バルブ本体。とにかく小型・軽量です。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
前回の,スーパー・ヒヤリ・ハット記事(^^;)でちょっとだけ紹介したTNIのCO2ボンベについて,改めて紹介することにしました。
無パンク10億cmを目前にしたエア漏れトラブルから救ってくれた命の恩人(?)でありますが,その功績を差し引いても,使いやすく,コンパクトで,かつ,リーズナブルなお値段。
ここのところ,新しい自転車パーツを物色していなかったおいらにとって,久しぶりに目からウロコの逸品です(^^)
TNIのCO2ボンベ(バルブタイプ)
この手の小物を紹介するにあたって,困ってしまうのが,個体を識別しやすい商品名が付けられていないということがあります。
今回の主役もそうでして,メーカー(TNI)のサイトを調べても,「CO2ボンベセット」としか書いてありません・・・。
それは,商品名ではなくて,カテゴリ名のような気がするのですが・・・。
このような名前だと,こういう紹介記事を書くときに困るのですが,とりあえず,以後,TNIのボンベと呼ぶことにします。
バルブとボンベ(本当は2本)のセットです。人形は別売りです。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
おいらがTNIのボンベを購入したのは,実はたいした理由ではなく,通販の送料無料調整用に追加購入したものでした。なんせ,バルブとボンベ2本がついて1500円というびっくりするようなお値段だったので,買い物カゴに入れたのでした。
購入してからスペックを調べてみると,こんな感じです。
メーカー | TNI |
製品名 | CO2ボンベ(バルブタイプ) |
適合バルブ | 米・仏共用 |
バルブ重量 | 59g |
ボンベ重量 | 16g |
エアー量 | ボンベ1本で700c×23を1本 |
「TNIのボンベ」の使い勝手
コンパクト(^^)+ほどほど軽量
すごくコンパクトです。
バルブ部分がとても小さいので,ツールボトルにも背中のポケットに無理なく収納することができます。
今まで使っていたTOPEAKの小型携帯ポンプ(マイクロロケット マスターブラスターAL)と比べても,十分小型であることがわかるかと思います。
(それにしても,TNIと正反対で,TOPEAKのネーミングセンスは派手ですねぇ。ミサイル?)
左がTOPEAKの小型携帯ポンプ。TNIのボンベはそれよりも小さい~(^^)
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
また,重量については,ボンベ+バルブで75gです。
TOPEAKが65gですから,ほとんど差がないほどの軽量さです。
ただ,万一,何らかの失敗でボンベを使い切ってしまうと心配なので,ボンベ2本を持っていこうとすると134gになり,TOPEAKのちょうど2倍くらいになってしまいます。
実用的な装備(ボンベ2本)での重量では最小サイズの携帯ポンプの方に軍配が上がりますが,後述の注入作業の手間を考えれば十分ペイできる重量増加と思われます。
使用手順はとても簡単(^^)
CO2ボンベは使いきりで1本300円くらいするので,今までケチって1回も練習したことがありませんでした。
そんな状態で実戦を迎えてしまったのですが,使い勝手はとてもよく,常識的に落ち着いて考えれば悩むことはありません。
使用手順は以下のようになります。
- 本体バルブを閉める。(閉めないと,ボンベにつないだ途端にエアが放出され,すっ飛んでいくのではないかと思います・・・)
- ボンベと本体を合体させる。
- タイヤのバルブに装着する。
- 本体バルブを少しだけ開ける。
- 1~2秒で満タンに(^^)
- 本体バルブを閉める(念のため)
- 本体をタイヤから外して完了。
なんか文字だけだと分かりにくいので,動画も作ってみました。
家に帰ってから作った動画(当たり前か)なので,ボンベ残量が少なくて勢いが足りないようですが,実際には1秒ほどで満タンになっていました。
そのほか,こんな使いやすい点もあります。
- バルブを開閉することで流量を調整できる。
- ボンベカバーが付いているので,ボンベの温度低下にも強い(実戦では素手でやってしまったのですが,手が凍りつくことはありませんでした)
- タイヤ(チューブ)のバルブにガッチリと固定できるので,操作がとても楽。
まとめ
今まで全く使うことが無かったCO2ボンベですが,初の実戦投入でその便利さに感動してしまいました。
手動式の携帯ポンプでやった場合には,適正気圧まであげるのには300回くらいポンピングする必要があり,時間がかかるし,本当にクタクタになりますし,エアを入れる代わりに自分の気力が抜けていく様子を実感できます(笑)
また,おいらの決戦ホイールMV32Tの場合は,エクステンダも使う必要があるので,そんな状態で携帯ポンプを300回もやったら,タイヤ(チューブ)のバルブが壊れてしまうことも考えられます。
それに比べて,CO2ボンベなら,ほんの数秒で規定気圧に達しますから,タイヤ(チューブ)にも人間にも優しいです。
また,TNIのボンベは大きめな流量調節バルブがあるおかげで,グローブをしていてもとても操作しやすく,安心感があります。
この,大きめなバルブのおかげで,流量調節が簡単です。
Nikon D600 + Nikkor Micro 60mm F2.8
ボンベが1本300円ほどするところだけ面倒ですが,そんなに使いまくるモノではない(と願いたい)ですから,2~3本予備で持っておくのが良いでしょう。
無パンク10000kmまで目前ですが,気を抜くことなく,今後もこのCO2ボンベを持ち歩きたいです(^^)
おしまい。
>toshiさん
HUTCHINSONのFast’airとは初めて聞いたのですが,
NoTubesみたいなものなんですね。
へぇ~,いろいろありますね。
過去の3回のパンクのうち,2回は遠出した先立ったのですが,
ポンピング300回は本当に疲れました。
入れ終わった後,再開しようにやる気が・・・。
CO2ボンベと一緒なら,何回パンクしても大丈夫です(うそ)
やはり,無パンク20000kmを目指してがんばらないと!(^^)
ここのところの花粉悲惨量,いや,飛散量はすごいですね。
今週末も,マスクを付けて擬似高地トレーニング状態になりそうです。