、クランクの比重に気づかされます。
取り外したFC-9000の方は、いつかまた白い自転車に乗る時まで保管しておきましょう。
つづく。
まもなく納車1年。これでほぼ完成かな~(^^)
SONY α7S + TAMRON 28-75mm F2.8


いつも覗き見してましたが、コメントはご無沙汰です
クランクカラーがバイクに良く似合ってますね
ただ、今度は真横からクルマに突っ込まれないように、ド派手ウエアで・・・(-_-;)