引き抜いて水抜きしたクランク。この1週間後に奇跡が!
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
先日の土砂降りライドでは,全身ずぶ濡れになって風邪をひいただけでなく,自転車各部に水が浸入してしまうなど,様々な厄災が降りかかってきました。
しかし,それらの厄災が全て飛び出したパンドラの箱の中には,「希望」が残っていました・・・。
ざっくり言うと・・・
- 異様によく回るクランクは,かえって危険
- BBのグリスが枯渇している(or 枯渇寸前)の可能性が高い
- 特に
宇宙雨中走行後は要注意!
猛烈に回りやすくなったクランク!
災難だらけの土砂降りライドだったのですが,自転車に浸入した雨水を除去するためにあちこち分解しているうちに,ひとつだけイイコトを発見しました。
それは,クランクが猛烈に良く回るのです。
おいらの595号は,クランクは一昔くらい前のDURA-ACE(FC-7950)で,BBは刀剣TOKENのTK877TBTというブツを使っています。
黄金に輝くTK877TBT)。取り付けちゃうと見えないんですけどね・・・(笑)
Nikon D70 + Nikkor 35mm F2D
しかし,過去に何度か紹介しているのですが,イマイチ回転に軽さがありません。
その,イマイチな様子を収めたのが下の動画です。
ね? 全然イマイチでしょう?
そして,次に紹介するのが,上の動画から3年経過した,今週のクランクの様子。
乾燥のために色んなパーツを取り外したときに,クランクの回転が妙に軽いことを発見しました。
そこで,3年前のときと同様に,三脚を据えてカメラ(NEX-5N)で撮影してみると・・・(暇ねぇ)
なんでしょう,この,ゴキソハブみたいな軽い回転は!?
スタート時の手の力が強すぎるようにも見えますが(笑),それを差し引いても,当初の動画と比べたらものすごく回転が軽いことが分かるかと思います。
特に,動画の最後の部分で,クランクが逆転する部分は圧巻(?)です。
左クランクには,ケイデンスセンサー用のマグネットを取り付けてあるので,ほんの数グラム重くなっています。
この,数グラムのアンバランスのために,逆回転してから止まっています(!)
いったい,何がどう変化してこんなに回るようになったんだ,闘犬,いや,TOKEN!
謎は深まるばかりですが,やっぱり,カートリッジ式じゃないBBは自転車側(シェル)の精度次第だし,なんとも水ものだなぁ,という気がしてきました(雨だけに)。
12月になると,また105の再施工がありますから,そのときにも同じように試してみよう。
バカみたいに重くなってないことを祈ります・・・。
- 【2014.09.16追記】
- 超滑らか回転の原因は,BBのシールドベアリング内のグリスが,雨水浸入によって流出してしまったことが原因でした。ごくごく薄いグリスしか残らなかったので回転抵抗は非常に小さくなりましたが,放っておくと早晩グリスが枯渇して焼きつきますので,危ないところでした。(こちらの解決編を参照ください~)
動画ファイルが両方同じもののような気が???