激坂(勾配14%)を、62rpm×258Wで登攀中。しかも、路面はアイスバーン(!)
小さな悩みです。
前々から悩んでいるのですが、なかなかいいアイデアが思いつきません。
激坂でも、適切なケイデンス&パワーでに走るには、どうしたらいいのでしょう・・・?
適切なケイデンスとパワーで登りたい~
ヒルクライムバカなら必修知識(?)ですが、パワーと疲労にはこんな関係があります。
- 大パワーの方がスピードが出る(当たり前)
- パワーと疲労は比例するが、ある閾値を超えると極端に疲労が増加する
- その閾値はおよそFTP
- 速く走り続けたいなら、FTP付近で走るのがよろしい
FTP未満で走るとゴール後も脚が残るし、逆に、FTPを大きく超えて走ると燃え尽きてゴールできないかもしれません。
トレーニングでもFTPは重要な指標で、これを超えると長く続けられませんし、これ以下だとリカバリーにしかならない感じです。
最近のFTPは220Wくらい(トホホ)なので、220Wを維持するように走れば、最も早くヤビツの頂上に着ける、はずです。
まもなく蓑毛~。進むほどに勾配がきつくなる気持ちよさ(笑)
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
また、同じパワーを出すには、「軽いギアをぶんぶん回す」「重いギアをゆっくり回す」という2種類のやり方がありますが、いろんな本(&経験)によると、平地ならケイデンス90rpm、登りなら70~80rpmくらいで回すのが効率が良い(疲労が少ない)ということだそうです。
自分は筋力は非常に少ないので、なるべく低いトルク&なるべく高いケイデンスが望ましいため、「80~90rpmで220W」がちょうどいい感じかと思っています。
激坂にはどう対処したら?
富士ヒルでもヤビツでも、比較的緩い勾配(~6%程度)を走るときは、ギアを調節することで「80~90rpmで220W」を守ることができます。
しかし、勾配がきつい激坂になると、ギアを目いっぱいダウンさせても軽くなりきりません。
アウター×ローの、いわゆる「ファイナルロー」に入れても、十分に重い状態になります。
ケイデンス53rpmで、パワーは241W。パワーを下げると、ケイデンスはもっと下がっちゃう・・・。
SONY DSC-RX100m2 + Carl Zeiss Vario Sonnar T* 10-37mm F1.8-4.9
ギアを軽くすれば、ケイデンスをもっと上げて、パワーは抑えて、目標の「80~90rpm×220W」にできるのですが、ファイナルロー(現在は、F34T×R30T)なので、これ以上の調節はできず、以下の2つのどちらかになります。
- 【走り方1】 ケイデンス80rpmを死守して、パワーは上がり過ぎても気にしない(300Wととか)
- 【走り方2】 パワー220Wを死守して、ケイデンスが下がり過ぎても気しない(50rpmとか)
パワーメーターを付けてからの富士ヒル・ヤビツの走行では、ほとんどの場合、走り方2(超低ケイデンスでFTP維持)を選択している気がします。
が、実際には「こんなに低いケイデンスって脚にこたえるのでは?」とか思いながら走っています。
大昔、サイスポかfunrideあたりで、「ケイデンス90rpmが最も効率的」みたいな記事を見かけた気がするのですが、どこにあったか分からず。
なので、毎晩のZWIFTで、走り方1・2のどちらが疲労が少ないのか試してみようかと思います。
ヤビツで序盤の急こう配である蓑毛(勾配10~12%程度)を、走り方1・2のどちらかの方法で乗り越え、その後の走りにどのような影響が出るのか試してみます。
想定コース状況 | 走り方1(ケイデンス維持) | 走り方2(パワー維持) | 補足 |
---|---|---|---|
①緩斜面 | 80rpm × 200W × 5分 | ← | |
②激坂区間 | 80rpm × 275W × 4分 | 50rpm x 220W × 5分 | どちらも、1100W・minになります |
③緩斜面・ゴール | 80rpm × 200W × 40分 | ← | 1・2の走りの違いが、後半にどのように影響するのか・・・? |
合計パワー | 10,100 W・min | 10,100 W・min | 合計パワーはどちらも同じ |
激坂区間だけ、走り方1(80rpm×250W×4分)と、走り方2(50rpm×200W×5分)に分かれ、これが、後半(80rpm×200W×40分)にどのような影響を及ぼすのが比較してみようかと思います。
そもそも、250W×4分が出せないのではないか?という根本的な疑念もありますが・・・、試しにやってみます(笑)
つづく(^^)
インターバルトレーニングもたまにやります。き、きつい~
力まかせに上るからこそ、ゲキザカなのデス。