超苦手作業,バーテープ巻き中。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
過去に何度か書いていますが,自転車関係の作業で「バーテープ巻き」が一番苦手です。
他の作業(各種コンポやステムなどの取り付けなど)は,正しい取り付け位置が決まっているので,そこに装着して,ボルトを規定トルクで締め付けるだけ。結果は成功か失敗,イチかゼロかのデジタル的な感じです。
しかし,バーテープ巻きの場合,決められた取り付け位置があるわけではなく,本人の思い(&器用さ度合)によって,どうにでもなってしまいますし,巻き方にもいろんな宗派があるようです。完成しても,なんとなくうまくいっているような,いっていないような,そんな結果になる,なんともアナログ的な作業です。
そんな,苦手バーテープ巻きですが,先日のフルメンテ2016とのきに,我が人生で初めて納得感のある仕上がりを得ることができました。
まぁ,それにしてたって,「ほぼうまくいった気がする」というアナログ的な評価ですが・・・(^^)
初めての,ブラケット周辺チラ見せなし!
バーテープ巻きの難所には「巻き始め」や「巻き終わり」がありますが,なんといっても,クライマックス(?)は「STIのブラケット周辺をどうやって巻くか」だと思います。
この部分です(これは,次男坊のPRIMAVERA号)。
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
ほかの部分では,適当に重ねながらテンションをかけて巻いていくだけですが,ブラケット周辺はSTIメカや取付バンドをチラ見せさせないように巻くのが難しいのです。
今まで,チラ見せ防止のため,5cmくらいに切ったバーテープの切れ端(化粧テープ)を挟み込んでいたのですが,このオーソドックスな手法でも,595号はしょっちゅうチラ見せ状態になっていました。
過去の作業の様子。飾りテープを入れ込むので,ブラケットが少し厚くなります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
しかし,今回は,切れ端を使うことなく,まったくチラ見セ状態にならずに巻き上げることに成功しました・・・!
ノーベル賞は無理としても,イグノーベル賞くらいには推挙されてもおかしくない,個人的な快挙です(^^)
作業の様子
最初に断っておきますが,一人でバーテープ巻き作業をしながら説明用写真を撮るのは,なかなか難度が高い作業です。
今思えば,カメラを三脚に据えてビデオにすればよかったと思うのですが,後のカーニバル。
分かりにくい写真ばかりで申し訳ないのですが,今回の,チラ見せなしのブラケット周辺巻き方を紹介してみましょう。
【手順1】ブラケットの下側根元まで目いっぱい巻く
まず,STIの根元までバーテープを巻きます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順2】ブラケットの内側を一気に登る
ブラケットの内側(向こう側)を一気に斜めに登ります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順3】ブラケットの外側に戻ってまたに下る
表に戻ってきて,下に下がります。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順4】ブラケットの下側を一周する
ブラケットの下側を一周します。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
【手順5】もう一回,ブラケットの内側を一気に登って脱出!
また,内側(向こう側)に回して登って,難関突破!(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
たったこれだけの手順です。
今まで,ブラケット内部をチラ見させないように化粧テープを挟み込んでいた(それでも見えていた)のに,ブラケット周りを2回,三角形に巻き上げるだけで解決です!
パンチラしないようにブルマを履いていたのを,潔くやめたような爽快感です(か?)
完成図
完成後はこんな感じです。
半透明なバーテープを使っているため,その完成度の高さ(?)が伝わりにくいのが残念。(っていうか,丸見えな気もする・・・)
チラ見部分無く完成!! ・・・だけど,そもそもテープがシースルーなので,丸見えジャン(笑)
SONY α7II + FE 90mm F2.8 MACRO G
一見すると,今までと何も変わらないようにも見えますが,見えないところにこそ技を注ぐのがプロです(アマだって。笑)
テープの巻き終わりは,いつもと同じようにこんな感じで仕上がっています。
巻き終わりは,まずセロハンテープで止めます。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
で,飾りテープを巻きつけて完成(^^)
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
相変わらずですが,ネオモルフェはここまでしか巻かないので,テープがたくさん余ってしまって少しもったいない・・・。
できれば,左右2本に分けて梱包しないで,1本の長~いテープで売ってくれると無駄にならなくていいんだけどなぁ。10回分10m巻きとか(^^)
ちなみに,バーテープは過去5回くらい,ずっとチネリの「ジェリーリボン」です。
- 程よいグリップ力
- ほとんど劣化しない
- ほとんど汚れない
- シースルーが少しセクシー(?)
と,いいところばかりなので,3年前に使い始めてから,ずっとこのバーテープです。
過去の作業などでハンドルバーが汚れている場合には,それがそのまま見えてしまうのと,ブレーキやシフトレバーを仮止めするのに,ビニールテープが使えない(透けて見えちゃう)の
が難点ですが,そうでなければ,かなりおすすめなバーテープです(^^)
普通はビニールテープを使うと思いますが,セロテープで固定です。
Nikon D90 + Nikkor 35mm F2D
それではまた来年のフルメンテ2017まで,このバーテープで行きましょう。
おしまい。
これは失礼しました!
自分もチネリのバーテープ使ってます…コルクですがw
力を入れてしっかり巻けば緩む事なんて無いのかもしれませんね〜m(_ _)m