事前に貼っていた保護フィルムを剥がす。さて,フレームは無事かな~?
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
予想外の豪雨で当初予定の200kmの約2/3地点である甲府で終了となった「藤沢→諏訪湖200km(以下,FS200km)」。
今日は,ペース配分や輪行荷造り,各種装備,今後の見通しなどを検証する「反省会」を開催しました(おいらひとりだけど)。
200kmという距離について
今回は,当初予定の200kmに対して,実際に走れたのは藤沢→甲府の140km(FK140km)でした。
秋の再挑戦に備え,FK140kmの走行データをもとに,「雨が降らなければ200km行けたのか?」について考えてみたいと思います。
体力は超余裕(^^)
雨が激しくなってきた13:00に勇気ある撤退(笑)を決定したのですが,この時点では,体力的にはかなり余裕があり,正直言って全然疲れていませんでした(Noguさんも)。
甲府盆地に入るまで,御坂峠からずっと下ってきたせいもあると思いますが,その前にはちゃんと峠を上ってきているわけで,140kmくらいであれば,体力的にはまだまだ余裕がたっぷりあることが体感できました。
朝4時半から9時間近く走っていますが,二人ともかなり体力セーブして走ったおかげで,心拍データも,こんな感じで余裕がありました。
今回の心拍データ。平均117bpm,最大でも167bpmと低めです。
最大心拍:117bpm
平均心拍:167bpm
消費エネ:4043kcal
時間は結構ギリギリ?
体力面はいいとして,200kmを達成するために問題になりそうなのは,目的地への到着時刻です。
帰りの電車が4時間(後述)もかかることを考慮すると,遅くても夕方5時くらいには諏訪湖に着いていたかったのですが,その可能性を検証してみます。
まず,Edge705に記録された甲府までの走行データは,以下のとおりです。
【FK140kmの走行データ】
走行距離:140.0km
乗車時間:8時間40分(4:20~13:00)
走行時間:7時間12分
累積上昇:2471m
あまり長い休憩をしなかったのと,30kmに亘って信号の無い道志みちを走ったおかげで,乗車時間(家を出てからの経過時間)と走行時間(実際に車輪が回っていた時間)の差は比較的少なくなっています。
平均速度は乗車時間で割り算してみて,平均16.2km/hとなります。
左上の諏訪湖まではかなりありそうだけど,実は70kmです。
諏訪湖までは残り70kmでしたので,仮に雨が降っていなかったとしたら,こんな感じになりそうです。
13:00 昼食@甲府
13:30 再スタート
↓
17:50 諏訪湖ゴール
う~む,目標到着時刻を50分ほどオーバーしている・・・。
甲府より先を走っていないので分からないのですが,甲府より先のR20は道志みち(30km信号なし)みたいにはいかず,何度も信号で停まることが予想されます。
途中の富士見峠は道志の山伏峠よりは緩そうですが,それでも,標高1000m(甲府との標高差700m)ありますので,それなりの時間(と体力)を消費して16km//hが維持できるかも怪しい気もします。
まとめ
時間面ではかなりギリギリかな?という結果になりました。
諏訪湖から我が家までの輪行は約4時間もかかります。
電車で4時間もかかるところまで行けてしまうこと自体がすごいですが(まだ行けてないが),この「4時間」が結構面倒です。
諏訪湖に18時に着いてすぐに輪行パックしても,乗れるのは18時59分発のスーパーあずさ32号に乗ることになり(もちろん駅弁),藤沢に着くのは23時ごろ。さらに,自転車を組み立てて家に辿り着くのは0時を回りそうです。
まぁ,電車に乗っていればいいだけですから,そんなに心配すること無いといえばそうなのですが・・・。
秋の再チャレンジでは,もう少しスピードアップ(たとえば16km/h→18km/hにUPすれば,16時半に上諏訪到着)するか,もう少し早起きする必要がありそうです。
輪行傷防止作戦の結果
今回は,最初から輪行で帰ってくることを予定していたので,フレームへの傷防止のために,傷が付きそうなところ以外も含めて広範囲にあらかじめテープ養生をしておきました(前回記事参照)。
原理的には,ホイールとフレームが接触する場所(トップチューブ,ダウンチューブ,シートチューブ,シートステイ)だけでいいのですが,過去のLGS RHC号の経験では,本来は傷が付かなさそうなところまで擦り傷が付いたりしていました。
おそらく,リムやスプロケットなどの凶器部位(笑)のほかに,外部から押されたスポークが擦ったりしてしまうのだと思います。
いかにも,どっか擦りそうな感じですよね・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
そして,今回の輪行での傷ですが,とてもうれしいことに皆無でした(^^) 隅々まで確認しましたが,完全にゼロでした~!
