先日の富士山ヒルクライム初挑戦に合わせ,ずっと前から目を付けていた,TOPEAKの『DynaPack』(楽天最安値へ)という巨大サドルバッグ(?)を購入しました。
シンプル外観のRHC号に巨大サドルバッグを付けるか否かについては,さんざん悩んだのですが,実際に富士山周辺を丸一日走ってみた結果,そのお役立ち度合いから「ツーリングの必需品」に格上げです。
気に入った点
- ものすごい積載量
- 体にかかる負担から解放される
- ドロヨケにもなる
- 防水カバーも付いている
- テールライトを引っ掛けられる
イマイチな点
- カーボンシートポストでは装着できない
- LOOK595になった時に,妹(アルミのColnago)に譲りました
普段のご近所ポタでは荷物は大した量じゃないので,ウェストバッグと小さなサドルバッグで十分です。しかし,ロングツーリングになると,輪行用品(これが一番場所を取る…)や,携行食糧,多めなパンク修理キット,ミニ三脚(持っていくなよ…)などで,どうしても大荷物になりがちです。
そこで,サドルではなく,シートポストに付ける巨大バッグ『DynaPack』です。
DynaPackは,EVAフォーミングされた,がっちりした形状のバッグをアルミのフレームに収めた構造で,容量はおよそ5リットル。普通のサドルバッグとは比較にならないくらいデカイバッグです。
取付は,シートポストにバンドで付けたアタッチメントと,ワンタッチで着脱できます。1点だけで支持しているので不安でしたが,STIレバーと同じ仕組みで取り付けている(アーレンキーで締め付ける)ため,特にふらつきや滑りもなく,がっちり取り付けられました。
さて,この辺まではカタログやTOPEAKのサイトにも書いてありますが,実際に富士山で170kmを走ってみた感想はというと,こんな感じでした。
雨に強い!
これは意外でした。専用のレインカバーが付いていて,「こんな無駄な物まで付けて…」と呆れていたのですが,実際に雨中走行をしてみると,ものすごく頼りになりました。
身の回りの,濡れては困る物(デジカメ,メモリ,電池,携帯など)は全部この中に入れておけば安心です。
さらに便利だったのは,シートポストから後方に長く伸びた形状のため,雨中走行時に「泥よけ」になってくれるのです。
これは全く予想外の裏ドラでして,家についてDynaPackを見たら底部が泥で真っ黒けになっていて,「あぁ,コレがなかったら,おいらの背中が真っ黒だったのか!」と気が付きました。
「物が入る」のは,そのための商品ですから当たり前ではあるのですが,防水箱&泥よけ機能には助かりました。特に後者は,なかなか気が付きにくい利点ですので,TOPEAK社ももっと宣伝すべきでは?と思ったりしました(笑)
結構モノが入る
写真を見ると分かるとおり,ツーリング時の身の回りの小物は大抵この中に収納することができます。
写真の中に,デジカメ(GX100)とサイコン(POLAR CS400,SIGMA 1600)が写っていますが,これらはダイナパックには入れていませんです。デジカメはウェストバッグ,サイコンは自転車に付けています(当たり前か…)。ちょっと誇大広告になっちゃっていたので,修正です。そのほかの物は,全部詰め込んでいました。
ちなみに,どら焼きは中村屋のです(^^)
ファスナーを開けるとパカッと蓋が開くのですが,この蓋の部分にもファスナーがあり,開けると,まだまだ荷物を詰め込むことができます。
見た目はまぁまぁ。走りへの影響もなんとかガマン
DynaPackの取付角度は微妙に上に向いているので,結構重心が高くなります。その上,おいらのRHC号はホリゾンタルフレームなので,取付位置が高くなってしまいました。
スローピングだと,もう少しリアタイヤに近い位置になるのかもしれませんが,まぁ,見た目的にはなんとか許せる状態です。ただ,同じTOPEAKから姉妹品で『DynaPack DX』という,もう一回りデカイバッグも出ているのですが,さすがにアレだと,ちょっと格好悪いかもしれません。
また,走りへの影響ですが,思ったほどではありませんでした。
重心が高くなることで,若干,フレームを左右に揺すってのダンシングがやりづらくなりますが,まぁ,慣れの問題かと思います。シートポストの遙か後方に位置しますので,ペダリングには全く影響は有りません。
ただ,乗り降り(特に降りるとき)に,うっかり脚を引っかけてしまうと,にっちもっちもいかなくなる事があります。ビンディングでの立ちゴケなみに格好悪いので要注意です。(片足が自転車のサドルに引っかかって,外れなくなる,かなり間抜けな格好…)
まとめ
とまぁ,若干の注意事項はありますが,ロングツーリング(と言っても,日帰りレベル)にはとっても便利なバッグです。
特に夏場は,ボトルを2本付けてしまうと,自転車の積載能力はほぼ0ですから,輪行グッズ(袋・エンド保護など)や食品類は,背中に背負うしかなくなってしまいます。しかも,夏はできるだけ背中には何も背負いたくないでしょうから,そんなときには是非ご検討を~。
(^^)v
- 【2008.08.24 追記】
- 上から見た感じと,持ち歩き時のベルトの様子の写真を追加しました。
- 【2008.09.23 修正】
- ダイナパックに詰め込んでいた物一覧の写真中に,ウェストバッグに入れていたデジカメと,自転車に付けていたサイコンまで入っていたので,修正しました。
- 【2009.04.19 追記】
- カーボンシートポストには装着できません。つい先日,Bontragerのカーボンポストに換えてから気が付きました。どうしたもんだか・・・
- 【2010.03.07 追記】
- カーボンポストどころか,自転車全体をカーボン化(LOOK号)してしまったため,全く出番が無くなってしまいました。オークションに出すほどじゃないし,完全にオブジェ化してしまっています(困)
初めまして、ダイナパックの大ファンです。ダイナパックの記事を読んで、私のロードバイク、ダイナパック編を書きたいと思います。私はロードバイクを4台持ってます。4台共シートポストはカーボンで、4台全部にダイナパックのフィクサーを付けてます。出掛ける時はほぼ大小どちらかのダイナパックを付けて出掛けて居ます。カーボンシートポストで何のトラブルも起きてないです。特に大きなダイナパックは便利で出番が多いです。今大1ヶ、小2ヶ持ってますが大をもう1ヶ増やそうと思ってます(予備のため)。一つだけ注意点として ユーザーの使用上のトラブルの記事を読んで自分なりの対策をして居ます。シートポストのフィクサーが付く部分に古いチューブを切って一巻きして取り付けてます。それによりダイナパックが左右にズレるのと振動で破損するのが防げているのかとおもいます。これを読まれた方々、ダイナパックは良いですよ手放せなくなる事請け合いなし!ではさようなら バーイ