フォトポタローラー研究所の,それっぽい画面(^^) ペダモニの母艦クラウド(CycloSphere)の画面です。
9月の肉離れ以来,ロクに実走できていなかったのですが,気が付いたらもう11月。もうすぐ氷点下30度にもなる真冬が迫ってきます(個人の感想です・・・)
冬も少しは実走しますが,メインは室内でのトレーニングになりますので,今回は,超久しぶりの「3本ローラー」のお話です。
長いけど,要するにこんなお話です(^^)
- 今年の冬は3本ローラーもやってみよう!
- 3本ローラーにはパワー表示がないけど,今年はペダリングモニターがある(^^)
- どのくらいのパワー(≒負荷)が出せるのか測ってみました
- ちょっと負荷が軽すぎるので,タイヤ空気圧で調整
今シーズンは3本ローラーも乗りましょう!
昨シーズンは,室内練習はすべて固定ローラー(Elite Super Crono Fluid ElastGel Digital)で行い,なんと,3本ローラー(Elite Arion)は一度も乗りませんでした。その理由は,以下のようなものです。
- 3本ローラーだとパワーが分からない
- リビングに固定ローラーを置いて簡単にできたから
- 高強度なトレーニング(主にHIIT)ばかりやっていた
単にやりやすかったからというものありますが,一番の理由はパワー表示が無いことです。
固定ローラーの方にはパワーメーターが付いていたので,この表示を見ながら,高強度のHIITをやり続けていたのが昨シーズンです。
しかし,今年のおいらには,ペダリングモニターさまがあります(^^)
ペダモニがあれば,いつでもどこでも,もちろん,3本ローラー上でもパワーが計測できますので,やらない理由はありません。
ペダリング技術の向上や,左右アンバランスの矯正にも,3本ローラーの方が向いている気がしますので,今年は固定と3本を半々でやっていきたいな,と思っています。
実際にパワーを測ってみました(^^)
我が家のArionは負荷装置が付いていないので(上位機種のARION MAGには付いている・・・),かなり軽い漕ぎ味(?)です。
少しでも負荷を重くするために11-23Tを使っているのですが,実際に,最大でどのくらいのパワー(≒負荷)が出せるものなのか,実測してみました♪
「実測してみました♪」なんて,簡単に書いてしまいましたが,3本ローラーに乗るのは1年半ぶりくらいなので,乗り方はすっかり忘れてしまい,左右にブレブレで怖くてしょうがなかったです(笑)
もちろん,片手でサイコン(SGX-CA500)を触るなんてまったく不可能で,サイコン操作のたびにバイクを止めなければならないありさまでした(以前は,こんな曲芸もできたのになぁ・・・)
まぁ,体たらく状態でしたが,焦げる漕げるとこまで漕いでみた結果は,以下の通りです。
パワーと速度の相関図。赤い直線は,おいらが適当に引きました。
グラフの横軸は速度(km/h),縦軸がパワー(W)です。
グラフがきれいな直線一本にならないのは,例えば,同じ30km/hでも,「しっかり漕いでいる30km/h」と「惰性で減速中の30km/h」で違いが出てしまうせいだと思います。
なので,グラフ(散布図)の上側の値が正しく漕いでいる姿と推定して,適当に線を引いています。
グラフでは200W出すには45km/hと読み取れますが,メーカーが公表している,イタリアっぽいというか,要するに超適当なグラフと比べるとだいぶ差があります。
Elite社から取り寄せた,イタリアンなグラフ。なんとも適当である・・・(^^;
イタリアングラフでは同じ45km/hでも320Wと,かなりパワーを盛っています(^^;
空気圧を抜いてパワーアップ!・・・(?)
イタリアングラフとの差異は気にしてもしょうがないですが(たいていのバイク用品は数字を盛ってますから。笑),もう少し高い負荷をかけられる方が望ましいです。
おいらの場合,目指す種目(?)がヒルクライムなので,基本的にはFTPを延ばせば良く,そのためには,FTPより少しだけ低負荷(だけど長い)練習を増やした方がいいと言われています(いわゆるスイートスポット)。
幸か不幸か,現在のおいらのFTPはとても低くて200W前後と思われますが,それでも無負荷のArionで200Wを出すためには45km/h,一番重い一番重い11Tでもケイデンス80rpmで回さなくてはなりません。
今後,肉離れが治れば,FTPだっていくらなんでも200Wよりは上がるでしょうから,もっと高いケイデンスで回す必要がでてきます(250Wだと95rpm)
そこで,タイヤの空気圧を少し抜いて転がり抵抗を増やすことでローラーを回しにくくし,同じケイデンスで,より大きなパワーを出せないか試してみました。
やり方は超簡単で,空気圧を8気圧・6気圧・4気圧に変化させ,200W前後で数分間ペダルを回すだけです。
結果は,ペダモニの母艦クラウドの「CycloSphere」さんが解析してくれます。
200W出すために必要な速度・ケイデンスは,以下のようになりました。
空気圧 (bar) |
速度 (km/h) |
ケイデンス (rpm) |
---|---|---|
8.0 | 45.3 | 80 |
6.0 | 43.0 | 75 |
4.0 | 38.1 | 66 |
4気圧まで下げると,66rpmで200Wを出せるようになるので,だいぶ楽にまわせるようになります(いや,楽ではない。結局苦しい)。
しかし,実験後,タイヤが猛烈過熱していることに気が付きました。
どうやら,空気圧を抜いたことでタイヤの変形量が多くなり,熱を持ってしまったようです。
たった3分ほどでかなり熱くなっていたので,30分とか30時間とか(できない)回すと,熱でバーストしてしまうのではないか,心配になってきました。
なかなか,うまくいかないものですねぇ・・・。
研究は続く・・・
フォトポタローラー研究所のしょぼい研究によると,タイヤの空気圧だけで負荷を重くするのには,タイヤの過熱によって限界がありそうです。
6気圧(ケイデンス75rpm)では過熱は少なくなりますが,まだほのかに熱い状態ですので,余裕を見て7気圧で行こうかと思っています。でも,もう少し重くしたいんですよねぇ・・・
・・・とここまで書いておいて,要するに負荷を増やせばいいのだから,車体を重くする手もあるな?と,たった今気が付きました(^^)
例えばこんな感じ。
- サドルバッグを工具類でギューギュー詰めにする
- ダブルボトルに水を満載する
- ダブルボトルにバリウムを満載する(持ってないよ)
- タイヤチューブに砂鉄を充てんする(やりたくない)
- 教科書を満載したランドセルを背負う
最後のやつ(ランドセル)はさすがにフォームに悪影響が出そうなので勘弁してもらい,車重増加策をいろいろ試してみたいところ。
などなど,普段とは真逆の,バイクを重くする方法を検討してみましょう。
なんか,手軽にバイクをめちゃくちゃ重くする方法ないかな~?
つづく・・・(^^)
shiroさん
おすすめ本のご紹介ありがとうございます。
参考にさせていただきます!!