そのうち1台は,非常に美しいと言っていいくらい,美しいPCです。
そして,これら2台のPCには共通した欠点があります。それは,実用上のパワーが不足していること。そのうち1台は,非常に非力です。
そのPCとは,SONY VAIO PCG SR-9/Kと,英PSION社のPSION Revoの2台です。今回は,非常に美しく,絶望的に非力な方のPC,PSION Revo(“さいおん・れぼ”と発音します)についてです。
正確には,我が家にあるのは,英PSION社が米Diamondo社へOEM供給している「Mako」です(“まこ”と発音するんだろうな…)。日本では,アシストオンで通販したりしていた(いまだに,「.com」のアイコンはPsion Revoのアップです)のですが,ちょっとお高かったので,アメリカからネット通販で格安($99)で仕入れました。
Revoフォルムは,写真の通り。とにかく美しいです。
閉じているとメガネケースのような形状なのですが,ふた(液晶)を開こうとすると,ふにゃ~とキーボードがせり出してきて,写真のような状態になります。初めていじった人は,例外なく「おおっ!」と小さく感動します。
添付されているソフトウェアも,大英帝国らしく(?),おしゃれな作りの物ばかりです。また,多数で回っているフリーウェアなども含め,すべてのソフトが,そのまんまの名前の美しさ。(マックで,「マック○○」というソフト名のように,伝統なのでしょう)
スケジューラは「Agenda」,ワープロソフトは「Word」,データベースソフトは「Data」。セキュリティ対策ソフト「Security」なんてのもあります。
このPCにとって,スペックはどうでもいい話なのですが,一応,こんな感じです。
- CPU。さすが大英帝国,ARMです。33MHzくらいだったかな?
- OS。おしゃれなEPOCです。
- メモリ。16MB。Win系と異なり,ディスクとアプリ用メモリの区別無し
- 画面。もちろんモノクロ(16階調)。視認性に優れ,タッチペン対応です。
- キーボード。すばらしい。このサイズできちんと入力できます。
と,美しいことだらけなRevoなのですが,致命的な欠点が・・・
それは,日本語環境のダメダメさ。これに尽きます。もともと,日本語には非対応なのですが,後付で日本語表示・入力を可能にするソフトがあり,エヌフォー(だっけ?)という会社から販売されています。
まぁ,昔の「漢字Talk」みたいなイメージです。
ところが,こいつがまたダメなやつで・・・
1単語変換なんです。こう書くのだって,「たんご」→変換→確定→「へんかん」→変換→確定→「なんです」→確定,でようやく書けるのです。
正直言って,今使っている,auのソニエリ端末(PO-BOX)の方がストレスがありません。
Palmの山田さんみたいな人が現れて,一気に日本語環境が改善されないかな~とか思っているうちに,3年の月日が流れてしまいました。T_T
と,非常に残念なマシンではあるのですが,未だにちょくちょく使っていたりします。そもそも,この文書自体,帰りがけにMakoで書いたものに手を加えてUPしているのです。おぉ,すばらしい,Mako。