受験のゴタゴタ(寝込んだしね。笑)で,すっかりと1月の読書記録を付けるのを忘れてしまいました。
と言っても,自転車走行記録と同じく,まったく読書が進まない月だったので,あわてて掲載するほどでもないのですが,一応(^^)
1月の読書記録は以下のとおり。
タイトル・著者 | 期待感(?) |
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『舟を編む』 三浦 しをん |
なんと言ってもタイトル「舟を編む」という言い方がすばらしい。「言葉」という大海原を進むための「舟」として辞書を編纂するという話です。ひとつの言葉の定義を導き出すだけでもすごく大変なのに,それを数万,数十万語と集めて辞書にすることは生涯をかけるような大事業であり,それにかかわる人たちの熱い思いがなければ達成できない仕事です。「のぼる」と「あがる」の意味の違いを一生懸命考えたりしながら,一つ一つの言葉を大切に解き明かしていく姿は感動します。今年読んだ本の中では1番です(って,まだ1月だよ)。 |
『ソニーNEXの撮り方手帳』 河野 鉄平 |
明らかに女子向けのNEX入門書。40過ぎのおじさんが購入するには,一抹の恥ずかしさが漂う一冊(笑) 本文中で紹介するとおり,あまりに難解なNEXの撮影モードを理解するために購入。もっと,シンプルにしてくれ~い! |
『自分のイメージを表現するための 撮り方手帖』 高井 晶子 |
タイトルはいかにも女子向けの「手帖」シリーズですが,中身は割りとマジメに,「写真を撮るとはどういうことか」といった深いテーマから書かれています。が,役に立つかは微妙~な感じ。ジョン・ヘッジコーの「ブックオブフォトグラフィー」の方が(お値段も張るけど)お気に入りです。 |
「記録」と言っても,たった3冊だけなので,わざわざ書かなくても覚えておけるのでは?という気もしないではないですが,毎月の読書記録を残す!というのは自分に課したノルマ。
分量が圧倒的に少ない今月は,実はとても楽に読書記録をつけることができました(笑)
三浦しをん『舟を編む』
今月読んで一番面白かったのは(って,小説は1冊だけじゃん。笑),三浦しをんの『舟を編む』です。
久しぶりの三浦しをんの新刊でしたが,楽しく読むことができました。
最近の売れっ子作家さん(三浦しをんもか?)の中には言葉を大切にしない作家さんもいます。
「○○は△△しました」の繰り返しだったりすると「小学生かいな!」と突っ込みたくなります。
おいらが知っている作家では北村薫さんなんかは,ものすごく言葉を大切にする人だと思っています。
三浦しをんは,普段はBL(ボーイズラブ)系の話が多かったりして(笑),なかなかそんな風には見えないのですが,実はこんなに言葉に対する思いを持った作家さんであることが分かり,ますます愛読者度合いを深めてしまいました。
後半に出てくる,以下のくだりがとても気に入っています。
何かを生みだすためには,言葉がいる。岸辺はふと,はるか昔に地球上を覆っていたという,生命が誕生するまえの海を想像した。混沌とし,ただ蠢くばかりだった濃厚な液体を。ひとのなかにも,同じような海がある。そこに言葉という落雷があってはじめて,すべては生まれてくる。愛も,心も。言葉によって象(かたど)られ,昏(くら)い海から浮かび上がってくる。
なかなか,かっこいいたとえ方だと思います。
今度,合コンで披露してみよう~(無いって。笑)
カメラ関係書籍
『舟を編む』以外では,Shiro家初登場のSONY NEX5Nに触発され(笑),急にカメラ関係の本を読んだりしています。今まで,さんざんカメラで遊んでおいて,いまごろ入門書もなかろうとは思うのですが,一応,理由(言い訳?)はあります。
昔のカメラでは,構図や動機などの感覚的・芸術的なものを除けば,技術的には以下の3つを考えて操作すれば十分でした(ライティングとかもありますが,カメラ本体に限ればの話)。
- ピント
- 絞り
- シャッタースピード
それが,デジカメになってから,「ISO感度」や「しあがり設定」「ホワイトバランス」「ノイズリダクション」などが増えてきました。
さらに,最近のデジカメでは,硬派な一眼レフにもさまざまな遊び機能が満載されていて,「面白いけど覚え切れない」という状態になってきています。
今回,NEX-5Nを使い始めることになって,初めて出会った単語を一部紹介してみると,こんな調子です。
- マイフォトスタイル
- クリエイティブスタイル
- ピクチャーエフェクト
- シーンセレクション
- おまかせオート
- 夜景ポートレート
- 夜景
- 手持ち夜景
- 人物ブレ低減
- プレシジョンデジタルズーム
- Dレンジオプティマイザー
- フレキシブルスポット
- ダイレクトマニュアルフォーカス
- ピーキング
- オートHDR
- 絵画調HDR
- 個人顔登録
こんなに新語が大量に出てくる上に,マニュアル(SONYのサイトからPDFダウンロードしないといけない・・・)を見ても,
ピクチャーエフェクトでリッチトーンモノクロを選択中は,オートHDRに替わってDROが有効になり,クリエイティブスタイルがナチュラルな場合には,マイフォトスタイルがフォトポタ日記で,夜景がフレキシブルスポットで週末デートにオススメスポットです♪
みたいな,意味不明な文章ばかりで,とんと頭に入りません。(かなり創作してますが。笑)
という具合に(どういう具合だ?),メーカーのマニュアルが「F-22操縦マニュアル」みたいな難解な状態なので,やむを得ず,NEX-5Nの入門書を買ってきて勉強しているしだいです。
まぁ,それでも40を過ぎて脳細胞が不活性化してきた頭にはなかなか覚えることができません(悲)
アウトプットである写真そのものには特に変化はないとは思いますが,少しずつゆっくり覚えていこう,と自分を励ましつつ取り組んでいきます(^^)
>cariocaさん
こんばんは~
カメラって,どうも自転車に通じるところがある気がします。
もろ機械なんですけど,最終的には人間の能力が決め手。
でも,よりよいところを目指そうとすると,どうしても機材に・・・(笑)
で,RAW撮影。
おいらも,Nikonでは「面倒だからRAW」という使い方です。
ところが,今回導入したSONY NEX-5Nは,
「RAWではできない機能」がたくさんあるのです(困)
複数の画像を連射して合成する機能は,
まぁ,しょうがないかなという気もするのですが,
トイカメラやミニチュア,などの画像処理も
RAW+後加工ができません。
JPEG撮影時の限定機能なのです。不思議です・・・。
『男たちは北へ』は初耳ですが,
『銀輪の覇者』は読んでみたいですねぇ。
ちょうど,今月2冊目の小説を読み終わったところなので,
もう1冊くらい何かを読みたいと思っているところです。
『ジェノサイド』も読みたいのだけど,
やっぱり,久しぶりに自転車物を読みたくもなってきた。
ど~しよう~?(笑)