
コナン君のメガネみたいに光っているのが、今回の主役
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
昨年の自転車事故ですべてを失った(多少誇張あり)ため、自転車生活を再開するためには、自転車本体のみならず、あらゆるアイテムを新規に調達する必要がありました。
すでに紹介した自転車(ROUBAIX)や シューズ(S-WORKS)、ドラレコ(AKEEYO)のほかにも、ヘルメット(OGK FlexAir)、アイウェア(OAKLEY Jawbreaker)、サイコン(BrytonS810)などなど枚挙にいとまがありません(?)
どれも使い始めて半年くらい経っているので良い点・いまいちな点などいろいろ見えてきているので紹介したいのですが、なんせ多すぎて・・・。
地道に紹介していこうと思っていますが、今回は、ドラレコと並んで安全上、ものすご~く大事なバックミラーを紹介です。
前置きが長い割には小さな小さなアイテムですが・・・(^^;
富士彫刻工業所の「バーエンドミラー」
実際の走行では目視確認が大事ですが、クルマや自動二輪と同じで、バックミラーがあると後方確認が大幅に楽になります。
自転車に乗り始めた頃はzefalの「スパイミラー」というバックミラーを使っていましたが、デカイ割には視界があまりよくなく、ここ10年くらいは富士彫刻工業所製の「バーエンドミラ-」というミラーを使っています。
過去に何度か紹介しているので詳細は見ていただけば分かると思いますが、とにかくコンパクトで見やすい、素晴らしいミラーでした(説明には「空力的に優れている」とありましたが、これは話半分で、笑)
大分前から気になっていた,ある安全装備をようやく試すことができました。
それは,バーエンドに装着する超小型のサイドミラー。
今まで使っていたミラーも十分小さかったけど,今度はも~っと小さなマイクロサイズ。
さて,使い勝手はどうでしょうか!?
安物ミラーにありがちなアルミ蒸着ではなくガラス製なので小さいくせに非常に見やすいのですが、割れやすいという欠点もあり、残念ながら、昨年の巨大事故によって漏れなくご臨終となってしまいました・・・(合掌)

昨年の事故で。合掌・・・。
SONY α7S + TAMRON 90mm MACRO F2.8
なんと生産終了とは!
「バーエンドミラー」はこの手のものにしてはちょっとお値段が張る(2000円弱)のですが、これがないと走れないくらいの必需品なので、再購入することにしました。
ところがなんと、もう生産されていないとのこと(!)
過去には何回も壊して5~6回くらい再購入しているのですが、こんなことなら、100個くらい大量購入しておけばよかったデス(そうすれば生産も継続してのではないかと・・・)
自分にとっては、とても役に立つけど、自分以外の人には全然役に立たない記事を。
とてもいいカイゼンなんだけど、どこで売っているのか、なんのパーツなのか、わからんのです・・・。
無いのなら、作ってしまおう、バックミラー(5・7・5)
ミラーがなければ怖くて走れないのに、もう売ってない。
そこで、例によって、自分で作ってみることにしました(^^)
さすがにミラー自体の自作は難しいので、Amazonで適当なミラーを購入(手芸用で30枚セット。多過ぎるよ・・・)し、これをバーエンドに取り付けられるようにしてみました。
元祖「バーエンドミラー」に敬意を払いつつ、こんな風に作ってみました。
- ミラーはガラス製で直径30mm(1枚40円)
- ハンドルバーと同じ太さに納める
- 角度を調整できる(上下にスライドさせる)
- 左右の角度を調整できる(軸上で回転させる)
- 内側からM4ボルトで固定する
元祖「バーエンドミラー」は、ハンドルバーに差し込む台座部分とミラー部分を曲面で連結することで、上下左右に調節できるようになっています。
フォトポタ工業所では、3Dプリンタで無数の日用品を作っていますが、大部分は直線的な造りのモノばかりで、曲面を持つアイテムはほとんど造形したことがありません。

台座を丸い形にくりぬいているところ(伝わるかな・・・・?)
Autodesk Fusion 360
イマイチ、モデリングのやり方が分からなかったのですが、こんな手順で作ってみました。
- 平面上に半円を描く
- 360度回転させて半球にする
- 半球の表面(=曲面)を使って、台座とミラー部分の2つに切断する

ほぼ、できてきました(^^)
Autodesk Fusion 360
意外と簡単にできました!(^^)
3Dプリンタで何かを作ろうとすると、いつも大量の試作(数十回)をしてしまうのですが、今回はあっさり3回目の試作で無事に希望のバックミラーが完成!
ちゃんとバーエンドで固定できるし、上下左右に動いて角度調整できます(^^)

無事に完成し、装着しています(^^)
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8

右側に伸びた長いバーの部分は、駐輪時に活躍します
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
しかし、実際に使ってみると根本的な問題が見えてきました・・・。
ミラーに映る風景(=後続車)が妙に大きいのです。実際よりかなり近くに見えてしまいます。
元祖バーエンドミラー(富士彫刻工業所製)が広角レンズだとすれば、パチモンミラー(フォトポタ工業所製)は望遠レンズのような感じです。
改めてよく見ると、元祖バーエンドミラーをはじめ、自転車用のミラーはおしなべて緩い凸型をしていて、広角レンズのような感じになっています。
一方、今回購入したミラー(残り29枚)は完全にまっ平ですので、この差が、広角と望遠の見え方の差になっている模様です。

まだ相当遠くにいる車なんですが、目前に見えてしまいます
SONY DSC-RX100m3 + Zeiss Vario Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8
まぁ、あくまでも後方確認の補助装置なので慣れるまで使ってみて、それでもダメなら凸型のミラーを追加で購入してみましょう。
(まだ、平らなミラーが29枚も残っているのはど~すんの?という課題もありますが・・・。)
次回はもう少しマシなものを紹介予定です(^^)

Shiroさん:
日本で売られている自動車など乗り物のバックミラーは、洗面台や姿見と違ってわずかに曲率が付いてます。
2輪車は左右同じ角度で見るので同じ曲率ですが、4輪車では左右で曲率が異なります。
北米向けの車両では、今回Shiroさんが感じたように大きく映るので、とても違和感があります、いわゆるフラットミラー。
次作に期待します。