輪行荷造りの際には,普通の傷防止策として,フレームとホイールの接触箇所には軍手やクッション材を当てていました。
クッション材としては,100均で売っている「滑り止めシート」が安いし,ズレないし,とても使いやすくて重宝します。
滑り止めシートのように,「柔らかい樹脂」を作るためには可塑剤という物質を使いますが,これが染み出してきて,他の樹脂製品と癒着してしまうことがあります(下敷きの上のゴムのように)。
今回は,短時間&低温だったので無事でしたが,長時間だったり,高温にさらされると,滑り止めシートがフレームにべったりとくっ付いてしまう可能性があります。
滑り止めシートの活用に当たっては,その成分や性能について事前に確認しておいたほうがよさそうです。
※モチさん,情報提供ありがとうございました!!
おいらは,次回はフェルト生地なんかで保護しようかな,と思っています。
100均で売っている,滑り止めシート。滑らないし(当たり前),クッション性があるし,輪行パッキングに最適です(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
細い,チェーンステイにはこんな風に巻いています。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
秋まで,輪行ツーリングは予定していないので,養生で使った「3M 表面保護テープ」をすべて剥がしてみました。
すると・・・,
おぉ,LOOKロゴ付近に傷発見!!!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
保護テープを剥がすと,無傷でした。ほっ・・・。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
おぉぉぉぉぉぉ,危ないところだった~~~~!
よりによって,ダウンチューブの一番デカイ「LOOK」ロゴの部分の保護テープに擦り傷を発見しました。
幸い,傷は浅く,保護テープの表面がささくれ立っただけで済んでいましたが,保護テープを張っていなかったら,確実に「LOOK」ロゴに擦り傷が付いていたことでしょう。
本当はこんな保護までしなくても上手くパッキングできるようになれば理想なのですが,ちょっとくらいの傷なら守ってくれるというのは,大きな安心感です。
ちなみに,これ以外の部分では,どのテープも無傷でした。
いろんなところで使いまくっている,3Mの表面保護テープですが,良く考えたらこれが本来の使い方のような気がしてきました(表面を保護するんですもんね。笑)
長年(3年だけど),傷が怖くて輪行に踏み切れなかった595ですが,次回もこの作戦で安心して輪行に臨む予定です(^^) ほっ。
雨対策の重要性
今回,事前の天気予報では「諏訪湖付近は夕方から軽い雨」という予報でした。
おいらは,ある程度の距離のツーリングのときは,いつもmontbellのポルカテックス素材のウィンドブレーカーを持っていきます。
こいつはレインウェアではないのですが,ものすごい撥水性能があり,数時間の激しい雨でも耐えてくれます(過去何度も・・・,涙)
しかし,ウィンドブレーカーだけでは,下半身の濡れを守ってくれることができません。
下半身が濡れると,気持ち悪くて走りにくくなるだけではなく,昼食や休憩でお店に入ることも億劫になるし,輪行で電車に乗るのも大変です(ケツがズブ濡れですから)。
完璧雨装備のNoguさん。さすが,雨慣れしている!?
SONY DSC-TX10
一方,一緒に挑戦したNoguさんは実に準備がいい。
上半身用レインウェアのほか,ワンタッチで着脱できるリアフェンダーとレインシューズカバーを持参されていました。
おかげで,おいらが尻にビニール袋を敷いて小作(ほうとう)の椅子を濡らさないように苦労しているのに,Noguさんは普通に座敷席も可能なくらい,全く濡れていませんでした。
シューズカバーはおいらも持っています(防寒タイプだけど)が,リアフェンダーなんて思いも付きませんでした。
さっそく,,,と行きたいところですが,懐が寂しいので,来月になったらリアフェンダー(TOPEAK「DeFender RC11」なんて,ISPでも装着できて良さそう)とレインシューズカバーをポチりたいところです(^^)
※Noguさんは帰りの電車用に,カーゴパンツまで持ってきていました。同じ,Deuterのバッグなのに,この差は一体・・・。
まとめ
ここだけの話,おいらは100km越えのツーリングはまだ数回しかやったことが無い初心者です。
毎回出かけるたびに,持ち物,コース,ペースなど,学ぶことだらけです。
今回も,途中帰宅は残念でしたが,いろいろと学ぶことができました。
また秋に,この道を走って,諏訪湖まで!(^^)
SONY DSC-TX10
問題は,秋まで覚えていられるかですが(笑),また秋になったらフォトポタ日記を読み返して,万全の体制でリベンジFS200kmに臨もう!
おしまい。
- 【2012.9.24追記】
- 滑り止めシートを使用した場合のリスク(シートがフレームに癒着しちゃう)について注意書きを追記しました。
>ニッチャマさん
こんばんは~
そう,意外と認知されていない「シクロクロス」。
タイヤが太いロード,という感じですが,
走行性能はかなり高いらしいですよ。
が,世の中,みんな最高速のロードに注目してしまっているので,
あまり人気が無くて,車種も少ないのが難点・・・。
なかなか,悩ましいですねぇ。