久しぶりに泊まりがけの出張となり,愛知万博で注目される名古屋に行ってきました。
と言っても,本日の話題はマンモスでもロボットでもなく,宿泊したビジネスホテルのお話です。
このホテル,名古屋駅の目の前にあり,料金も安い上にこぎれいなのでよく利用しているのですが,気になる点が一つだけあります。
それは,あらゆる英語表記が誤っているというところです・・・。
約款や「ご宿泊のしおり」などはいうに及ばず,各種案内板から「消毒済み」まで,目に入る英語表記は,なんでもかんでも間違っていると思って間違いないです(←日本語も難しいですなぁ)。
Please free breakfast to you! - 自由な朝食をあなたへ!
エレベーターに乗ると,“Please free breakfast to you!”がお出迎えします。う~む。「どうぞ,自由な朝食をあなたへ!」かなぁ。なんかいいかも。抑圧された独裁政治から解き放ち,我らに自由な朝食を!
と,拳を振り上げつつも部屋に入ると,またあちこちに不思議なメッセージが。
This water be good to drink.
まずは,靴を脱いでリラックスしてトイレに行こう。洗面所のトイレには「消毒済み」と書かれた紙がおいてあるのですが,そこには“Cleaning”という英語表記が。清掃中ですか・・・。まだ入っちゃだめですか? 漏れそうなんですけど・・・
ふぅ。用を足したら手を洗わなきゃ。すると蛇口の横には“This water be good to drink.”と書かれています。いくらなんでも,“be”はないでしょう。“This is a pen.”でしょ?
In case of shower / In case of bath.
- シャワーになってしまった場合,風呂になってしまった場合
夕食後,風呂に入ってのんびりしようと思っても油断はできません。そこには,シャワーカーテンの使い方が書いてあり,シャワーを浴びている人のピクトグラムが描かれています。そしてその横には,日本語で「シャワーの場合」,英語では“In case of shower”と書かれていました。さらに「風呂の場合」は“In case of bath” これもよくは分からないんだけど,なんとなく感覚的に変。“In case of”って,もっと「いやな場合」に使うような気がします。In case of fireとか,In case of emergencyとか。おいらはお風呂は「好き」な行為なので,普通にShower / Bath でいいような気がします。
Sleeping and smoking is prohibited.
- 寝ることとタバコは禁止されている(ベッドだけど…)
ベッドにあった注意書きはもっとすごくて,眠くてよく覚えていないのですが,「寝たばこ禁止」がそのまま,“Sleeping and smoking is prohibited.”とか書かれていたと思いました。たばこもダメだけど,寝ることもダメなのか。規則を破って寝てしまった・・・
その他,あらゆる所の英語表記が狂いまくっているのですが,救いなのは未だかつて英語圏と思われる宿泊者を見たことが無いところです。
どれもこれも,おいらが分かるくらいだから,中学生レベルの英文法かと思われます。(っていうか,日本ではほとんどの文法を中学校でやっちゃうんだけど)
もうちょっと気をつけて書いた方がいいんじゃないかな~,と思いつつも,次回来るときはまた新しい英語説明が増えてるんだろうな~,と妙に期待していたりします。(これが人気の秘密だったりして・・・)