半永久的に回り続ける鍋の蓋の動画。
先週末にShiro家で撮影された動画なのですが,これはいったい,どういうカラクリなんでしょうか・・・?
- コリオリの力(Coriolis force)
- 磁気浮上
- 量子スピン
- グリスが切れたBB
答えは・・・
全部違います~(当たり前です!)
Shiro家は北半球にあるので,コリオリの力は「反時計回り」ですし(そういう問題ではないけど),磁気浮上しても回転力は出ないし,量子スピンは言葉しか知らないし(笑),4.は論外でしょう(笑)
正解は,次の動画のとおり。
単に手で回しているだけです(^^)
それにしても,尋常じゃないくらい,それこそ,グリス切れ寸前のBBのように良く回りますよね。
この鍋は,米ビタクラフト社のものなんですが,同社の鍋独特の,ベイパーシール(Vapor Seal)という現象です。
同社の鍋(と蓋)は,非常に高精度に密着できる設計になっていて,加熱で蒸気が出てくると,鍋と蓋の間に薄い膜が形成され,蒸気や熱が逃げにくくなるようになっています。
旅館の朝食で出される(なぜ限定?)味噌汁茶碗の蓋が取れなくなることがあるかと思いますが,アレの超強力・高精度バージョンと思っていただければいいかと思います。
蒸気が逃げにくいので,最初から水を入れない「無水調理」ができたり,最低出力の弱火でも十分煮込めるなど,いろんな特徴があります。
ビタクラフトの「ベイパーシール」の説明。
それよりなにより,自転車乗りとしては,この「異常に軽く回る物体」に惹かれてしまうのでありました。
このときは,おいらが味噌汁を作っていたのですが,すぐに動画撮影なんかを始めてしまい,「まじめにやれい!」とツマに怒られてしまいました。
まったく,男のロマン(?)がわからん女には,困ったもんです(笑)
こういう技術って,回転体を支持する方式として実用化されたりしていないのかなぁ・・・?
蒸気タービンとかだと,ありそうですよね(^^)
>_toshiさん
うちも,しょっちゅう,密封されて蓋が開かなくなります。
ものすごい精度ですよね。
ちょっと加熱すると,すぐに取れますけど(^^)