タイヤ装着の秘密兵器、タイヤペンチ登場!!

なんじゃ、この変てこな形状のペンチは?

なんじゃ、この変てこな形状のペンチは?

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

スプロケット回し、チェーンカッター、BB回し。

数ある自転車専用の変てこ工具類に続き、またまた、へんてこりんな工具を買ってみました。

タイヤ「レバー」ではなく、タイヤ「ペンチ」。

NHK朝ニュースの「まちかど情報室」で紹介されてもおかしくないくらい、画期的に便利な、魔法のタイヤ工具です。

お気に入りの点

  • タイヤ装着が超簡単になる!
  • チューブを傷つける可能性がほぼゼロ
  • 力が無くても、指をねんざしていてもできる
  • 意外と安い
  • とても軽い

懸念される点

  • これが無いと装着できなくなるかも


タイヤペンチ検討の経緯

昨年末に次男坊のところにやってきた、SPECIALIZED TARMAC Expertには父と同じSHAMAL ULTRAホイールが付いています。

2-way fitなのですがクリンチャーが装着されていて、どういう経緯か分からないのですが、べらぼうに長いバルブのチューブがついていました。

TARMAC号のリアタイヤ。チューブバルブが長すぎない?

TARMAC号のリアタイヤ。チューブバルブが長すぎない?

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

ディープならまだしも、28mmリムハイトでこのバルブはアンバランス(空気入れも大変)なので、普通の32mmバルブのチューブと交換することにしました。

しかし、もうかれこれ5年くらい、チューブレスとチューブラーしか使ってなかったので、クリンチャーのチューブ交換をするのは本当に久しぶり。

チューブを交換後、タイヤを嵌めるときにチューブを挟んでしまったようで、新チューブがパンクしてしまいました(涙)

もう1本、予備チューブがあったので、もう少し注意して装着作業をやってみたのですが、またもやパンク(号泣)

これは何とかせねば・・・。

grungeのタイヤペンチ『タイヤインストール』登場

そもそも、タイヤ装着時にタイヤレバーを使うのはNGで、手で嵌めないとチューブを傷つけることは知ってはいます。

特に、R’Airのような軽量チューブならなおさらで、チューブレスやチューブラーを使い始める前は、家でも出先でもちゃんとレバーを使わないでパンク修理できていました。

しかし、元来、握力が全然ないし面倒なので、さっさと便利工具で解決してみることにしました(^^;

そこで選んだのが、「タイヤペンチ」なる工具。

数社から似たような工具が出ているのですが、たまたま安かったので、grunge社の「タイヤインストール」というタイヤペンチを購入してみました(名前が紛らわしい・・・)

下側の「コ」でリムを、上側の「L」でビードを引っ掛けます。

下側の「コ」でリムを、上側の「L」でビードを引っ掛けます。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

初見ではどのように使うのか分からないと思いますが、実際にやってみると超簡単。

  • ビードを嵌め終わった側のリムに片方の刃(写真で「コ」になってる方)を引っ掛ける
  • これから嵌める側のビードをもう片方の刃(写真で「L」に曲がっている方)を引っ掛ける
  • 全体をグイっとひねる

一気に長い範囲を引っ張り上げるのはダメですが、仮に20cmくらい残っていたら、5cmおきに3回ほど上記操作を行えば、簡単にビードを嵌めることができます。

手でこのくらいまでやれば十分。この先はタイヤペンチ様の出番。

手でこのくらいまでやれば十分。この先はタイヤペンチ様の出番。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

先に嵌っている側のリムに引っ掛けます。

先に嵌っている側のリムに引っ掛けます。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

反対側の刃で、これから嵌める側のビードを引っ掛けます。

反対側の刃で、これから嵌める側のビードを引っ掛けます。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

グイっと、向こう側に倒してビードを引っ張り上げます。

グイっと、向こう側に倒してビードを引っ張り上げます。

SONY α7II + TAMRON 28-75mm F2.8

写真はクリンチャーですが、チューブレスでも全く問題なく、年末年始で合計4回やりましたが、一度も失敗はありませんでした。

まとめ

初めて、チューブレス(ハッチンソンFUSION3)を使ったときは、装着するのに5時間もかかりました。

チューブのない世界へ! ハッチンソン,チューブレスタイヤ「FUSION3」
大変,お待たせいたしました(誰も待ってはいないか・・・)。 いよいよ,LOOK号にチューブレスタイヤを導入です。 クリンチャー・チューブレス両対応の本ブログ内の紹介記事へSHAMAL ULTRA 2-Way Fitにしてから7ヶ月目にして,ようやくのチューブレスです。

タイヤペンチを使えば、2~3分で装着できますし、手も疲れないし汚れすらしないです。

あまりの簡単さに、本来のやり方(=工具を使わないで嵌める)を忘れてしまい、出先でのパンク修理の技術を忘れてしまうのではないかというのだけが気がかりです(^^;

ただ、ペンチ本体はエンプラで非常に軽い(90gほど)ので、いっそのこと、長いツーリング時には持っていってしまうのも手ではないか?と思います。

大学で自転車部に所属している次男坊を見ていると、ツーリング大会のたびに誰かがパンクしてそれなりに苦労しているようですので、タイヤペンチを持っていればヒーローになれるのではないかと(^^)

お値段も、カンパニョーロのタイヤレバー1本とほぼ同じですので、一家に一つあってもよいかと思います。

久しぶりの、大ヒット工具です(^^

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自分が買ったのはコレ


たぶんコレも同じ


こ奴も

コメント

  1. 名前:ばしばし 投稿日:2020/01/27(月) 08:25:20 ID:3d6080b15 返信

    うーん、これは便利そうですね。以前、R’Airを4本連続失敗したという苦い経験がありますが、これを使えば行けたのかも。
     ここ4年程、クリンチャーを使っていたのですが、先日、Mavicのチューブレスに交換しました。まだ、使い始めなので評価を下せませんが、チューブとリムがセットになっているのはありがたいですね。ホイールとチューブレスタイヤの組み合わせによって、締め代(簡易的にタイヤ内径とリム外径の重なりと表現して良いのかな)が、かなり異なっていますからね。

    • 名前:Shiro 投稿日:2020/01/27(月) 18:19:19 ID:444ca21cb 返信

      R’Airもお安くはなく、1本1500円くらいしますので、4本連続は痛いですねぇ・・・(><)
      ペンチは800円くらいと格安なので、ぜひぜひお試しください。猛烈に便利です。

      チューブレスも、メーカーによって全く異なるようですね。
      今、ちょうど記事を書いているのですが、初めてVittoriaのチューブレスにしてみたら、空気を入れてもビードが上がらず四苦八苦してしまいました。
      IRCやハッチンソンでは全く悩まなかったのでびっくりです。

      でも、やっぱり、チューブやテープを考えなくていいのは便利ですよねぇ。
      パンクしてもバーストしないし(^^;

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